柔術大会初挑戦記・雑感
先日はじめて柔術の大会に参加してきました。
『全日本ノービス柔術選手権』ミドル級にて準優勝する事が出来ました!
ここ一年ほど柔術道場に不定期に(?)通いつつ、そこで感じた柔術の良さやフィードバック等を雑感としてまとめたいと思います。
柔術に興味がある人にとって意味のある記事になればと思ってます。
個人的な主観でもあるので、参考程度にご一読ください。
▪️キッカケ
柔術は以前にも少しだけかじった事がありました。その時は種々の要因で結局ほとんど通わず終わってしまいましたが、30歳超えて何か新しい事に挑戦したいという気持ちは常々ありました。
2年前にパワーリフティングに初挑戦した時に非常に学びが多かったことから、挑戦を辞めない大切さを常日頃から感じて心に留めています。
プロレスラーという仕事柄、変な驕りやプライドがある選手も多い中で、自分は常にフレキシブルに生きたいし、何より「PPPTOKYO」という自分の団体をより多くの人に知ってもらいたい!という気持ちが常に強くあります。
キッカケは色んな場所にあって良いと思ってます。
負けたってバカにされたって、最後に世の中に感動を創り出せればそれでいいんだ。という気持ちは、これまでのキャリアの中で培った自分なりの反骨心なのかもしれません。
▪️入会
ちょうど引っ越しをした時期で、近所で柔術やグラップリングが学べそうな場所を探していたところでした。
その中でたまたま自分の誕生日と同じ日にオープンしていた「ALMA FIGHT GYM LIFE」に問い合わせをしてみました。ご縁です。
たしか大阪での連戦中に電話して、週明けの月曜日に体験に行ったのを覚えてます。
▪️ALMAの良い所
宣伝です。笑
自分は日本特有の道場文化みたいなのが苦手で、その点入会したALMAはアメリカナイズされてて、とても通いやすいです。
代表のグラントさんの人柄の良さと指導力の高さはもちろんですが、ジム全体のガツガツしていない雰囲気がとても好印象でした。
内装もめちゃくちゃキレイで清潔感があります。
あとは柔術と同時に英語が学べる事も非常に良かった!これ、かなりポイント高いです。※日本語でも英語でも指導してくれます。
世田谷で柔術やグラップリング学びたい方は是非!
▪️柔術のメリット①
ゲーム性が高い
柔術はロジカルでゲーム性が高い!
経営者の方々でハマる人が多いのも納得な気がします。
ただガムシャラに身体をぶん回しても何も出来ない中で、いかに習った事を的確に反復出来るかというところに、コツコツ続ける楽しさがあります。
何事もそうですが、3歩進んでは2歩下がる。けれどそこでめげずにまた歩めば、気づいたら10歩くらい進んでる事もある。そんな事が実感しやすい競技です。
あとは、よく言われますが年齢や性別関係なく始めやすい競技な気はします。
※大会では決勝で20代の外国人にボコボコにされましたが…苦笑
▪️柔術のメリット②
股関節はじめ身体機能向上に良い
パワーリフティング始めた時に発覚したのですが、自分は左股関節に重度の機能障害があり、
モビリティドリル等色々と改善に努める中で、柔術の動きや練習は股関節機能改善にめちゃくちゃ効果あるなと日々感じてます。
それ以外にも全身の機能改善にもかなり効果的なので、運動はしてるけど何となく身体の反応がしっくり来ないという方に良いかもしれません。
▪️柔術のメリット③
趣味としてコスパが良い
他のスポーツに比べるとジム会費と道着代だけで長く楽しめるという点では、
様々なアイテムを購入するスポーツに比べたらかなりコスパが良い気はします。
もちろん、突き詰めたらセミナーやアクセサリーとか出費はかさむのでしょうけど。
▪️柔術のメリット④
生活習慣が改善される
これは個人的な事かもしれませんが、仕事柄会食も多く飲酒量も多く、完全に夜型のキャリアを過ごしてきました。
柔術のクラス参加をスケジューリングすることで、仕事やプライベートの時間も前向きに調整する事が出来るようになり、生活習慣が総じて改善された気がします。
朝クラスに出るのが日頃の目標です。笑
一方で、デメリットも雑感としていくつか挙げてみます。
▪️柔術のデメリット①
柔術着がかさばる
純粋に荷物がかさばります。遠くのジムだったら通いづらいかなと。
その点ノーギ(グラップリング)は荷物が少なくて気軽に出来るので個人的には好きです。
▪️柔術のデメリット②
学ぶ時間が限られてしまう
これはパーソナル指導などを受けられれば別ですが、基本的にはクラスに参加して練習するので、行ける時間が限定的になってしまいます。
仕事や別の趣味と並行する人にとっては「今時間が空いた」という時に行けるものではないので、その点しっかりスケジューリングして通わないといけない点がありますね。
例えば筋トレ等、自己完結型の趣味や練習とはその点が異なります。
▪️柔術のデメリット③
ハマりすぎてしまいそう
前述のように柔術はゲーム性が高いので、習う事が無限に続きます。
クリアしていく感覚とか、学ぶ楽しさは脳を気持ちよくさせる部分もあるので、めちゃくちゃハマっていく人が多いのも納得です。
それはもちろん良さでもあり、一方でライフハックされてしまうと様々な事を犠牲にしなければいけなくなるかも。
これは完全に個人のさじ加減ですが、程よくコツコツ続けていきたいものです。
▪️柔術のデメリット④
これはデメリットでもないですし、競技あるあるではありますが、その業界が村社会化している現象は第三者目線で見ると感じます。
よりライトに間口を広げていくことは、どの業界、どの競技にも必要な事かもしれないですし、逆に敷居が高い部分があるからこそ崇高さを増す部分もあるので一長一短かとは思います。
ただ、一つだけこれだけは改善してほしかったのは(大会運営側への提案)
大会において本名でしか参加出来ないということ。
自分は本名公開して活動してますが、本名非公開のタレントさんなどがせっかく競技に興味を持っても、本名でしか大会に出られない…となると間口を広げるチャンスが台無しになる気がしました。
実際に身近なタレントさん(本名非公開)でも、以前柔術ジム入る時点で本名で入会させられ、クラスでも本名で名前呼ばれて、かなり気持ち的に良くなかったと聞いてます。
そういう意味では多様性というか、多くの人たちを巻き込む上での弊害はある気がしました。
余計なお世話かもしれませんが。。。
その点、パワーリフティングの大会に出た時は芸名OKでインフルエンサーなども積極的に参加出来て、間口を広げる意味でとても好印象だったのを覚えています。
▪️大会に参加してみて
とにかく参加してみて良かったです。仕事柄、なかなか頻繁には出られないかもしれないけれど、目標に向かって調整して“作り上げていく“感覚は、こういう機会でないと体験出来ません。
そして、周りの方々への感謝の気持ちがより強くなりますね。その感謝を噛み締めつつ、責任感と使命感を持って向き合う大切さを身を持って体感しました。
プロレスのリングやビジネスがかなり特殊であるがゆえに、格闘家や別競技のアスリートへのリスペクトの気持ちもより強くなります。
▪️総括
というわけで、雑感をだらだらと書き綴ってしまいましたが総じて…
柔術かなりオススメします!!
今後も本業のプロレスラー並びに「PPPTOKYO」の運営、事業拡大、趣味のパワーリフティングと並行して柔術やグラップリングもコツコツ続けていきたいと思います。
押忍。
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