シフト勤務のワークライフバランスについて

 転職においてシフトとは敬遠しがちなのですが、共働きが増える昨今いろいろ見直すところも出てきましたのでまとめておきます。

 ワークライフバランスと一言でいうのは簡単ですが、誰のためのワークライフバランスなのかという点です。

 自分を支えてくれた家族との時間もあれば自分で好きなことに集中する時間と人によって意味は異なりますが、今回は前者について触れてみたいと思います。

 30代から40代の転職で非常にネックになっているのが親の介護になり、よく伺うのが下記の3ケースです。

① 親の介護のため現職の制度で時短を選んで働いてきたが同年代や後輩が昇進し、今の現職でのキャリアプランが見えなくなった

② 親が地方に住んでいるや今の現職でそういった制度がなくやむなく転職をしたが時間制限もあり年収が大幅にダウン(最大1/2)し介護が落ち着いたころに戻ろうとしても前の年収でどこも雇ってくれず否応なしにキャリアプランが見えなくなった

③ パートナーにいろいろ対応を頼んでいたがキャパシティを超え家庭が危機的状況になっている

 どんな優秀なキャリアを歩んできた方も上記のようなことが起き、前の年収に戻したいと相談を非常に多く受け、またこういった相談は年々増えてきています。
 ここで転職先でいきなり時短をOKと言ってくれる企業もないですし、上記状況になってからでは正直遅いです。そこで今シフト勤務の需要が非常に高くなっています。


1. 家庭の都合に合わせて勤務ができる                日中の自由が効きやすく家庭の理由に合わせて調整がしやすく、この日のこの時間をカバーしてほしいという点で融通が利きやすい


2. 残業時間が少ない。

3. キャリアパスも企業によっては維持しやすい
現在少子化に伴い、労働人口の雇用が減っている中、どこもロボットを活用してのオートメーション化を推進しており、人とロボットを活用したマネジメントポジションはどの企業でも需要が出てきており特に物流業界では高いと2000万ぐらいの年収もあります。
また、家庭環境が落ち着いたころに昇進し、シフト→土日休みに戻れるところが非常にポイントが高いです。

4. パートナーの理解が得やすい
20代ですと土日休みの方が環境が良かったりしますが30代に近くなるにつれお子様が進学されたりと平日でしかできないイベントや行事が増えてきており、ワークライフバランスの点や担当を折半できたり、自分が負担したりとできパートナーに感謝される割合が増え家庭が前より円満になりましたという話もよく聞きます。

 うまく現職とバランスが取れている方には関係ない話になりましたが、家庭があるとシフトも悪いことばかりではないので、将来の選択肢の一つとしてお考えください。

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