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【技工くん】新規事業が刺さり始めた感覚

8月1日に歯科技工プラットフォーム「技工くん」をサービスインさせてから、早くも3ヶ月が経過しました。

サービスイン前は、弊社顧問で元厚生大臣の藤本孝雄先生や厚生労働省の担当部署に「技工くん」が法的に問題がないことを綿密に確認したり、多数の歯科医院様・歯科技工所様を繋いでのテスト運用をしたりと・・・息をつく暇もありませんでした。

しかしながら、サービスイン後は全く違う世界に突入しました。日々の問い合わせへの対応に加えて、ご導入いただいたお客様様からの様々なご要望が寄せられる中で、人的リソース不足の中で、チームとして即興ダンスを踊るようにがむしゃらに走りました。

そして昨日、PdMが上げてきた3ヶ月を振り返るレポートを読んだ時、「技工くん」に関する仮説が正しかったことを知りました。


「技工くん」各種KPIの推移

経験豊富で希望的観測は口にしない、いつも冷静なPdMが、
「結論、コンディションが非常に良いです!初動として最高のスタートを切ったと言っても過言じゃないと思います。」
と書き出していたことに、まず驚きました。

そして、

① 「技工くん」を介した、歯科技工物の発注数が右肩上がり
② アクティブな歯科医院数が右肩上がり
③ アクティブな歯科技工所数が右肩上がり
④ 医院あたりの平均発注数も右肩上がり
⑤ 技工所あたりの平均受注数も右肩上がり

というファクトと様々な分析結果を受けて、凄まじい危機感と期待感のバランスに喘いできた私も少しだけ安堵感を得ました。正直、新規事業を始める時はいつも憂鬱ですし、自分の中で最大限に深めた仮説に基づいた論理的博打の失敗の可能性に眠れない夜が続きます。

僅かな安堵感を得たとは言え、予断は一切許されません。「技工くん」も、「技工くん」とWHITE CROSSとの繋ぎこみも、その先にある発展性も・・・私の描く絵の5%にも至っていません。日々寄せられ、積み上がっていくお客様からの要望に誠実に向き合い、高速で改善のPDCAサイクルを回し続けていきます。日一日の積み重ねにより、今より1月後、1月後より半年後、半年後より1年後により、お客様である歯科医院様・歯科技工所様に一層喜んでいただける「技工くん」へと育てていき、歯科技工産業・歯科医療産業の活性化につながっていきます。

PdMのレポートには、
「このファクトをもって今日初めて確信しました。このプロダクトは成功します。」
という一言を添えられていました。

この一言は、とても大きな自信を「技工くん」チームにも与えてくれたことでしょう。

お客様になってくださっている歯科医院様・歯科技工所様への感謝の気持ちと共に、「何が何でも、お客様にとってより素晴らしいサービスへと成長させてお客様を喜ばせたい。」という思いと、まだまだご要望に応えられていない点があるという危機感が足をさらに早めます。

一日自分の仕事、勉強を怠れば、一日国家の進歩が遅れる。

司馬遼太郎「坂の上の雲」より、秋山真之の言葉

「歯科医療の社会的価値を高める」というパーパスを掲げて、WHITE CROSSを創業して以降、日々、近しい思いにかられていました。その思いが、人生でもう二度とできないであろう創業初期のハードワークを支えていました。

「歯科技工を包み、高める」をコンセプトとした「技工くん」のサービスインを通じて、この思いは更に強まっています。この事業を成さねば、日本の歯科技工産業を守れない・・・というような使命感になっています。

思い返せば、2016年3月に「WHITE CROSS」をサービスインさせて数ヶ月が経った頃、2017年6月に歯科医療界初のセミナーライブ配信を行った時など・・・私個人は「これはちゃんと広がる」という感覚を得ていました。「技工くん」についても、今同じ感覚を得ています。

普通に考えると、歯科技工問題は垂直に聳り立つ壁であり、Solutionとなり得る双方向性SaaSの難易度の高さは大手企業ですら二の足を踏みます。幾夜となく「動機善なりや、私心なからしか。」と自問自答し続け、「義を見てせざるは、勇なきなり。」という思いに至り、踏み込んだ新規事業です。死力を尽くして「技工くん」を、歯科医療界のインフラへと高めていきます。

興味をお持ちの歯科医院様・歯科技工所様は、ぜひお問い合わせくださいませ。大切に対応をさせていただきます。

今いまの導入はまだでも、情報として知っておきたい方に対しても、喜んで対応をさせていただきます。

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