セブンイレブン創業者の鈴木敏文さんの読書術がすごいというか柔軟すぎるのでメモと共有。
セブンイレブン創業者の鈴木敏文さんの読書術が非常に面白いし、ハッとさせられるのでメモと共有します。
私たちって本を読むとき、重要だなと思ったりしたらそこに線をひいたりしますよね。
でもセブンイレブン創業者の鈴木敏文さんは「本を読んで線を引いた箇所には学びがない」と言って、自分が線を引かなかったところにどのような学びが潜んでいるかを探求したそうですよ。
なんでこんなことするのか?
線を引いたと言う事は、その行為の元となっているのが自分の既成概念だからです。
人間には思考の枠組みというのがあり、この枠組みと言うのは過去の成功体験、既に知っていること、自分の中で当たり前のこと、 自分の育った環境によって出来上がったものです。
その枠組みと言う眼鏡をかけて本を読んでいるので、これは重要だと思ったところなど線を引くわけですね。
しかし生まれ育った環境や考え方が人それぞれ違うように、線を引く箇所も人それぞれやっぱ違うわけです。
ペットボトルのお茶を見て(職業やその人のおかれている背景によって)、飲み物と捉える人もいれば、色の種類を着目する人もいれば、書体に注目する人もいれば、形状に意識が向く人もどこのメーカーかに目が行く人もいます。
私たちの思考はこの枠組みによって支配されています。 鈴木敏文さんはそのことを十分に理解して、自分の考え方を柔軟にするためにこのように言ったわけです。
ヒット商品などが出ると市場のニーズを理解していると言う思い込みが生まれて、その思い込みによって市場の微妙な変化に気づけなくなる、というリスクがあるとマーケティングの世界ではよく言われます。
自分の思考の枠組みを常に疑い、いろんな人の話や解釈を聞いて、 新しい発想や視点を得て自分の思考の枠組みをどんどん広げていくことってとても重要ですね。
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