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2022年アニメ振り返り。今年はCloverWorksの年

ちょっと気が早いけど2022年のアニメを振り返ってみよ~!!
ほとんどの人は興味ないかも……

結論はタイトルのとおり。

私が視聴したものにはハズレがなかった。そして全部最高クオリティ。

『その着せ替え人形は恋をする』
『明日ちゃんのセーラー服』
『SPY×FAMILY』
『ぼっち・ざ・ろっく!』

はい!全部アタリです!
1つずつ細かいことをいう必要はないでしょう。

構成、キャラデザ、背景、動き、声優、音楽などなど。
もう、アニメファンを唸らせる出来栄えのものばかり。

振り返ってみると、私がCloverWorksを意識したきっかけの作品は『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』でした。

5つの短編を13話にまとめ、それぞれの短編が見事に連携していたのです。さらに13話全体でキーパーソンとして登場する翔子さんの謎解明は、劇場版で!というつなぎのうまさ。

で、時は流れて、今年に話を戻しましょう。

1月~3月の同一クールで、いきなり最高級の2作品。

『その着せ替え人形は恋をする』と『明日ちゃんのセーラー服』
これ同時期に作れるの?社員さん死なない?
というほどのハイクオリティでした。

『その着せ替え人形は恋をする』はコスプレがテーマ。
ヒロインの喜多川さんの魅力を、通常時、コスプレ時とも完璧に描き切っています。
女性を美しく見せるには?かわいく感じさせるには?
どう描けばいいか、どう動かせばいいのかを計算しつくしているようです。
いわゆる「ぬるぬる動く」、そして、かわいい。

『明日ちゃんのセーラー服』は、原作マンガの独特のタッチをアニメで余すことなく表現しています。
とんでもないレベルの背景描写とキャラの動きをマッチさせていました。
キャラが現実の人間のように動きます。体の各パーツ、風を受ける服、髪。
各話に1カットある止め絵には特に注目ですね。
アニメなのに止める!それが美しい。うまいです。
このアニメは娘さんがいらっしゃる方なら絶対に見るべきだと思います。

で。次クール(4月~7月)は『SPY×FAMILY』
これは面白い。変に頭を使わずとも楽しめます。
陰鬱な展開になりそうなスパイを題材にしている作品です。
しかし、笑いが随所にちりばめられているので笑えるんですよ。
そして、その見せ方が秀逸。
個人的には、江口拓也さんと、早見沙織さんをキャスティングした時点で成功は約束されていたように思います。種﨑さんは天才ですし。

10月~12月も2作品視聴中。
『SPY×FAMILY』の2クール目。
既存キャラは安定度が増していますし、新キャラも登場し、今後の展開が楽しみです。最近登場したフィオナに注目。佐倉さんですし。

そして、最後は『ぼっち・ざ・ろっく!』
正直言って、見る気はありませんでした。
それがですね、知り合いに勧められて見始めると沼。
何回もリピートするぐらい見事にハマりました。
危うくスルーしてしまうところでした。感謝。
原作は4コマ漫画らしいのですが、それをここまで構成できるのか!?と感動を覚える完成度です。

『ぼっち・ざ・ろっく!』を見る方は、ぜひ手に注目してください。
良いアニメは手の動きがきれいです。
この作品は演奏シーンの作画がキモになるのですが、まったく抜かりなく、丁寧かつ(たぶん)正確に描かれています。

『ぼっち~』の個人的な感想を最後に。
描いている人たちは虹夏ちゃん推しなの?と思えてきます。
5話と8話で、虹夏ちゃんとぼっちが1対1で会話するシーンがあります。
時間は夜。
5話は自販機の微妙な光源を受け、8話は居酒屋から漏れる光を受けて虹夏ちゃんがキラキラしています。
表情・動き・光の表現がエグいです。
いつも明るく振る舞う彼女が一層輝いて見えるシーンでした。

それにしても長谷川さん、歌うますぎ。

1年でこれだけ多くの最高ランク作品を送り出した2022年のCloverWorks。
来年以降にも期待しています!

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