【DAY1全勝 最終71位】ピジョコン甲子園<ピジョコン徹底解説>
1. はじめに
みなさんこんにちは!
水ポケモン大好きな都内ポケカプレイヤーのマサ(@masayoshi_happy)です。
私はBWの頃からポケモンカードを嗜んでおり、過去にはCLで準優勝したこともあります!
最近は大型大会で法被を着てポケカを遊んでます!!!
この写真は、CL東京でDAY1の予選全勝してニッコニコな私ですね笑
CL東京2025ではピジョットコントロール(以下、ピジョコン)を使ってDAY1全勝で抜けることができ、最終成績71位/5000人を取ることができました!
ピジョコンはずっと使用しており、2024シーズンのシティリーグS4ではTOP8、CL札幌2024ではDAY2進出とそれなりに良い結果を残せたと思います。
本日はCLの対戦レポートと解説を兼ねてnoteを書こうと思います。
さて本稿について、
前半はCLの振り返りや根本にある考え方、デッキの選択理由などを書いていきます。
後半はピジョコンの回し方や理由付きで採用カード・不採用カード、各対面における考え方を書いていこうと思います。
ピジョコン甲子園というタイトルの由来も気づいてもらえたらと思います!
よかったら最後まで読んでみてください!
それでは、目次は以下の通りになります。
前半はポケモンカード初心者の方やピジョコンをよく知らない方でも読みやすく書いたつもりなので、よかったらリフレッシュとして読んでみてください!
ピジョコンを使用した理由
ズバリ、「色んなデッキに対して、様々な勝ち筋を追える」からです。
「デッキ60枚が人によって違うためバレにくく、誤った対処法をされると勝ちやすい」というのもピジョコンの大きなメリットですが、CLという大舞台ではどうなんだろうと思っていました。
しかし苦手なデッキに出しても殴り勝つプランやサイドを取り切られないプランが多数存在しているという柔軟性が素晴らしいデッキで、今回持っていけば勝ち切れる自信があったため、握ることにしました!
特に環境にも多いリザードンデッキ、タケルライコオーガポンデッキ、カビゴンデッキに強かったのも非常にマッチしていたと思います。
後の[ピジョコンとは]の部分でも書いていますが、ピジョコンというデッキの勝ち方は「サイドを6枚取り切る」のみではありません。
この特徴から環境にいる多くのデッキに有利が取れ、不利なデッキに対してもピジョコン自身が持つ柔軟性から対応できるといっても過言ではありません。
現在の環境は良くも悪くも雑多環境であり、リザードン、タケルライコ、ルギア、サーナイト、レジドラゴ、ドラパルト、カビゴン、トドロクツキ、ミライドンなどたねポケモンで殴るデッキから2進化ポケモンで殴るデッキ、相手の山札切れを狙うデッキなど様々なデッキが存在しています。
たねポケモンで殴るデッキを使っても後半の【ナンジャモ】+捲り能力を乗り越えられない、2進化ポケモンで殴るデッキを使っても序盤の【ジャッジマン】+相手の速度を乗り越えられないなどのどうしようもない負けパターンが存在してしまいます。
安定して全てのデッキに勝てうるデッキといえばピジョコンなのです。
ピジョコンはデッキの性質上、相手の動きを止められるカードが多く入ります。
例えば、バトル場に下記ポケモンを出して盤面を形成することで相手の要求を増やしリソースを枯らすことができます。
つまり、序盤を凌いでリソース勝負に持ち込むことができます。
止まった相手に対して猛攻をしかけて勝ち切ることもあるので非常に面白いです。
これ以上は後半部分で書いていこうと思います。
ピジョコンとは
そもそもピジョットコントロール通称ピジョコンとは、どのようなデッキでしょうか。
ずばり【ピジョットex】のマッハサーチを使用して相手の行動に対する回答札を毎ターンプレイするコントロールデッキです。
使用している自分で言うのもなんですが、難易度はSSS級いや、鬼レベルです!
毎ターン的確に必要な札をプレイする必要がある上に、通常他のデッキよりも勝ち方が多く存在しているため対面・盤面による的確なプレイが必要です。
ピジョコンの主な勝ち方は以下の通りです。
特殊勝利を除くポケカのほとんどの勝ち方が含まれていると思います。
(持論ではありますが、L.O.は特殊勝利ではないと思っています。相手の山札を上からトラッシュするカードがどのレギュレーションに存在していてルールブックにも記されている正当な勝利条件として認められているからです。)
様々なデッキに対して色々なアプローチで勝ちたいと言う超強欲な人(もちろん褒め言葉ですよ!!!)にぴったりです!
さて、ピジョコンは日本では戦ったことすらない人や耳にしたことがあるだけの人も多くいらっしゃると聞いています。
ピジョコンは実際、メジャーなデッキではないですが、どこに魅力があり、「どうして人はピジョコンを使うのか?」に関して理解してもらえたらなと思います。
ピジョコンに関して私は次のように考えています。
ピッチングとバッティングが重要
え?いきなりどういうこと?と思う方もいるかと思います。
ポケモンカードのゲーム性は、相手のポケモンを倒しながら相手に要求を押し付けるカードゲームです。
私は相手のポケモンを倒すのがバッティング(飛んできた球を打ち返す)で、相手にポケモンを出して要求を押し付けるのがピッチング(出した球が返されないようにする)だと思っています。
野球にちなんでピジョコン甲子園と名付けました。
例えば、【リザードンex】でバーニングダークを使って相手のポケモンを倒すことはバッティングで、そのときに【ナンジャモ】で手札干渉しながらバトル場のポケモンに【ヒーローマント】をつけるのがピッチングです。
おそらく、ポケカで遊んでいる人たち誰もが気付かないうちにこれを実践できていると思います。
現環境に多く存在しているデッキにおいて、殴ってサイド6枚を取り切ることがコンセプトであることが多いです。つまりバッティングがメインのデッキでしょう。
それに対して、カビゴンデッキは基本的にピッチングがメインのデッキと言えるでしょう。
これらの考え方が顕著に出るのがピジョコンです。
相手のリソースを枯らせるために【ミミッキュ】をバトル場に出そう、相手のアタッカーを倒すために【ガチグマ アカツキex】で相手のポケモンを倒そう、前者はピッチングで後者はバッティングです。
ピジョコンの場合、他のデッキと比較してもピッチングの比率も高いです。
【ミミッキュ】や【オーガポン いしずえのめんex】、【オンバーンex】、新弾なら【ミロカロスex】のようなワザ無効系ポケモンのみならず【カビゴン】や【オーガポン いどのめんex】のような相手の動きを封じるポケモンを出すことも多いです。
どのようなタイミングでどのポケモンをピッチングすれば相手は球を打ち返せなくて、どのようなタイミングでバッティングすればゲーム全体として勝つことができるかを常に考える必要があります。
これら両方の動きが正確にできないと、ポケモンカードゲームにおいて勝ち続けることはできないでしょう。
勝ち方が多様である以上に、ピジョコンが難しいと言われてしまう要因はそこにあると思います。
逆に言えば、これらのことが自然にできるようになれば大谷翔平選手のような最強両刀プレイヤーになれるといっても過言ではありません。
この考え方は他のデッキを使用している時でも必ず役に立つでしょう。
当日のマッチング
さて、ここでTea Breakとして私マサのCL東京のマッチングを載せていきます。
このように、CL当日は様々なデッキに当たってきました。意外とリザードンに避けられていたみたいで寂しいですね。
あと一勝でTop cutという試合が連続していただけに悔しい気持ちもありますが、次回開催に向けてまたプレイングを磨き上げていきたいですね。
余談にはなりますが、公式YouTubeの生放送にも名前が載っていたみたいですね!
12戦終了時点では2位だったみたいで、友人には「2025年シーズン最初のCL優勝がピジョコンだったら超面白いね」なんて言われましたね。
(このあと3連敗してしまい順位が落ちてしまいました…)
さて先述の通り、ピジョコンには様々な勝ち方があって実際にそれを実践できていたと思います。
実際、環境に多くいるタケルライコオーガポンへの勝ち方は一偏倒ではありません。
ざっと思いつくだけでもこんなところでしょうか。勝利リスクは下に行くほど高くなっています。
詳しい内容は後半部分に書こうと思います。
2. デッキの回し方
お待たせしました。
ここではピジョコンの回し方について説明します。
ピジョコンの説明に入る前に、環境にも多いカビゴンコントロールデッキを想定してみます。
実際に次のような場面に遭遇する可能性があるかもしれません。
例えば、このような場面に遭遇したらあなたはどうしますか?
トドロクツキexデッキを使用している人の気持ちになって、「何をされたら一番困るのか」を理由も併せて考えてみてください。
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