065 フィードバックという恐怖(中編)
前回の続きです
フィードバックには、3つの方法があります。
◆感謝のフィードバック
◆コーチングとしてのフィードバック
◆伸びしろ(エッジ)へのフィードバックです。
今回は、「◆コーチングとしてのフィードバック」を扱います。
Jimは「コーチング :当人がどんなスキルを使っているかを指摘する。
より効果的なトレーナーになるために、助言やリクエストをすることもある」と語りました。
NVCトレーナー候補生向けの定義なので、これを、普段使いに直すと
◆相手のうまく行っているところなどの気づきを投げかける。
場合によっては、助言したり、リクエストする。
と解釈しました。
例えば
「部下に厳しくしてしまって、私はダメな上司なんです」という自己評価を聞いたならば
「あなたは、部下に優しくしたいと願っているのですね」と伝える。
「自分なんて、嫌われ者だから、仲間外れでも仕方ないんです」と言われたら
「ひょっとして、もっと人に愛され、友人の輪の中で過ごしたいという願いがあったりしませんか?」と伝え返す
あるいは、共感的に誰かを聞いている人の場面を見て、
◆「相手にマイクを向ける」というのを大切に続けていたように私には思えます。
◆3回ほど、相手の人の話をさえぎってご自分の感想を言葉にしたように見受けられました。
等々、事実に基づいて、共感的に聴くスキルのフィードバックをすることも考えられます。
コーチングのフィードバックとは、私にとっては、愛の状態に自分を置いて、愛情から相手に差し出すプロセスです。
受取るのも良し、受け取らないのも良し
あなたを変えたくない、と同時に、あなたに何か新しい気付きがあると良いなと思ってそばに居ること。
NVCのフィードバックって、もらうと幸せになるよな~ と思います。
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