強さの証
『 弱いものほど相手を許す事ができない 許すということが強さの証だ 』
これがガンジーさんのお言葉だとしたら ガンジーさんには許せる出来事しかなかったのでしょうか?それはこの方の人徳のおかげとも言えるのかもしれませんが...
許せない私が弱い人間である事は間違いではありませんが 許すことが「 強さの証 」というのはピンとこない。 許すことで気持ちの切り替えが出来て前向きな時間をつくることができる。
拡大解釈すればそれが生きていく上での強さとなる... とも言えるのかな。 先人たちの「有難いお言葉」はこちらから求めると受け入れやすいが 都合のよい解釈で何にでもハメ込むように持ち出されると 全く言葉に重みを感じないし、それどころか本当に本人の考えや意思なの?って勘ぐってしまう。
事の次第にもよりますが「許せない」が生きる糧と なっている人もいますし、その全てが否定されることではないと 私は考えます。 それが正しくない事ぐらい、おおよそ本人もわかっているけど 心の均衡を保つ為には負の感情であっても、そこからしか生まれない大きな力があり、それによって自分心が支えられている場合もあります。
私の言う「 許せない 」は、月日が経てば「忘れる」というよりも 考える時間がほんの少しずつ減り「 薄れていく 」という感覚…
しかし決して忘れてはいないので、小さな出来事一つですべてが甦り マンホールから水が噴き出すかの様に、閉じ込められていた記憶が呼び起され息苦しさまでもたらすといった体験をしている人は少なからずいらっしゃると思います。
私の思う強さの証とは 「 人に説くものではなく、各々の中に持つ何にも代えがたいもの」
世界のガンジーさんにモノ申す... きりんごときが... 「 言葉の重みが全く違う 」と思われるでしょうけど 私はきりん
「 人それぞれ 」であって決めつけるような考え方は好きではない。 影響力があるのなら尚更です。というのが私個人の考えです。
インドの独立に尽力されたご立派な方なのはよく存じ上げてますし この時代の指導者にとっては必要な思想だったのかとも思いますが 現代においては... 批評家ではないのでないので私の人生に必要なお言葉は 有難く頂戴し、参考にさせてもらいますが。
自分の感情が自在に制御できれば楽なんですけどね。 厄介な案件です (;゚Д゚)