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RB2022 世田谷区一部 秋季大会初戦
季節は変わって早くも秋…ではなく、記録的な猛暑が続く7月下旬に、秋季大会の初戦を迎えることになりました。近年の天候以上で日程消化が危ぶまれるが故の対応です。
8月末からの秋季都大会を控えている我がチームとしては、代表権を得ていながら負けることは許されない戦いです。勝てば2回戦は9月以降に設定されているため、今回の初戦は内容に拘って勝利し、次なる都大会へのはずみにしようと臨みました。
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車座でミーティングを行うチーム一同。感染症予防のためのマスクも、一人一人お忘れなく。
後攻の我がチームは1回表、ベスト4止まりの雪辱に燃える先発のY投手がマウンドへ。先頭打者のファウルフライをO捕手が見事なダイビングキャッチで貴重なワンアウト。後続を投ゴロ、三振と3人で締める上々のスタートでした。
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Y投手とさわやかな笑顔でベンチに戻るO捕手
1回裏、守備で勢いづいた我がチームの先頭はベテランのK選手。勝手に「生涯一番打者」と名乗り、良くも悪くも長年数々のスタンドプレーを重ねてきた選手です。2球目をセンター横に運ぶツーベースで出塁。いきなり無死二塁と流れ通りのチャンスメークとなりました。
が、続くT選手のライトフライに何を血迷ったのか二塁ベースは戻らず、何と三塁に向け脱兎の如くスタート!誰もが余裕で二塁フォースアウトと思いきや、そんな基本のキ的なボーンヘッドは想定する由もなかったせいか、相手ライトが慌てて投げた返球は三塁手の頭を越える悪送球。労せずして先制のホームとなりました。
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白い目で全員に見られていても「これで勝てばオレがヒーローさ」と呟いていたとか!
先制の仕方に不安を感じたのか、2回表のマウンドに立ったY投手は先頭にストレートの四球を与えてしまいました。続く打者を投ゴロに仕留め1-6-3のゲッツーのはずが、守備時の送球不安が現実となり、Y投手の投げた球は二塁ベースを逸れる悪送球で無死二塁の大ピンチ!
流れは完全に相手に傾き、7番にレフト前を打たれ早くも同点…と思いきや、前日の練習試合でスパイクを忘れ、滑って散々なプレーを露呈したレフトK選手が、今回はスパイクでしっかり地を踏みしめた素早い送球で本塁タッチアウト!この回をゼロで終えることができました。
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3回・4回を被安打1、奪三振3の力投でゼロに抑え、味方打線の援護を待ちます。
3回裏の攻撃、先頭は好返球を見せてくれた9番K選手から。自ら掴んだ勢いを打撃でも!と期待がかかりましたが、ファウルや空振りを挟んで1-2と追い込まれた5球目を平凡なライトフライに倒れました。2番T選手が二死よりヒットで出塁し、3番I選手が四球で一・二塁のチャンスを得ますが、4番K選手はあえなく空振り三振。追加点が遠い展開が続きました。
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迷いだらけだった前日の様子とは違い、改めてスパイクを履く重要性を気づかせてくれます。
先発Y投手の力投に応えたい我がチームは4回裏、一死から6番Y投手が相手のショートゴロ悪送球で出塁。7番O捕手が四球を選び、更に「当たり屋」で名高い8番N選手が当たらずに得意のセーフティーバントでつなぎ、願ってもない満塁のチャンスを作りました。
9番への代打H選手が空振り三振し、二死となって打順は1番に戻りベテランのK選手。ここもベンチが動き、同じくベテランのM投手が代打で登場しました。ここぞの場面で数々の活躍を重ねてきた姿そのままに、2球でツーストライクと追い込まれてからファウルを重ね、際どいボールを見送り続けた8球目、しぶとくレフト前に運ぶ2点タイムリー!貴重な追加点で3-0となりました。
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一気にベンチが押せ押せのムードとなった一打でした。
貴重な2点タイムリーを放ち、気分の良いままM投手は5回表のマウンドに立ちました。並行して出場している壮年リーグでは投打に大活躍との噂通り、低めへの制球と変化球を混ぜながら、1番から始まった相手打線を見逃し三振、遊ゴ、遊飛と全く危なげないピッチングを披露し、流れを完全に我がチームへと傾かせてくれました。
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「壮年リーグで大活躍の噂は現実だぜ」と、全メンバーに知らしめた内容でした。
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5番打者として、3打数2安打1打点と好調ぶりを発揮してくれました。
5回裏の攻撃は2番のT選手から。相手の3連続エラーにてチャンスを広げた我がチームは、5番K選手のツーベースなどでダメ押しの3点を奪い、勝利を決定づけることとなりました。8番の代打I選手が放ったゴロもサードのエラーを誘い、ここで時間切れとなり6-0で試合終了。2回戦へコマを進めました。
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10何年かぶりに新調したマイバットで、大昔の勝負強い打撃を見せてほしいです。
2回戦は9月に予定されているため、我がチームの次の目標はいよいよ、初出場となる約1ヶ月後の東京都大会です。この試合でも走塁ミスや悪送球、先頭打者への四球など、まだまだ自ら流れを絶ってしまうプレーが見られました。
過去にない猛暑が続きますが、各自がコンディションを整えながら平日を過ごし、週末の練習試合で課題を修正・克服することが望まれています。
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その姿勢は、勝利の女神でもあるK選手の妻、Tさんも同じです。
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戦う相手がいるからこそ自分たちは向上できることに、今後も敬意を表し続けていきます。