春の雪
瀬を早(はや)み 岩にせかるる 滝川(たきがは)の
われても末(すゑ)に 逢はむとぞ思ふ
川の瀬の流れが速く、岩にせき止められた急流が2つに分かれる。しかしまた1つになるように、愛しいあの人と今は分かれても、きっと再会しよう。
ブラック企業というかどうか分からないけど、その当時夕方から朝まで働いて、寝たらまた仕事という繰り返しでした、彼女に会ったのはそんな時だった、勝ち気で、明るくて、芯の強い子だった、キリシタンであらゆる縛りに彼女は自ら進んで自分を捧げてた、私は無骨で無神経で粗雑だったから、なんで付き合う事になったのかも分からないが、ずっと会いたかった、いつでもどんなに疲れていても、日の出を背に車を走らせた、自分の事はどうなっても良いと思ってた、それが彼女を余計に苦しめたのかも知れない、大正の世はそれ以上に制限や縛りがあったのだろう、命をかける価値の測り方なんか誰にも分からないでしょ?彼らが望んだのであれば正解じゃなくても間違いじゃ無いと思う、桜の季節にまた会おう。