見出し画像

渾身の興行師に、俺はなる。-9.10新宿FACE公演を前に-

久しぶりのnote更新になってしまいました。
継続は力なりと言いますが、こういった継続が出来ないあたり、自分がまだもう一皮剥けられない所以なのかなと自戒を込めて思う次第です。

しかしながら、PPPTOKYOの組織としての運営には日々チカラが入り、今後の展望も見据えて日々あくせく働いている次第です。

そんな我々の次回公演が3日後に迫っています。
2019年にプロモーションとしてスタートさせた回から換算すると5周年記念公演になる今回の新宿FACEショー。

公演の煽りVTR、今っぽく言えばトレーラーがかなりイイ感じ。
名匠・今成夢人さんに感謝します!!

チケットは絶賛発売中でございます!!
お陰様でリングサイド以外の座席種は完売となりましたが、リングサイド¥6000-
のお席は残券アリでございます。
記念すべき日は何としてでも完売札止めの景色を見たい!!

何卒、何卒!

🎟チケットぴあにて前日まで前売り券発売中!!
https://t.pia.jp/pia/ticketInformation.do?eventCd=2403186&rlsCd=001

■興行は“素材”3割、“仕込み”7割

常々、興行は飲食店におけるコース料理なのだと思っています。
美味しい料理というものは、必ずしも全てが絶品の素材を使っているわけではなく、もっと言えば素材にこだわり過ぎたらお店として経費倒れしてしまうわけで。

PPPTOKYOに限って言えば、生え抜きの選手も増えて来る中で、しかしながらハッキリ言って大手団体に比べてしまったら選手の知名度は全くないわけで。

否、業界最大手団体「スターダム」さんから飯田選手参戦!唯一無二のマッチアップ。

しかしながら、そんな選手にお客様が興味を持ち、感情移入をし、会場で感動を味わっていただくマジックを施していかないといけないわけです。

マジックというと言葉尻が悪いかもしれないですが、それは一級品の素材ではないけれど、“仕込み”をしっかりする事で、名店の味を超える可能性があるという事です。

その上で、コース料理の出てくる順番であったりとか
焦らし、サプライズ、定番、リアル…感情の喜怒哀楽を提供出来る構成と仕掛けが肝になってくると考えています。

昔、何かのインタビューで恩師である高木三四郎さんが言っていましたが、
「100g数十円の肉を、いかに万超えの肉として提供するか。」
というマインドは自分の中に強く生きています。

そのために大事なことは

・選手とキャストのマインドセット
・事前プロモーション
・裏方スタッフとの緻密な連携

が大切になってくると思うのです。
大手団体はコンテンツの価値や選手の知名度で一気に顧客を獲得出来るソレがありますが、我々のような小規模団体はいかに地上戦と空中戦を駆使してコツコツ積み上げていくかが鍵になってきます。

上記の中で事前プロモーションに関してやはり予算がかかります。
なので、そこはアイデアと自前の力を駆使して出来る所まで伸ばす事が大切で。

で、それ以上に大切なことは
選手とキャストのマインドセットだと感じています。

業界に10年以上居て、特に選手個人としての活動が多かった時期に体感したこととして、

控室の雰囲気が良い興行は必ず名興行になる。

という事です。
選手個々人がプロフェッショナルであるがゆえに、プロレス興行は主張のぶつけあいや、ある種の“適当感”が生まれることが多くあります。

そこの違和感を取り払い、興行前からゲスト選手含めて、出場する事がワクワクするようなコミュニケーションと仕込みを、プロモーター視点からは強く意識するようにしています。

エチカ復帰戦!ゲスト選手含めて前のめりに盛り上げて頂き本当に感謝です。

選手の育成やキャラクターブランディングについても、注力している事は沢山あって、トライアンドエラーを繰り返し積み上げていっている段階です。
このことはまたの機会にでも。

興行におけるテーマとかゴールって、設定しておいた方が確実に道標を作りやすいと感じています。

その上で、裏方スタッフの方々との連携も超絶大切になってくるわけですよね。
いわゆる「制作」のセクションは、より細かく、緻密に作り上げるに越した事はないです。

■よりPrimitiveに、よりPhyshicalに、よりPhilosopy(哲学)を追求して。

Netflixドラマ「地面師」たちの影響は否定出来ませんが笑、
今回の公演でココを見て欲しい!という事を言語化すると表題のようなニュアンスかなと感じています。

PPPTOKYOは聡明期はとにかくキャッチーで派手な話題で目を引くプロモーションに重きを置いていましたが、所属選手や生え抜き選手も増えていく中で、よりリアルな生き様や闘いを表現していく世界にフェーズが変わってきています。

技術的にもよりベーシックにプリミティブに、闘いに忠実になってきたPPP。
それは肉体を通じて見ているお客様にも徐々に届いているのでは、と感じています。

そしてその中で、各試合に明確なテーマが存在する本公演。
それぞれの所属選手が表現する唯一無二の“生き様”にも注目して欲しい次第です。

何はともあれ、公演まであと3日!!
全力を尽くす次第です。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?