停まらない階は書かない。
先日行った総合病院でのこと。エレベーターが6基ほど並んでいて、各々に停まる階が違っていて、渋滞を避ける運用になっていました。
しかし、病院の案内としてはちょっと分かりづらいところがありました。それは「どの階に停まるのか」が一瞬見ただけでは分からないデザインでした。それがコレ↓
(パッと見てまず文字が多すぎるんですがそれはさておき)右扉に12FからBFまで全ての階が書かれています。どの階に停止して、どの階は停まらないのか分からない。でもよく見ると「停まらない階はグレーで」描かれています。つまり11F〜6Fは停まらない。しかし、それに気付くのに10秒ほど要してしまいました。案内のサインならば、もっと感覚的に無意識レベルで識別できるようで無ければ、分かりやすいデザインとは言えないですね。私のほかにもレベーターを探しているご夫婦がいらっしゃいましたが、どれに乗れば良いか二人で悩んでいました。6基もあるとなかなか時間がかかります。色々な人が来る病院ですから、ほんの些細なことですが、分かりづらい、使いづらいのは改善するべきです。
では、どんなデザインだった良いでしょう。
それは「停まらない階は書かない」です。
ちょっとデザインしてみました。
いかがでしょうか。ポイントは、
【1】停まらない階は書かないこと。
【2】停まらない階は点線で表現しつつ、かつ「12F」を見落としてしまわないように点線で12Fまで繋ぎ、視覚導線をキープしました。
【3】元々貼ってあるシールを活かしたまま改善できること。(大変ではありますが(笑)、部分的に「削る」ことで今日から直せます)
ぜひ参考になれば嬉しいです、新潟大学医歯学総合病院さん。先日はお世話になりました(^ ^)
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