「無料提供」の仕方を間違えると、フリーミアムモデルも効果が出なくなる。
ビジネスの本質は、社会貢献です。社会に「嬉しい」を提供するのがビジネスです。
だからこそ、ビジネスは継続・発展するほうが望ましくなります。
継続・発展させるには、利益が必要です。
利益を得るための仕組みの1つとして、フリーミアムモデルがあります。
フリーミアムとは簡単に言えば、課金モデルです。無料提供を基本として、上位機能を持つもので課金を得る仕組みです。
フリーミアムモデルは、現在のビジネスにおいては欠かせないものとなっています。どのような職種においても、必須のものと言えます。
ただ、無料提供の仕方が間違っていると思うことが多々あります。
無料提供の仕方を間違えると、フリーミアムモデルを取っても利益が出なくなります。単純に無料提供が増えるだけとなり、利益が増えないのです。
noteでは文章や絵、音楽など様々なものを販売でき、フリーミアムモデルでの販売もしやすいです。しかし、使い方を間違えると利益を出せなくなってしまいます。
フリーミアムモデルで利益を得るには、少なくとも次の2つが必要です。
(1) 有料商品・サービスがあること
(2) 無料で十分な価値提供があること
上記の2つのうち、忘れがちなのが(1)です。有料商品・サービスなどを用意せずに、無料提供だけを行う人が多いのです。
この種の無料提供は、大きな問題があります。
もちろん、無料提供することが悪いのではありません。この種の無料提供をすると、利益にはつながらないということです。
【1】有料が前提となっている必要がある
フリーミアムモデルでは、有料が前提となっている必要があります。
有料のものが、無料で得られるからこそ、そこに価値を感じます。
お土産をもらってうれしいのは、それが有料のものだからです。無料で手に入るものをもらっても、嬉しくはありません。
ウインナーの試食が嬉しいのは、それが有料商品だと分かっているからです。
フリーミアムモデルでも有料商品・サービスの存在が明確にされているからこそ、無料での利用に価値を感じるのです。
【2】無料商品・サービス提供は誰も興味を持たない
有料商品・サービスを前提としない場合、それには誰も興味を持ちません。
世の中はすでに無料で溢れているからです。
下記の心理実験がわかりやすいでしょう。
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