アドラー心理学 番外編#1
霜降り明星せいやの自伝、人生を変えたコントをみてアドラー心理学を感じた。
作中でせいやは高校に入りいじめられているという環境下を打開しようとする。"一軍"グループが一発ギャグ大会を開きウケなかったら肩パンをするというルールで、せいやがターザンのモノマネ風をしたところ、最初から一軍は笑う気がないので肩パンでボコられたという話だ。
まさに目的論である。せいやの例は極端かもしれないがお笑いはここに近いものがある。絶対に笑う、笑わないを心の中で初めから決めている。周りの空気感や状況を先読みして行動しているのだ。
面白かった結果笑うのではない。笑うためにその事象を面白いと捉えている。
お笑いは面白い前提で見た方がずっと楽しくて幸せだと思う。心をオープンにして身を任せる。ただ自分もそうだが心が簡単に開けない人は、周りに多くの人がいる時、自分がどう思われるのかを気にして笑えないことがある。
これは非常に勿体無い。なぜなら作り笑いではなく心から笑える時、人は幸せを感じるからだ。
最近訪れた温泉宿で地蔵の絵と共にこんな言葉を見つけた。
「あるがまま、なすがまま」
ただでさえ社会や人の目は自分を緊張させる性質がある。こんなマインドで日々を過ごしたい。