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【雑記】2021年印象に残ってるドキュメンタリー10選
ここ最近というか2021年は面白いドキュメンタリーが多い。
実は何度か記事を書いて紹介しようと思ったこともあるのだが、どうも自分の筆力では上手く書けなかった。
結局あらすじをなぞるだけになってしまうのである。
ただ、短い紹介文を羅列する形式であればギリギリ何とかなるかもしれないと思い立ち、今回書いてみる。
本数は現在10月上旬ということで月1本ペースで挙げての10選。
水曜日のダウンタウン『おぼん・こぼん THE FINAL』
水曜日のダウンタウン(10/6):おぼん・こぼんTHE FINAL。いやー、すごかった!めちゃイケ亡き後、雨上がり解散報告会を経てのドキュメントバラエティの臨界点。あの結婚式の感想をお孫さんに聞くスタッフwwwまぁでもそういうこの番組の長年の蓄積も今回は良いフリかw https://t.co/LWJtope7cq
— 林昌弘,Masahiro Hayashi (@masahiro884) October 6, 2021
まずは放送されたばかりのホカホカの新作から。
この記事を書こうと思った直接のきっかけ。
『水曜日のダウンタウン』が2週またぎ、いや2年半がかりで追ってきた漫才師おぼん・こぼんの不仲。
そもそも不仲だったという油にこの番組の解散ドッキリが火を注いだ感じなので自作自演っちゃ自作自演なのだが、そんなこと関係ないぐらい予想外の展開。
これは本当にすごかった。
TVerでは前編の『おぼん・こぼんヒストリー』も合わせて配信されているので未見の方はそこから見るのがオススメ。
コレクティブ 国家の嘘
コレクティブ 国家の嘘:タイム誌やワシントン・ポストら各紙大絶賛のドキュメンタリー映画。真実を追及するメディアの話であり1人の若き官僚をめぐる「なぜ君は保健相になれないのか」みたいな話でもある。政治腐敗や投票率低下など遠い国の話とは微塵も思えない。今このタイミングで見れて良かった。
— 林昌弘,Masahiro Hayashi (@masahiro884) October 2, 2021
10/2(土)から公開中の劇場映画。
ルーマニアのライブハウスで起きた火災事故で、病院に搬送された人が次々に亡くなった。
その真相を追っていくと病院の不正から政治の腐敗に辿り着き…というのが大まかな話の流れ。
衝撃の内容もさることながら、本作は取材を非常に早いタイミングで始めているのと撮影(アングル・構図)に力を入れていて撮れ高がエグい。
正直序盤は「あれ?ドキュメンタリーと聞いてたけど、これ実話を忠実に再現した劇映画なのか?」と思ってしまった。
クライマックスで選挙が描かれているので、衆院選を控えたこの時期に日本公開となったのは貴重。
さようなら全てのエヴァンゲリオン
ドキュメンタリーではあまり見ない気がするジャンプカットみたいな編集が多用されていて、普通なら感心しそうなところ例のダメ出しの文脈があるからちょっと笑ってしまったw盟友・樋口真嗣が庵野秀明を語るのはグッとくるものがあるなぁ #さようなら全てのエヴァンゲリオン #nhkbs1
— 林昌弘,Masahiro Hayashi (@masahiro884) April 29, 2021
前半は事前告知通り『プロフェッショナル 仕事の流儀』の再編集版といった趣だったけど、後半は前回放送時は伏せていた手札をどんどん開けていく&庵野に感化されたとしか思えないキレキレの編集が冴えまくってて面白すぎた #さようなら全てのエヴァンゲリオン #nhkbs1
— 林昌弘,Masahiro Hayashi (@masahiro884) April 29, 2021
4月にNHKで放送されたドキュメンタリー。
現在はAmazonプライムで配信されている。
今年の日本ポップカルチャー界のトピックの1つであるエヴァンゲリオンの完結。
庵野秀明という稀代のクリエイターが時に暴君のように『シン・エヴァンゲリオン劇場版』を作っていく過程が面白すぎる。
まぁ部外者だから面白がれるわけで会社員目線で見ると震え上がる面も無くはないw
その矛先はNHKの密着スタッフにも及び、前半は普通のドキュメンタリー映像なんだけど途中からディレクターが庵野化していき「アングルと編集」がどんどんキレキレになっていくのも最高。
Qアノンの正体/Q: INTO THE STORM
HBOドキュメンタリー(日本ではU-NEXTで配信)
『マネー・ショート 華麗なる大逆転』のアダム・マッケイ監督が製作総指揮に名を連ねている。
2020年の米大統領選にも大きな影響をもたらしたQアノンを取材。
なんと物語のスタート地点は札幌!
正体不明の相手を取材するのでミステリー的な味わい。
まぁ本作自体が陰謀論の煙に巻かれた感も否めないが…
エミー賞ではノンフィクション部門編集賞にノミネート。
自由の国アメリカ 闘いと変革の150年
自由の国アメリカ 闘いと変革の150年:合衆国憲法修正第14条をめぐるNetflixドキュメンタリー。素晴らしい。このまま歴史の教科書に出来るレベルのクオリティ。同性婚合法化の歴史を扱った第5話が特に印象に残ってる。この豪華キャストでこの内容をこの時代に作れるのは強い。 https://t.co/IGCbyvTsAw
— 林昌弘,Masahiro Hayashi (@masahiro884) February 23, 2021
Netflixドキュメンタリー。
※再現ドラマが超豪華キャストなのでサムネイルにはハリウッド俳優が並んでいるけど内容はドキュメンタリーです。
これはアメリカの歴史を知る上でめちゃくちゃ勉強になった。
(もちろん全てを鵜呑みにするのは危険なのだけど)
作品としては良くも悪くもお行儀の良い教科書的な作り。
人種差別や性差別を扱った内容ではあるけれど、フィクション作品にありがちな(もちろん差別の酷さを訴えるためではあるのだけど)暴力的な描写が少ないのでそういった作品が苦手な人でも本作は見やすいと思う。
ビリー・アイリッシュ:世界は少しぼやけている
歌手を追ったドキュメンタリーはNetflixが強いという勝手なイメージがあったけれど本作はApple TV+で配信中。
確か短い期間ではあったけど一部劇場でも公開されてたかな?
ビリー・アイリッシュが驚異的なスピードで世界的に大ブレイクしていく過程。
プロデューサーが実兄のフィニアス・オコネルということもあるのか他作品に比べて家族の絆に多くの時間が割かれている。
僕のような『bad guy』は知っている程度の初心者でも十二分に楽しめた。
殺戮の星に生まれて/Exterminate All the BRUTES
殺戮の星に生まれて/Exterminate All the BRUTES:映画『私はあなたのニグロではない』のラウル・ペックによるHBOドキュメンタリー。白人至上主義と大量虐殺と歴史健忘症。重い、とても重い。演出面も単に記録映像を積み重ねるだけではない骨太な力作。必見。 https://t.co/czqfCTqKC9
— 林昌弘,Masahiro Hayashi (@masahiro884) July 23, 2021
HBOドキュメンタリー(日本ではU-NEXTで配信)
監督は『私はあなたのニグロではない』のラウル・ペック。
本作は今回取り上げた作品の中では異色というかドラマやアニメなど演出が徹底的に効かされている。
テーマがテーマだけに正直あまり気楽には見られない。
個人的には前述のNetflix作品『自由の国アメリカ 闘いと変革の150年』を見てから挑むのが良いかなと思う。
ここから先は残念ながら公式の動画アーカイブが今はもう無いです。
『かまいたちの知らんけど』濱家イズミヤ訪問回
爆笑問題&霜降り明星のシンパイ賞!!『かが屋復活SP』
爆笑問題&霜降り明星のシンパイ賞(3/21):かが屋復活SP。復帰までの道のりを追ったドキュメンタリーVTRや手紙など今までのこの番組をフリにした感動回。そんな空気が固まる前に早くも賀屋が涙ぐんだ序盤で粗品が「散歩しすぎ」と笑いに引き戻したのも良い場面だった。 https://t.co/gkDmgXy6Ks
— 林昌弘,Masahiro Hayashi (@masahiro884) March 21, 2021
2020年8月から加賀が体調不良で休養していたかが屋。
復帰は冠ラジオだったが、地上波ではこの番組が復帰祝いに。
しかし同時期に爆笑問題・田中も休養していて同じ回で復帰というややこしい状況w
ツイートでは粗品のツッコミを中心に書いたけど、休養中も2人は夜に散歩していたというエピソードが素晴らしかった。
ちなみに9月に放送されたこの番組の最終回で新井アナが「賀屋さんが休んでた間…」と加賀と賀屋の名前をナチュラルに間違える最高のオチw
『家、ついて行ってイイですか?』イノマー回
『家、ついて行ってイイですか?』のイノマー回が遂にTVerで公式配信。今年、いや人生この先これ以上のドキュメンタリーを出会うことはあるのだろうか? https://t.co/zSl61zORrx
— 林昌弘,Masahiro Hayashi (@masahiro884) March 1, 2021
1月に放送されてとんでもなく話題になった番組。
もうね、これはどんな言葉を尽くしても敵わない。
「空気階段の踊り場」キングオブコント優勝記念生放送!
— 空気階段の踊り場(TBSラジオ) (@kuki_odoriba) October 4, 2021
サプライズゲストの峯田さん、コメント頂いた花澤香菜さん、DJ KOOさん、エザキさん。前日にお願いしたにも関わらず本当にありがとうございました!
優勝してもウンコ漏らしたりする日々は続きます。これからもお願いします。#odoriba954 pic.twitter.com/AuSX7e5Z02
そしてここに繋がる。