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感染症から考えるSDGs(アフリカ編) ~識字率と教育の格差~(前編)

JICA関西のオンラインイベント滋賀県国際協会のイベント(JICA関西との共催)で講師をしました。

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教材体験フェア

内容は前回投稿した実験を通して識字率と教育の格差について考えるもの。

前回投稿した実験動画などは省略するので、ご確認したい方はどうぞ

みなさんをアフリカツアーにお連れしますという流れで、僕が訪れたアフリカの国を紹介して、それぞれの国でSDGsについて考えるという流れなのですが、その部分は次回に投稿します。
(投稿しました。先に確認する場合はどうぞ)

村に訪れる

みなさんはアフリカのある村に訪れました。村の人たちは歓迎会を開いてくれます。そこで村伝統の儀式を通して親睦を深めましょう。

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ザンビアの首都ルサカにはニャンジャという民族が多く住んでおり、その民族が使う言葉のようです。(参考)wikipedia
ザンビアに訪れた時に考えた実験なので、ニャンジャという名前をつけました。
また、「それいけ!アンパンマン」に登場する、忍者の姿をした猫のキャラクターでもあるようです。(参考)ピクシブ百科事典


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多くの人と交流した方が村の人たちは喜びます。できるだけ多くの人たちと交流しましょう。まずは近くの人で、遠くの人とも交流しましょう。

てきぱき動く参加者なら1分くらいすれば十分です。動きをみて30秒くらい延長してもいいかな。

たくさん交流して、村の人たちも大喜びです。

緊急速報

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なんと、この村で感染症が流行したようです。さっきたくさん交流したので、広がっているかもしれせん。でも、誰が感染しているのかわからないですね。検査を受けましょう。簡易キットで簡単にわかります。

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この検査薬を使えば感染しているかどうか簡単にわかります。感染していない場合はこのように薄い黄色っぽい色ですが、感染している場合は濃い青紫色になります。では、検査薬を2滴ほど入れてください。

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ほとんどの人が感染してしまいました。

対面式のイベントでは紙コップを使用しました。はじめから感染していた人(3人)の紙コップの裏にシールを貼っていました。この時は参加者24人だったかな?全員感染しました。
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しかも重症化まで、あとわずか。

薬を選ぼう

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重症化するまで時間がありません。薬を選びましょう。どの薬が効果があるのかわかりますか?

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この村では困ったときにはまじない師のところに行きます。まじない師さんから情報をもらいました。

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情報をもらえてよかったですね。さあ、薬を選びましょう。早く早く!

あと3分くらいしかないですよ??

ん?何が書いてあるかわからない??

あら・・・どうしましょう。

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ここで最新情報が入りました。しかも日本語で書いてあるものです。

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日本語で書いてあるのでよかったですね。では、薬を選びましょう。

選びましたか?もうあと1分です。

選んだ薬を入れましょう。

結果は省略(前回の投稿を確認してください)

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ゲームに入り込めると文字が読めなくて悔しい、文字読めるのに重症化を防げないことに腹が立つなどの感想がでてくるのかな。うまく合わせてくれる人とか。
ゲームだと割り切っている人は、あーあかんかった。くらいの反応。

識字率と教育の格差

さっきの情報は何が書いてあったのでしょうか?

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これはスワヒリ語で

「こんにちは。お腹が痛いなら病院にいきなさい。問題ないよ。」

おそらく、多くの人が読めなかったはずです。ハクナマタタは知っている人も多いかもしれませんね。ライオンキングにも出てきました。この情報は読めたとしても、役に立たなかったんですけど。

ここでは、文字が読めない、という経験をしました。

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この情報は日本語で書いてあるので、読めないことはないはずです。還元する力が強いものを選べばいいんですが、高校1年生(学校による)の化学基礎で学ぶ酸化還元の知識が必要になります。ビタミンCは酸化防止剤としても使われているので、還元力が強いだろうと考えればいいのですが、なかなか難しかったかもしれません。

これは読み書きができるけど、教育を受けていないせいで正しい判断ができない経験をしてもらいました。

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A・・・識字率が低い人たちの疑似体験

B・・・読み書きはできるけど教育を受けていない人たちの疑似体験

みなさんは普段、読み書きもできるし教育も受けているのでCにあたります。

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世界の識字率のデータを見てみましょう。先進諸国は識字率は高いですね。アフリカやアジア、中南米は識字率が低い地域が多くあります。

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読み書きができないことで、どんなことに困ると思いますか?

読み書きができなくても生きてはいけるし、困ることはないって思いますか?

③ってなっているのは、①と②を飛ばしているからです。また後日あげる予定なので、今は気にしないでください。
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さきほどの経験のように、薬の説明が読めず、必要な薬を手に入れれないかもしれない。地雷や危険なエリアやハザードマップなどの情報を手に入れにくい。絵で表記している場合はなんとなくわかるかもしれませんが。

単純作業や肉体労働などの仕事しか就けない可能性もある。体力が衰えてきたり、病気にかかると収入がなくなる可能性もある。

貧困家庭をサポートする仕組みがあったとしても、その情報を知らない、申請の仕方がわからず、サービスを受けれない。最近なら給付金の申請や、ワクチン接種の情報などで困ることになるでしょう。

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アフリカを訪れて感じたこと。

アフリカのいろんな所に連れて行ってもらい、自然の豊かさや現地の市場など活気のある様子を感じることができました。

「以前はこのマーケットもコレラが流行って封鎖されていた」

コレラ??マーケットが封鎖??

今では、ニュースなどでロックダウンの様子など見てイメージできるかもしれないけど、当時は想像もできず、すごく衝撃を受けました。


また、乳児の死亡率が高い

これは政府は病院で出産するように呼び掛けているが、家で出産する習慣が根強く、不衛生な環境で出産し病気になってしまうことも多い。


正しい情報を正しく伝えるのって難しいんだな。それを支えるのは教育なんだろうな。そんなことを感じて、このワークショップを作りました。

では、SDGsにつなげていきたいと思います。

後編につづく

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