あなたの専門知識を使って、「顧客の小さな困りごと」を解決してあげよう。
ビジネスの本質は社会貢献です。社会に価値を提供することです。
価値は、欲望・関心・目的に応じて立ち現れます。(西條剛央 『価値の原理』)
顧客の意識が向いている先に、価値があります。
【1】顧客の意識は、自分の小さな悩み・困りごとに向いている
顧客の意識の焦点は、小さな悩み・困りごとに向いています。
大きな困りごと・悩みに意識が向いていることは、ほとんどありません。
その大きな困りごと・悩みを解決するために、顧客はすでに動いています。もしくは、大きな困りごと・悩みは解決できないと思い込んでいます。
顧客は「私なら解決できる」と思える問題・悩みに意識を向けています。
その結果、小さな悩み・困りごとに意識が向いているのです。志望校合格をイメージしながら毎日勉強する受験生はいません。受験生の生徒が普段考えているのは、宿題を早く終わらせる方法です。
【2】ビジネスは小さな悩み・困りごとを解決する
ビジネスでは、この顧客が抱える小さな悩み・困りごとの解決に目を向けておく必要があります。顧客は、この小さな悩み・困りごとを解決してこそ、本来の目標を意識に上げることができるようになるのです。宿題を早く終わらせることができてこそ、受験勉強に取り組めます。
顧客が抱える小さな悩み・困りごとの解決をサポートしましょう。顧客が、たった今、抱えている目の前の悩み・困りごとの解決を支援するのです。
【3】小さな悩み・困りごとの解決が信頼につながる
あなたが顧客の小さな悩み・困りごとを解決すればするほど、あなたはその顧客から信頼を得るようになります。
「信頼」は「能力」と「人間的温かみ」によって、生まれます。
あなたの示す小さな悩み・困りごとの解決策が、あなたの「能力」の高さを顧客に伝えます。
そして、小さな悩み・困りごとの解決策を示す姿勢が、あなたの「人間的温かみ」を伝えることになります。目の前の小さな問題まで取り上げて解決してくれることに「人間的温かみ」を感じるのです。
【4】小さな悩み・困りごとを調べる
顧客が持つ小さな悩み・困りごとを調べましょう。
『関連キーワード取得ツール』を使うと、あるキーワードに関する『教えて!goo』や『Yahoo!知恵袋』を一度に検索することができます。
ここに掲載されている悩み・困りごとの中から、小さい悩み・困りごとを取り出しましょう。
あなたが解決できる悩み・問題があれば、それを解決する商品・サービスを作りましょう。
【5】小さな悩み・困りごとを解決する商品・サービスをつくる
商品・サービスを作る第一段階としては、ツイッターとブログがお勧めです。
ツイッターで小さな悩みを取り上げて、その解決策をツイートしてみましょう。フォロアー数の10%でも「いいね」がつけば、それは間違いなく求められている情報です。
求められていることが分かったら、ブログに書きましょう。ツイートの内容をもとにして、それをさらに詳しく述べた記事を書くのです。
ツイッターによってテストマーケティングを行い、その結果をブログに反映させます。ブログはフロントエンド商品として働きます。あなたへの信頼を高めるものとして、働いてくれるのです。
ブログの記事タイトル、見出しには、その検索キーワードを含めるようにしましょう。細かいことですが、このひと手間によって検索される回数が増えます。
【6】小さな問題を解決する
大きな問題解決をする必要はありません。顧客が現時点で抱える悩み・困りごとを、あなたの専門知識を使って解決してあげましょう。
顧客が求めているのは、「私」の悩み・困りごとを解決してくれる手段です。大きな悩み・困りごとをいつも念頭において生活している人はいません。
まずは顧客の小さな悩み・困りごとを解決しましょう。それが結果的に、あなたへの信頼と繋がり、利益へと繋がるのです。