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僕は、僕で変わり続けたい。

いよいよ半年間の集大成

2022年12月10日(土)。
神奈川県横浜市みなとみらいの横浜ランドマークタワーにあるシェアスペース「BUKATSUDO」で「企画でメシを食っていく2022(通称:企画メシ)」の最終回が開催されました。

6月から始まった企画メシは、
全国各地から48名の参加者(通称:企画生)が参加し、
企画について共に学び合う半年間の連続講座。

主催の阿部広太郎さんから「あなたは企画生です」とメールいただいた時、エントリーシートを受け取ってもらえた喜びが忘れられないです。

当時の僕は、
仕事が上手くいかず、自信を無くし、
自分を変えるために企画メシへエントリーしました。

全7回の講座では、
お招きしたゲスト講師からお話を伺ったり、
企画生同士でチームを組んだり、
毎回様々な視点から課題が出されます。

企画生の方々とは、全くの知らない人同士で、
最初は、絶妙に距離を取り合い、様子を覗っていたが、
お互いが課題に向き合い、学ぼうという姿勢を持ち、
言葉を送り合う過程で、関係性を紡いできました。

あなたはどんな企画をする人になりたいですか?

そして今月、いよいよ最終回を迎えたわけですが、
最終課題は「自分の企画」。

最終課題『自分の企画』
「自分の企画」〜自分の道を企画する〜
「あなたはどんな企画をする人になりますか?」
※PDF_1枚にして提出をお願いします

課題文より引用

自分と向き合い続けた、半年間。
僕なりの答えは、こちらです。

僕が企画メシに参加して大きく変わったことは、
自分』という存在を認めれるようになれました。

半年間、自分と向き合い続ける道のりは、
順風満帆に進むわけもなく、課題に頭を悩まし、
他の企画生に圧倒され、心が折れかけ、モヤモヤを残したまま、
課題を提出したこともあります。

ただ企画メシの、できる、できない関係なく、
お互いを受け止め合う文化に何度も救われました。

でも本当の自分を開示するのは怖くて、
なんだか恥ずかしい気持ちもある。

「受け入れてもらえなかったらどうしよう」
と不安な気持ちを抱えながらも、
受け止めてくれる仲間がいると思うと、
徐々にありのままの自分を出せるようになりました。

さらに企画メシでは、
自分の思いを言葉で表すだけではなく、
相手の思いを言葉で知り、
相手のために言葉を贈り合えたので
「一対複数」ではなく「一対一」の関係性を
築くことができました。

お互いが全く違う背景や理由で企画メシに参加し、
今こうして出会えたことを考えると、
相手のことを含め、自分のことも認めることができました。

改めて、僕は一人ひとりが「一対一」で繋がり合う
企画が作れるようになりたいです。

そして、「自分の企画」のビジュアルは、
第1回目の「広告の企画」をアップデートしたもの。

「広告の企画」では、
キャッチコピーを「僕は、変わり続けたい」と掲げましたが、
半年経って「自分」という軸を持ちながら、変わり続けたいと
思えるようになれたので「自分の企画」のキャッチコピーを
僕は、僕で変わり続けたい』へ変更しました。

私が私になっていく

慣れない関東。慣れない電車移動。
さらに電車の乗り換えの難易度が高い。
慣れないこと続きであたふたしながらも、
なんとかみらいの横浜ランドマークタワーに到着しました。

そして「BUKATSUDO」に入った瞬間、
本物の企画生の皆さんがいた。

とりあえず受付を済まし、
卒業アルバムを受け取り、
オリジナル名刺に名前を書いたが、
講義までの時間の使い方は全く分からない。

会場設営のお手伝いをすれば良いのか、
お一人ずつご挨拶にまわったら良いのか、
情報量が多さについていけなかった結果、
準備の邪魔をしないように
部屋の端っこに立っているだけになり、
大いに人見知り力を発揮してしまった。

オンラインで半年間、
コミュニケーションを取っていたはずなのに、
実際に会うと上手く声が掛けれない。
どうしよう。

全く頭の整理ができず、
上手くコミュニケーションが取れないまま、
ついに最終回が始まった。

最終回のゲスト講師は、企画生の「あなた」。
志願制で3分間のプレゼンをする機会が与えられた。

冒頭に阿部さんからのお話があり、
一人ずつ順にプレゼンが始まる。
僕の発表順は、最後の前。

皆さんのプレゼンは、
嘘のない言葉で「自分の道を切り開いていく」
という意思が感じられ、発表という形だったが、
自分にも言い聞かせているように感じ取れた。

「やっぱり企画メシに参加して間違いじゃなかった」と
噛みしめるようにプレゼンを聞いていると、
少しずついつも通りの自分を取り戻せた気がする。

そしていよいよ、僕のプレゼンの順番が回ってきた。
心に全く余裕はなかったけれど、
皆さんのプレゼンを聞いたおかげ、
不思議と安心感があった。

半年間、支え合ってきた仲間が目の前にいる。

ありのままの僕を受け止めてくれると信じていたから、
自分なりに、ゆっくり、丁寧に発表できたと思う。

プレゼン発表の様子


半年間、温め続けた企画

実は、企画メシの参加が決まった時から
最終講義まで温めきた企画がありまして…。

ついに実行できました。

それは、企画メシ最終講義後に「ASOBI」で乾杯すること。

ASOBIとは、僕が働いている会社で造っているクラフトビール。

地元産ホップを使用し、
柑橘類のようなフルーティーな香りと強すぎない苦み、
麦の優しい甘みが楽しめるのが特徴です。
(ちょこっとだけ告知させてください!)

僕がASOBIを企画メシの場に持ち込んだのには、
皆さんとの再会に乾杯をしたいというのもあるが、
理由は他にもある。

ASOBIをリリースしたのは約2年前。
リリース前のまだ商品名も決まっていない頃に、
社内で「どんなシーンでビールを飲んで欲しいか」を議論した。

一週間のご褒美に。一家団欒のお食事に。新たな挑戦が生まれる場に。
友人との再会に。大切な人とのデートに。アウトドアのお食事に。

沢山のシーンをイメージし、意見を出し合いながら見えてきたのは、
僕達は、遊び心とワクワク感にあふれたシーンに寄り添うビールを造りたいということ。

飲んでくださるお客さまが、遊び心とワクワク感にあふれた、
豊かな時間を過ごしてほしい。
そんなシーンに寄り添うために「ASOBI」と名づけました。

僕の中では、企画メシの打ち上げが
ASOBIのピッタリだと思った。

今まで向き合ってきた企画、
仲間と共に取り組んだ企画、
これからの企画について。

半年間共に走り抜けた皆さんと
同じ時間を同じ空間で分かり合える場を
きっと待ち望んでいる。

僕自身、最終講義の日は、
仕事ではなく、一人の企画生として、
皆さんと豊かな時間を過ごすために、
ASOBIを持ち込ませていただきました。

地元産ホップ使用したクラフトビール「ASOBI」

さらにお歳暮シーズンの忙しい時期に、
無理を言って到着時間を合わせてくれた運送会社の方に感謝です。
乾杯寸前に到着させるサプライズは少しヒヤッとしたけれど、
盛り上げる演出として最高でした。(笑)

飲んでいただいた皆さんから
嬉しいお言葉をかけていただいたり、
一緒に乾杯ができたことが本当に幸せでした。

皆さんとの乾杯の様子

企画メシが終了して約2週間が経過しましたが、
まだまだ企画メシロスが止まりません。

そしてSNSを見る限り、きっと皆さんもロスが止まらない様子。
でも僕は、不思議と寂しさは少ないです。

企画メシ2022は、一区切りついたかもしれないですが、
関係性は始まったばかりで、これからも続く。

僕は少し離れた場所に住んでいて、
頻繁に会うことは、出来ないかもしれないけれど、
その分、会える時間を大切にしたいし、再会を楽しみたいです。

阿部さん、企画生の皆さん、
本当に、本当に半年間ありがとうございました。
またお会いしましょう!

半年間、ありがとうございました。

photo by さとうあやかさん(言葉の企画 2020)


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