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スウェーデン子育て・保育・教育ワークショップ Part4
スウェーデンの子どもたちの取り巻く環境を知れば知るほど、新し視点や価値観に気づくことができます。
Part3では、「リアルな父親のモデル」から父親の価値観や規範を見直す大切さを紐解きました。
今回は、本ワークショップの内容の核心に迫ります!
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「子どものベストを考える」
スウェーデンでは、子育てや保育、教育の土台に「子どもの権利条約」があります。その子どもの権利条約の4つの一般原則があります。
差別の禁止(2条)
すべての子どもは、あらゆる差別を受けない権利を持っています。
子どもの最善の利益(3条)
すべての子どもは、国や大人から、子どもにとって何が最も良いことなのかを考えてもらう権利を持っています。
~中略~「子どもにとって1番良いこと」を決める時には、子どもの意見を尊重することが大切です。
生命・生存・発達の権利(6条)
すべての子どもは、生きる権利・育つ権利を持っています。
聴かれる権利(意見表明権)(12条)
すべての子どもは、自分に影響を与えることについて、自分の意見を表し、その意見が重視される権利を持っています。
(Save the Children参照)
子どもの権利条約は、1989年に国連で採択され、現在196の世界の国や地域で批准されています。日本は1994年に批准しています。
(※批准:条約に対する国家の最終的な確認、確定的な同意(の手続き))
令和5年4月、日本では、「こども基本法」が施行されました。その基本理念にも同じようなことが記されています。
こども基本法|こども家庭庁 (cfa.go.jp)
より子どもの視点に立って考える動きが身近なところで出てきています。
子どものベストを考える上で、「子どもの権利の視点」が必要だと朝菜さんはおっしゃいます。
「子どもの視点」+「大人からの子どもの視点・研究×子ども自身の言葉・問いかけ」
かつて、スウェーデンも子どもの言うことを尊重するといって、なんでも子どもの言うことを聞く時代があったそうです。「アイスを食べたい」と言えばアイスを食べさせ、「これがほしい」と言えばほしいものを買っていたそうです。そういった実践と教訓の中から「子どもの視点」だけでなく、「大人からの子どもの視点」を加え、バランスよく、今ここにいる子どもたちを見ることが重要だと言えます。
夕食を囲む時間を保証する
スウェーデンは、この時間を保証できるように、いろんな施策を議論しているそうです。日本にも当たり前にあったこの時間。
最近、家族みんなが揃ってゆっくり話をしながら食卓を囲んだ日はいつでしょうか?私も胸が痛くなります・・・
これを聞いて、「身近な暮らし」をどれだけ大切にしているかを学び取ることができます。
朝菜さん:私の園で、子どもたちが週の始めに登園してきて、週末の出来事を話してくれます。そのトピックは、子どもと親で違うことがあります。子どもたちが話す内容は、親が話す内容より、より身近な内容だったりします。
私たち大人が気づいていない身近なハッピーを子どもたちは見つけているんですね。子どもたちのそんな身近なハッピーを私たち大人も共有できたら、私たち大人の視点も変わるのではないでしょうか?
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朝菜さんのお話の中に、子どもたちと関わることには、「時間」が必要だとおっしゃっていました。時間に追われていれば、子どもたちとゆっくり話す機会もなくなります。
私たち大人は忙しさのあまり、家事・育児が「家族の営み」から「作業」になってはいないでしょうか?
最近、気づいたことは、私は、自然の中をお散歩するときに、気になる植物や野鳥がいれば、立ち止まり、じっくり観察をしたり、鳴き声をよ~く聴いたりします。その時の感覚・五感で、我が子に接してみようと思いました。すると、ものすごく表情や言葉の発達の変化に気づくことができます。見ているようで見ていないんです・・・
「ゆとりや時間があればできる」と言ってしまえば、条件付きになってしまいますが、そもそもこのゆとりある時間を一番にしてしまえばいいのではと思います。今しか見れない小さなハッピーを一緒に見つけられたらと思います。
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@なないろ自然楽校 焚き火カフェ~森と絵本のアトリエ~
Part5へつづく・・・Tack!