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"勝つ"ことも手段にすぎない。

はじめまして!               早稲田大学男子バスケットボール部、新2年の神田誠仁(かんだまさひと)と申します。コロナウイルスの影響で練習自粛となっている方も多いと思いますので、ザッとでも読んでいただけると嬉しい限りです。

私は小学1年生からバスケットボールを始め、毎日のように"結果を出すこと"を求められてきました。特に、大学受験を控えた高校2、3年の時期は、一流大学に行くために推薦書類に書く実績が必要でした。したがって

「結果こそすべて」

だと思い、ひたすら厳しく、自らも、そしてチームメイトも追い込みました。大学に入学しても、プロバスケットボール選手(Bリーガー)になるために、結果を残すことばかり考え、チームの勝ちと自分のスタッツにこだわりました。

しかし、そんなときに心にあるのは、焦りと自己嫌悪のみでした。試合を終えては後悔し、ビデオを見返しては自分を責める。そんな日々でした。

そんなあるとき、こうした自分の価値観に疑問を持ちました。

勝つことこそすべてなら、どんな倫理に反した手を使って勝ってもいいのか。そうして、得た勝ちは、自己嫌悪だけを残すのではないか。

こう考えたのです。なんとなく感じていたモヤモヤが言語化された瞬間でした。

そして、思い返せば、私を幸福感で満たすものは結果、数字より、多くの人の記憶に残る試合でした。

もちろん、私を幸せな気持ちにしてくれる試合は、勝った試合です。でも、他にも勝った試合はあるのに、他の試合は、私を幸せにはしてくれません。

そこで、恥ずかしながら、ようやく、勝つことより大切なことに気づいたのです。


結論、私が伝えたいのは、

チーム全員が「このチームにいることができて幸せだ。」と感じることこそ、最重要事項である!!


ということです。勝ちにこだわることも悪いことではありません。特にプロチームともなれば、勝ちにこだわることもまた、魅力の1つなのでしょう。ただ、忘れてはならないのは、最も重要視すべきなのは、チーム全員が幸せを感じることなのです。勝つことへの要求がそれを邪魔してはならないのです。

勝つこともまた、満たされた人生を生きる、手段の1つにすぎないのです。


最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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