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2020.08.01よんなな会@オンライン(講演メモ_03)

安彦考真さん・プロサッカー選手

<講演要旨>

誰だっていくつになっても自分の人生をチャレンジできる。
39歳で4つほど携わってきた仕事を全てやめてチャレンジすることにした。そして、40歳でJリーガーになった。

夢を語るのは、周りがそうさせてくれるから。子供が夢を語れるのは、大人が喜んで聞く、ほめてくれる環境があるから。それに対して、大人が夢を語らないのは、周りが夢を語ることに嫌悪感を出して誰も聞かない。そんな環境を変えたかった。

自分が夢を語り始めたら、近くにいた友人の多くはいなくなっていった。でも自分の思いに嘘をつくことをしたくないと思って挑戦した。人生の後悔を取り返しに行くことにした。

当時、サッカークラブと提携していた通信制高校に携わっていた。
やんちゃした子や、不登校だった子、発達障害を抱えている子など様々な生徒と接してきた。自分は生徒達に、チャレンジをしよう、「10回の素振りより、1回のバッターボックスに立とう」と伝えてきた。(自分はサッカー選手だけど)

そうしていたら、生徒の一人が実際にバッターボックスに立った。自らチャンレンジした生徒の姿を見て、いよいよ自分の気持ちに嘘をつくわけにはいかないと思って、自分も挑戦することを決めた。

「自分の人生をデザインするのは自分」

なんのためにJリーガーを目指したのか。
お前がJリーガーを語れるのかという声もあった。でもJリーガーであり、プロサッカー選手であることの定義は。私は自分なりの定義を全うする。

何事も始めるのに遅いものはない。早いに越したことはない。
思い立ったが吉日。気づいたときにすぐ行動する。

悩み多き人生に価値がある。行動したら悩みが生まれる。
行動していない人の悩みは、迷い。まずは行動すること。
嘘という服を着るのをやめて脱ぐには時間がかかる。早いうちに、余計な服を着てしまう前にぜひ行動して。

ただ単に行動するんじゃなくて、考えて、いま動く。
”考動”することにこそ価値がある。

100年先を想像して行動する。子や孫は直接手助けできるかもしれないけれど、その先のひ孫世代を想像して行動する。そのためにできることは、今この瞬間にベストを尽くすこと。

自分は40歳でJリーガーになって、3年で辞めると決めていた。
そんな中、ラストイヤーにコロナが来た。有終の美を飾れないかもしれない。それでも自分は今年でやめる覚悟をしている。それはコロナでダメになってしまったとなるかもしれないが、コロナじゃなくて明日事故で亡くなることだってある。いつ何が起こるかわからない。だから今この瞬間にベストを尽くす。

(安彦さんのエピソードをまとめた記事)

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<感想>

私自身、30代になって今までの人生の転機になる場面や悔いの残る場面はいろいろあったなあと思います。でも、今になってそのときの悔いを晴らすために、360度人生の舵を切り替えるだけの覚悟があるかな、講師はそれを自ら切り拓いていっているんだな、というのを話している熱量や選ぶ言葉一つ一つから感じることができました。

普通に考えたら40歳でサッカー選手としてプロデビューするって破天荒極まりないなって思います。でも実現してしまった。人生切り替えて何かを始めるのに遅いことは何もない、では自分は何から始めようか、というのをもやもやと考えてしまっています。

今の仕事は10年目、60歳まで働くならもう1/4が経ちますが自治体職員としてのキャリアをどう描こうか。結婚して3年目、妻と子とこれからの家族生活をどう描いていこうか。地域活動として始めた青年会議所(JCI)も所属して9年続けてきたけど、残り40歳までは何を目指そうか。

ぶっちゃけこれ以外にも選択肢はあるんだろうけど、何を選んでいきたいのか全部は実現するのも容易ではないので、優先順位を整理してみたい。
自分の人生のテーマって何だろう。ちょうど育児休業をとって、たくさん家族と一緒に過ごして考え事ができる時間を今はいただいているので、焦らずじっくり考えてみようと思います。

よんなな会、参加してよかったです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。

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