東京でおすすめのコーヒー屋さん
一般消費者の視点から東京でおすすめのコーヒー屋さんを紹介したいと思います。僕自身は主に浅煎り・フルーティーなコーヒーを好んで飲んでいます。
「スタバやドトールは行くけど、さらにおいしいコーヒーを飲んでみたい。」そう思っている方にとって参考になれば幸いです。
1店目:GLITCH COFFEE&ROASTERS
言わずと知れた浅煎りスペシャリティコーヒーのお店です。
そんなコンセプトの通り、グリッチで提供されるコーヒーはそれぞれ個性が爆発しているものばかりです。メロンの味がするものや、バターの香りがするコーヒーなんかが飲めちゃいます。
様々なプロセス(精製過程)のコーヒーを扱っていることも魅力の一つです。例えばアナエロビック(嫌気性発酵)のものは独特な甘い果実味が感じられたり、カルチャリング(乳酸菌などを用いた発酵)のものはバターっぽい風味が感じられたりします。グリッチコーヒーではこれらの比較的珍しいプロセスのコーヒーをInnovationというカテゴリーに分類し、数多く扱っています。
個人的に少し注意が必要だなと思う点があって、グリッチではインフューズドコーヒーというものを扱っている点です。これは"Infuse" という言葉からわかるように、生産の過程で豆を果物などに漬け込み、フレーバーをつけるコーヒーのことです。僕は、インフューズドコーヒーであること、その情報の透明性が保たれた上で扱う分には面白い試みだし問題はないと思います。しかし、コーヒー本来の味を楽しむという観点からは、何か違うなと思うところがあります。
コーヒー自体の味を探求したい自分は、インフューズドコーヒーにはまだ手が出せないでいます。同じように考えている方にとっては注意が必要かもしれません。
グリッチのお店の大きな特徴の一つとして、店員さんがしっかり話してくれることで、望んだコーヒーを選ぶことができる点が挙げられます。コーヒーの種類は多いですが、その日の気分や求めている味わい(フルーティーとか甘さとか、珍しいものとか)を伝えることで満足できる一杯をいただくことができるでしょう。とても丁寧に説明をしてくださるので、初めての方でも行きやすいお店です。
グリッチの店舗は神保町、銀座、名古屋、大阪にあります。あとはグリッチが監修したお店で、代々木上原の「ナドヤノカッテ」新宿の「COVERT」があります。ちょっと良いコーヒーを飲んでみたいと思った際にはぜひ行ってみてください。
2店目:LIGHT UP COFFEE
2店舗目は僕も大好きなコーヒー屋さん「LIGHT UP COFFEE」さんです。
素敵なコンセプトのお店です。確かに「毎日を」とあるように、日常に馴染むようなコーヒーを提供しているなというイメージがあります。先ほどのグリッチが個性バチバチ・主張強めだとすると、ライトアップはどちらかというと優しくて穏やかな味わいです。甘さや余韻の心地よさがあるとも言えます。
店舗が吉祥寺、下北沢、三鷹にあります。テイクアウトをして周りの街を散歩するのも楽しいと思います。
個人的に素晴らしいなと思うのが、ライトアップがやっているコーヒーの定期便です。150g×3種類の豆が3600円送料無料(執筆時点)で販売されています。スペシャルティコーヒーとしてはとても安く、品質も良いのでとてもおすすめです。毎月のように豆が入れ替わるのも楽しくていいですね。
余談ですが、最近はコーヒー豆の定期便やオンライン販売がとても活発で、どこにお住まいでも気軽にスペシャルティコーヒーが飲める時代となっています。最初に始める場合、様々なタイプの豆を扱っている「PostCoffee」がおすすめです。↓
ライトアップの代表の川野優馬さんはYouTubeやnoteなどでもコーヒーに関する情報発信を積極的に行っており、とても勉強になります。どうしたら自宅でも美味しいコーヒーを淹れることができるかなど、一般の方にとっても有用なノウハウを提供しています。↓
3店目:FUGLEN
ノルウェーのオスロからやってきた浅煎りコーヒーのお店「FUGLEN」です。雰囲気もめちゃオシャレでコーヒーもめちゃうまのお店です。
フグレンの店舗は浅草、代々木・駒場東大前付近、世田谷代田・梅ヶ丘付近にあり、そして最近参宮橋に新しく店舗ができました。店舗ごとに大きく様相が異なり、それぞれに魅力があります。
それぞれの店舗の様子を軽く紹介します(訪問した際の情報です)。浅草の店舗(FUGLEN ASAKUSA)は日中観光客で賑わっており、そのためか比較的スピーディーに抽出できるエアロプレスを使用していました。エアロプレスで抽出すると特有のトロっとした質感が出て、そのとき飲んだケニアのジューシーなコーヒーにぴったりでした。
駒場の店舗(FUGLEN TOKYO)は夜にバーのような場所になり、コーヒーのカクテルなんかが飲めてしまいます。薄暗い店内もめちゃおしゃれでした。
梅ヶ丘の店舗(FUGLEN HANEGI KŌEN)は店内がかなり特徴的です。様々なタイプのテーブルや椅子がおいてあり、壁に絵があったりとなんとなくアットホームな雰囲気です。コーヒーはバッチブリュー(機械で量を多めに作ること)なように見えました。(種類や時間帯によるのかも。)それでもそこで飲んだエチオピアのコーヒーはしっかりと果実感があって美味しかったです。
参宮橋の方はできたばかりでまだ行ったことがないのですが、いつか行ってみたいですね。
まとめ
まだまだ紹介したいお店がたくさんありますが、長くなってしまうので今回は以上になります。第二弾も書くつもりです。
新しいお店、特に好きなお店を見つけたときの喜びっていいですよね。コーヒー屋さんは一人でも入りやすいし、作業できるところもあるし、一杯だけとかなら財布にも優しい。せっかく東京にいるのならどんどん開拓していきたいなって思います。