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2020年になりました ━定番が覆る━

あけましておめでとうございます。
新年というのは想いを発信しやすくてとてもいいなと毎年思います。

リクシィの話:2019年を振り返る

■2019年振り返り
1-3月:ファイナンスのクロージング
4-6月:資金があればやりたかったことをスピード重視でやる
7-9月:リクシィズが増え、組織のことを考えるウェイトが高まる
10-12月:事業・組織、両面で必要な見直しをかける

個人としては、今までの人生で最も色々なことをやった1年だったように思います。ファイナンスしかり、マーケティングしかり、PRしかり。比較的、会社の中に籠っていたことが多かったと思いますが、個人レベルではYouTuberも始めました。YouTubeはいまのところ、どうやら同業界の皆さまの視聴者が多いようです。

*100人には到達しましたが、ぜひチャンネル登録をお願いします!

*やりながら模索していますが、これが最も反応が良い感じ

2019年は、失敗したものも成功につながったものもたくさんで。特に、10-12月、「必要な見直し」など不要であれば理想的でしたし、反省すべきことが多々ありました・・・。ホントに泥臭くやっています。

結婚式の話:定番が覆る

結婚式で言えば、令和の改元が予想以上に影響が大きかった印象で、世間の目が、結婚式も変わってきてるんじゃないの?という雰囲気になってきたように思います。

これは非常に大きなことで、2019年は、新聞にテレビに雑誌にと広報観点で露出を増やせましたが、取り上げられ方が「令和時代の結婚式」とか「定番が覆っている」という切り口で、今までにはなかった流れだと思います。実際のお客様やSNS上でも肌感覚で変化を感じます。
(定番が覆っていると言いたくて、キービジュアルも選んでみた。)

年末、日本のウエディングの先駆者であり50年近く携わっておられるという重鎮な皆さま3名(御年合計240歳とか)と39歳の私(年の差40歳!)で、パネルディスカッションの機会をいただきました。

*レポ記事、私もちゃんと(?)スーツです。

自分はまだ業界経験約10年なのに対して、重鎮な皆さまは50年。
結婚式という文化がどのようにつくられてきたのか、改めて学ぶ機会になりました。

例えば、結婚式の流行り廃りもグルグルまわっているとか。
*いま広まっている人前式は昔の主流だった

例えば、ウエディングドレスと教会式が広まった理由とか。
*1981年のダイアナ妃のロイヤルウエディングの影響が大きいそう

結婚式否定派の方の意見に「なんで無宗教なのに結婚式の時だけ神様に誓うか意味がわからない」というものがあります。実は40年前に教会式が流行りだしたタイミングで、産業内でもそのツッコミはあったと。でも、やりたい人多いしなということで、ある意味ファッション的に広まっていったわけです。今、その時の懸念が顕在化しているという感じで。「なんで…」の質問にまともに答えるなら、「昔それが流行ったから。そのニーズに合わせて式場つくると変えるコストが大変で、変化しにくい。」みたいな言い方になるかもしれません。

その意味では、元に戻せばいいと思うと産業としてはイメージしやすいかもしれません。前々からそのあたりを意識している式場はチャペルと呼ばずに、ホールと呼んだりしていて、そういう差が独自性となって競争優位性に繋がっていくということもあるだろうなと思います。

個人的には、ここ3年以内にゴンドラ復活説を唱えたいと思います!
(かなりリスキー)

私の話:今年は外に出ていきます

さて、リクシィのvalueに、new socialというものがあります。
社会に新しい価値を。

自分が起業した理由の1つに自分にしかできないことで社会に貢献したい、という想いがありました。他の人でもできそうなことなら、わざわざ自分がやる価値があるのかと考えた時に、結婚式という文化をつくっていくのは非常にやりがいがあるなと思ったのです。

また、テクノロジーがより進化し、目まぐるしく世界が変わっていくこのタイミングで、結婚式がうまくアップデートできるのか、このウエディングインフラをどう活用していくのかは極めて重要なテーマです。デジタルのバックグラウンドを持っている個人自体がホントにいない産業だなと思うと、自分がやるしかないと心に灯が点いてしまったのです。

しかも。下手するとやらない人も昔より多くなっているという危機も迫っている中で、世界で唯一(!?)結婚式をやらない変わった国になるのか、祭りの価値、集う価値、応援してもらえていることを感じ、自分達の人生に自信を持ち、オリジナルなコミュニティをつくっていくきっかけにできる貴重なきかっけとして結婚式が進化していくのか。そんな産業と文化のど真ん中で勝負できる環境がエキサイティングで、その想いは全く変わりません。

ちなみに、非実施率はここ数年増加していないそうで、なし婚が増えてる!みたいな記事はもう飽きてます。少なくとも業界の皆さまは、ポジショントークで非実施が増えてるというのはやめましょうw
「下げ止まったんですが増やしたい」と言いましょうw

スタートアップとして学んだことも多々ありました。特に2019年は学習モードで株主の皆さま筆頭に、様々な方に助けていただけて、起業しないとこういう経験はできなかったなと思っています。3年半でまだこんな状態か…と焦る気持ち、自分の無力感と向き合いながらも、「そんなことはどうでも良いことで、ミッションとゴールの達成がすべて」と、前に進む以外に道は無いのだとスッキリしています。

会社も、個人も、産業も分岐点にある2020年ですが、とにかく自分たちがやるべきだと信じることを最短距離で、徹底的に、しつこくゴールするまでやっていき、定番を覆していきたいと思います。

とりあえず2020年は、全国行脚しながら各地のウエディングな皆さまとの接点を増やしにいきたいと思います。講演なども積極的に行いながら(今週はは仙台!)、自分達でもプチイベントの機会を増やしていきながら、社で掲げている目標を達成したいと思います。

最後に告知:1/29(水)@大阪で業界向けセミナー

というわけで早速告知ですが、1/29(水)に業界向けセミナーをすることにしました。

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協力くださるのはバリューマネジメント笠さん。私が知る限りウエディング業界でも有数のマーケッターでいらっしゃると思いますが、様々な事例や、今後の展望など、個々に、また、ディスカッションも重ねて実施したいと思います。できればもうお一方ゲストをお招きできればとも思っています。

珍しい大阪開催になりますので、参加のご希望あればぜひこちらからお申込みください!

本年も、よろしくお願いします!

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