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約束を守る

いつだって、この人かっこいいな、尊敬できるなーって人は、自分と目線を合わせてくれる人だった。
僕もそんな人間になりたいと思っている。

「お前のために言っている」って散々言われてきたけど、一度も心に響いたことは無かった気がする。
大概の人は口を開けば自慢話ばかり。

「〇〇を知ってる。お世話したのは自分だから」とか。
金持ち自慢とか、学歴自慢とか。
自分の会社がどれだけ凄いかとか。

「へぇー!凄いですね!」って言ってるけど、心の中では

それでー?過去の事自慢してるけど今何努力してんの?
自慢してるけどそれはあなた自身のことじゃないよね?
凄いって言って欲しいんでしょ?
そんなに凄いって言ってくれる人いないの?寂しいの?
分かりましたよー!言いますよ!
凄いって言えば良いんでしょ?

って思ってる時あります(すみませんいつもこうじゃないです)

もう聞き飽きました!!笑

前職で大好きだった先輩は、とてもおしゃれで、間違ってると思った事ははっきり間違ってると言って、酔っ払うととても面白くて、センスが半端なくて。
とーっても色気があって。冷静だけど、熱い人で。
普段は少し怖くて、近寄りがたい雰囲気なんだけど、時々とても優しくて。

今でも目標にしてるくらい、尊敬する先輩。

あの人だったら言わないんだろうな。マウント取るようなこと。

僕に普段会う人は、もし僕がマウント取ろうとしてたら、迷わずぶっ飛ばしてください笑

そんな先輩から僕が異動する時にもらったメッセージは、「約束を守る事」だった。
その時は正直当たり前すぎると思ってたけど、今ならはっきりと感じられる。

約束を守る事は、実はとても難しい。
大人になって、経験が増えてくると、言い訳するスキルも覚える。
納期が守れなかったり、約束を果たせないと、もっともらしい言い訳を考えてしまう。
先延ばしのスキルが先行して、約束自体がおざなりになってしまうことは本当に多い。

それは自分に対してもそうで。
自分との約束は、自分との約束だから破ろうが無かったことにしようが誰にも迷惑は掛けない。
でも、それが増えれば増えるほど、ダメな自分に成り下がってしまう。
そして、現状を維持するのに躍起な自分が出来上がってしまう。
他人に対しても、自分に対しても、信用は無くなってしまう。

そう。約束を守る事は実はとても難しいのだ。
仕事も人生も、信頼がとても大事。
それが基本にしてもっとも大事なこと。

先輩はきっと、そのことを教えてくれたんだと思う。
いやー深いっす。さらに好きになりそうです。
今更ながらに感謝の嵐です。

もう10年以上連絡を取ってないけど、元気ですか?
僕は元気です。おかげさまで、今の所マウントを取る人生は送ってません。
これからも先輩のように、目線を同じく出来る人になれるように努力していきますね。
どうかお元気で。いつか会いましょうね。

今日もいい一日になりますように!

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