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国防費増額の前に日本国民がやるべきこと〜退化した日本人の警戒心〜

日本では「国防費増額」が議論されていますが、大いなる無駄遣いをする前に、“国民一人一人が平和ボケから覚醒して正常な警戒心を持つ”という、一銭の金も要らないことからまずは始める必要があります。

それには不自然な憲法の問題も控えますが、まずは、生物として最低限の常識としての“自分の身を守る警戒心をきちんと持つべき”だと思います。

ハサミムシのような小さな虫でも、尾の武器で身を守っています。
屁ヒリ虫はガス、カメムシは悪臭、バッタは黒い汁を口から出したり強い跳躍力、早く走ったり飛んで逃げたりして身を守ります。

南米アンデスにはラクダの仲間であるビクーナやリャマなどがいますが、アルパカなどとともに角や牙はないし、噛んだり蹴ったりはしませんが、唾や臭い胃液を吹き撒いて相手を脅します。

生きとし生ける物は何らかの武器を持って身を守ろうとしていますが、この地球上の日本人だけは、身を守る武器(軍隊)を否定したまま、幻想の平和憲法に包まれ、平和ボケという症状を抱えたまま、異世界の住人として70数年間暮らしています。

日本語は『No』すら無い自己主張できない、アブノーマルな欠陥言語であり、論争や商談には不向きですから、ここサンパウロに住む日系人たちも、もう日本語は使っていません。

それに日本人にとっては「寡黙は美徳」であり、思っている事を言いませんし、口答えや返答はいけないとされていて、言い訳もしたがりません。
だから例えば「徴用工」の話もこの先、ずっと続くでしょう。

イギリスのドーバー海峡は泳いで渡れますから、先進国の中では日本だけが世界唯一の完全な島国です。
そんな孤島の島民はアホウドリのように、警戒心を退化させてしまいました。

もうここまで来たら日本は「力と闘争の文明」の世界の中で、日本だけが「和と慈悲の文明」を持つ唯一の国であると開き直り、日本の持つ「和の原理、常に争いを避けようとする不争の国語と哲学」を、世界へ向かって積極的に発信し始めるべき刻限が来たように思います。

【今日の名言】
「自信あふれる我流は、自信なき正統にまさる」
アーノルド・パーマー


※編集協力
和の国チャンネル:https://wanokuni.me/

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田附正甫 from ブラジル「地球の裏側から見た日本」
お読みになって頂きありがとうございます。宜しくお願い申し上げます。