自給自足カレッジ52 開校記念号
昨日、自給自足カレッジの日曜日コース第一回目の講義と実習に参加しました。
晴れ渡った青空の下、伊勢や熊野の山並みに包まれながらの一日は、大変有意義なものになりました。
午前中は、今回の一年間のコースを監修してくださっている村上眞平さんの座学からでした。
「自然とは何か」「持続可能性とはどういう事を言うのか」等々、初めからかなり深い話しになりました。参加者からも沢山の質問も飛び出して、午前中、あっという間の3時間。質問が途切れなかった事から20分程度延長して、ランチの時間を削るような形からの嬉しいスタートになりました。
講義の中で、眞平さんは、自然の森が最もサステナブルな形になっていると説明しています。水や酸素と二酸化炭素、有機物に含まれる炭素を、それぞれ循環させながら、自然で健全な状態をそのまま維持している。
その自然の森が維持されている事の大元にある第一のルールとして 「循環」という事の大切さを説かれています。
1、循環
持続する。
復元力がある。
始まりと終わりが同じ。
共生。
全てが繋がっている。
不要なものはない。
生命はひとつ。植物+動物+微生物の食物連鎖
優劣はない。
過去の文明史を見ると、人間がこの循環の輪の中に入ると、森が荒廃し、やがて砂漠と化している。エジプト、メソポタミア、等々、中東の主な地域は皆そのような過程を経てきています。
過去は、砂漠化したところから他の土地に移動する事で人口を増やして来たが、今や地球上に人が溢れて、地球から森が消えている状況を見ると、現代の文明の行先についてはとてもサステナブルな形になっているとは言い難い。2500年前にブッダがいたブッダガヤも、当時は鬱蒼とした森に囲まれた緑色豊かな土地だったのが、今では水も木もない荒涼とした荒地になっている。
アメリカも中国も今のまま進めば、同じ轍を踏むことになり、これ以上水や木を求めても、他に行くところもあるのかどうか。
色々と考えさせられる刺激的な座学でした。
午後は一転、好天の中沢山の汗をかきました。
受講生は一区画の畑を占有で借りて、そこに昨日は畝をつくる作業を日が暮れるまでやりました。
粗起こしの後、畝立てをし、堆肥を撒いて、それを漉き込む。そして、最後に畝の形を整える。
クワとスコップだけで、一連の作業を皆んなで楽しくやる事が出来ました。
毎月第一週と第三週の土曜日日曜日に、無料体験会をやっていますので、是非来てみてください。
次回は、4月15日か16日の土曜日或いは日曜日になります。
今まで経験した事のない新たな経験や発見があるものと思います。
詳しくは、下記のホームページをご覧ください。
https://self-sufficient-life.jp
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自給自足カレッジ
小柴正浩