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WHITE CROSSの2023年1月

早くも、1月が終わりました。年が明けて「仕事が始まった!」と思った瞬間から潜って、ふと顔を上げると2月になっていた感じです。

色々あった1月でした。冒頭の一枚は、東北大学歯学部に学生講義でお伺いした時の写真です。卒業して初めて、白く美しい仙台に訪れることができました。雪の日だからこそ思い出せたこと、振り返れたことが多くあり、ちょっとした幸運でした。

リーダーシップの使い分けと新規事業

私は、楽天的であると同時に、徹底した現実主義です。一方で、物事は必ず悪くなると考えています。常在戦場の意識を持って日一日を過ごさなければ、ベンチャー企業は、簡単に倒産します。

組織運営においては、平時から戦時における対応スタンスを共有しておき、いざという時に活きる”チームとしての有機的な対応力”を高めておかなければいけません。(時節柄、戦時という言葉の使用は躊躇われましたが、後に出てくるビジネス書からの引用として使用しています。)

そこにおいて、代表である私自身の日1日の姿勢が、透明の水に落とした一滴のインクのようにメンバーに浸透していきます。

戦時の対応スタンスはNotion上に言語化されており、社内研修においても伝えられる

2023年に入り、私は、平時と戦時のリーダーシップを同時並行で切り分けるという新しい挑戦をしています。

ベン・ホロウィッツの「HARD THINGS」では、「平時のCEOと戦時のCEO」について、「全く異なる経営スタイルであり、別人格である。」「ひとりのCEOが戦時と平時双方のスキルを兼ねることは可能だが、非常に困難だろうと思う。」と記載されています。その上で、「自身をCEOとして鍛える」必要性が語られています。


確かに、これまでに乗り越えてきた重要度S/緊急度Sのトラブルを思い返すと、私の価値観をベースに、平時の自分とは大きく異なる人格とスタイルで向き合っていました。そして、確かに困難でした。

そこで自分を鍛えるためにも、この1月から、既存事業においては平時のリーダーシップで担当者と向き合いながら事業のモデル化・ストレッチを進め、同時並行で、新規事業においては戦時のリーダーシップに切り替えました。

戦時といっても、今いま大きなトラブルに直面しているわけではありません。WHITE CROSSをメガベンチャー化させていく上で、現在走らせている新規事業が重要度S/緊急度Bに位置付けられると判断したことから、私の中での危機感が急激に高まったという背景があります。

重要度S/緊急度Sのトラブルと比べると、メンバーへの自由とサポートを前提に穏やかに物事が進みます。しかしながら、一つひとつの会議、意思決定において私自身が戦時を公言し、鬼気迫る熱意を持って関わることで、チームの緊張感を一気に高めさせました。

やってみて分かったのは、チームにモメンタムを与えるのはリーダーの役割であり、それを増幅させるのはメンバーの心だと言うことです。とはいえ、この水準がいずれ平時の水準になっていくのだろうとも感じています。

煽っておきながらなんですが、最近のチーム全体を覆う熱い空気感に、私自身があてられています。

このメンバーであれば、新規事業は、必ず成就させられると信じています。

新規事業を中心に記載しましたが、既存事業・新規事業問わず、社内に良いモメンタムが出始めているように感じます。これは、私一人がどれほど熱意を持っていたとしても作り出せない、社員の一人ひとりの熱意の総和でこそ生まれる空気感です。まだまだこれからですし、真面目さをベースとしすぎた静かな空気感ですが、社内に良い風が吹き始めていると感じています。

社内ポータルのサービスイン

社員数が増え、組織体制をマトリックス化させ、社内情報が複雑化してきました。

そして、特に指示をしたわけでもない中で、管理部が社内向けのポータルサイトを作り上げてくれていました。管理部部長の永畑から、チャットで「社内ポータルを作って良いですか?」と聞かれて、「自由にしていいよ」と返信したら、出来上がっていました。

社内ポータルのトップページの一部

これができて以降、私自身、毎日社内ポータルに訪問するようになりました。非常に便利です。

採用が進み、社内にタレントが揃ってきたこと。そして、2023上半期を戦う私のマネジメントのSpan of Controlの7人のみならず各部・室長の多くが、Stand Aloneで動ける職業人であることから、任せている領域で知らない間にどんどん新しいサービスが開発され、仕組みが作られ、会社が前進していきます。

WHITE CROSSはまさにこれからであり、問題山積であることには変わりありませんが、良い仲間たちと、今が一番楽しいと思える時間を過ごせています。

WHO YOU ARE

久しぶりに刺さる本に出会いました。先述のベン・ホロウィッツの「WHO YOU ARE」です。

2020年4月に発売された一冊で、本屋で幾度となく見ていたのですが、このタイミングで刺さりました。

これまでの私のNoteをお読みいただいた方に感じていただけていると嬉しいのですが、WHITE CROSSでは企業文化の形成に、相当なエネルギーを割いています。私は、私を含め全社員が不完全であると考えています。同時に、一人ひとりが持つ可能性や成長に、大いに期待しています。

WHITE CROSSを大樹へと育て上げていくためには、「ビジョンに紐づく強くて善い企業文化がコアバリュー&行動規範として言語化されており、会社という器を満たす透明の水に落とす一滴のインクである私自身の一挙手一投足を震源として、社内全体で言行一致を促す自助的なエネルギーが働くように仕組み化されて」いなければいけません。

仕事柄多くの経営者とお会いさせていただきますが、自社のホームページを美辞麗句・大言壮語で飾ったところで、実際にその方がやっておられることに違和感や疑問を感じる経営者には魅力を感じません。裏返してみれば、全く同じ目線で、私自身が社員から見られています。

それでは、企業文化の震源たる「自分とは何者であるか?」

この問いと向き合い続ける日々が、企業文化を作り上げ続けてきたこれまでの日々でした。

「WHO YOU ARE」を読んでいる時間は、これまでの日々の答え合わせのようでした。そして、企業文化という曖昧でありながら、確かに組織に強い影響を与えている”何か”について、私自身では言語化できていなかった領域まで言語化されており、新しい学びに溢れていました。

なぜもっと早く読まなかったのかと思いましたが、この本が発売された2020年4月を思い返すと、荒れ狂う世界に向き合う中で、企業文化とか言ってられる状況ではありませんでした。WHITE CROSSにモメンタムがつき始め、力強く成長しようとしている今、この一冊に出会えて幸運でした。

私のSpan of Controlのメンバーに軽く勧めたところ、何人かがすぐに購入して読み始め、それぞれの立場からWHITE CROSSのマネジメントに取り込み初めています。

WHITE CROSSにご興味をお持ちの方へ

WHITE CROSSは、京セラ、トヨタ、リクルート、ファーストリテイリングのような永続性のある偉大な企業を目指しています。そして現在、ビジョンの実現に向け、歯科業界のデジタル・プラットフォーム構築実現に向け、共に走れる人材を求めています。

未来視点に立って大樹を育てていこうとするWHITE CROSSのあり方に共感してくださる方からのご応募を、心よりお待ちしております。カジュアル面談も大歓迎です。気になられた方は、ぜひ採用ページを覗いてみてください。

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WHITE CROSS 執行役員・管理部 部長 永畑のnoteはこちら


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