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山と子育て ~山禅~
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4年ぶりに参加した鏡洲の森トレイル
今までで一番遅いタイムだったが、一番楽しいトレランとなった。
4年前に一度トレランから離れた。
私自身の山への向き合い方について考えるためだ。
4年前までは、山といったら「頂上」、いかに多く登ったかなど、見栄があった。
子どもが生まれ、ある程度大きくなった長女をつれて山に登った。
最初の娘との登山が面白く、親子登山の魅力に目覚め、「娘がこの年齢になったらこの山に登ろう。卒園登山はここだ!」などと娘の気持ちをほったらかしで考えていた。
案の定、娘からは、「行きたくない」と言われ、山嫌いにしてしまった。当然だと思う。
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ちょうどその頃、虫はかせのスダッチこと、須田淳さんと仕事で関わることがあり、須田さんも子育て真っ最中だったので、相談したことがある。
須田さんは一言、「山頂だけが山じゃないですよね?」
頭を殴られたような気持ちだった。
私は、山頂ばかりを見すぎて、足下に咲いている植物や聴こえてくる鳥の鳴き声、風の音など山に棲む命を感じれていなかった。
当然、娘の心も感じ取れていなかった。
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そこから、「山を感じる、楽しむこと」を目標に変えてみた。
幸運なことに、この時期、須田さんだけでなく、貝類に詳しい西先生や、地質に詳しい赤崎先生、海洋哺乳類に詳しい西田先生など、自然科学に詳しい先生方から、自然に対する姿勢や視点を学ぶことができた。
いろんな角度から山を観ることで、いろんな山の表情を楽しむことができた。
さらに、「体験を通して、目に見えているもので、見えないものを観る」というインタープリテーションの考え方に出会い、私なりの自然との向き合い方が見え始めていった。
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そして、一番学びになったのは、子どもたちだ!
子どもたちを山につれていき、どんな反応をするか観察した。
大人では考えない楽しみ方を魅せてくれた。
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山は山頂だけが山じゃない!
もう一度、山と子どもたちが教えてくれた。
これからも、山から教わることがたくさんある。ある意味修行である。山を歩きながら、私なりの向き合い方を深めていきたい。
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今回のトレランは、4年前の私と今の私の変化を気づかせてくれた。
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