農薬大国日本③〜普通の農家の除草方法と自然農法の草との付き合い方や考え方の違い〜自給自足カレッジ第9回座学③〜自給自足カレッジ128
表題の写真は、熊本で無肥料無農薬の自然栽培でみかんを作られている、池田道明さんのみかん農園の様子です。
私も何度かお邪魔していますが、みかんの木以外は草に覆われています。
池田さんのところに行くと少しお手伝いしたりしているのですが、基本的にはみかんの木の周りの背の高い草を刈らずに倒したり、絡まったツル草を解いたりするだけで、草を刈る事もされていません。
みかんの木が、様々な種類の草に囲まれている事で生物多様性が担保されて、時間の経過と共に、様々な虫や鳥の宝庫となり、害虫もいるけれどもその捕食者もたくさんいる状況が作り出されています。
また、季節ごとに草が生え変わり季節ごとに枯れた草やその草の根が微生物によって分解されて、月日の経過と共に土が年々肥えていくと、池田さんは言われています。
池田さんの温州みかんは完全無農薬なので、私の好みとしては、みかんの皮を全部剥かずに、半分程度剥いた感じで食べるのが好きで、そうすると皮の淡い苦味とみかんの酸味と甘味が混じって、口の中で本当に他では味わえない美味しさになります。
また、半分剥いた皮も机の上に置いておくとカラカラになり、何も付けなくても陳皮として、これも美味しく頂けます。
また、ジュースも格別で、皮のまま絞ってジュースにされているようで、本当に味が濃く甘みと酸味と少し苦味も混じった他では味わえないジュースです。
そして日本の中の1万分の9999のみかん畑は、上記の池田さんのFacebook 投稿にあるように、みかんの木の下の下草は、除草剤で茶色く枯らされており、その草を食べる虫や、虫を捕食する小動物や鳥もいなくなります。
そして、土壌は硬くなりみかんの木も病害虫に弱くなるので、益々農薬や化学肥料に頼るようになります。
農薬ゆ除草剤は使っていると時間の経過と共に耐性菌やスーパー雑草の出現で使えなくなり、また新たな種類の農薬や除草剤の開発が必要になります。
誰の為に、除草剤や農薬や化学肥料を使っているのか、そう考えると分からなくなります。
上記は推奨される除草剤散布スケジュールですが、田植え前に1種類の除草剤を撒き、田植え後には50日間で順番に7種類の除草剤を撒く事を勧められています。
雑草多発田では、これが田植え後に12種類に増えます。
では、我々自然農法の田んぼでの除草はというと❓
講師の野呂さんの説明では、田植えして三日後に田クルマで草刈りータテヨコタテの3回ーこれをまたその三日後ぐらいににする。
あとは自然に任せれば良い。
自給自足するだけの広さの田んぼであれば、家族のうちの1人が、田植えの後に、1日平均2時間程度の農作業を、一回の作業を2日に分けたとしても、4日間程度やれば終了です。
農薬や除草剤、化学肥料等を買う必要もありません。
朝早く涼しい時に田んぼに出て、朝日を浴びながら気持ち良い環境の中で、体を動かす。
無農薬の安全な食べ物が手に入り、家族の健康が守れて、自分の体力も維持増進出来る。
四季を五感で感じながら生活出来、お金の心配もないので、精神的にも豊かな生活が送れる。無肥料無農薬自然栽培に興味が出たという方は、
是非自給自足カレッジの無料体験にご参加ください。
自給自足カレッジについては、下記のYouTube動画 をご参照ください。新しい人生の可能性が感じられるかもしれません。
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無料体験については、お盆過ぎでも、毎月第一第三週の週末(土曜日曜)に開催されています。
次回以降の日程は、下記の通りです。
8月・・・ 19日(土)・20日(日)
9月・・・ 2日(土)・3日(日)・16日(土)・17日(日)
10月・・・7日(土)・8日(日)・21日(土)・22日(日)
無料体験会等について詳しくは、下記のホームページをご覧ください。
https://self-sufficient-life.jp
自給自足カレッジ
小柴正浩
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