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中国ビジネスでありがちな失敗大公開!vol.1

結論から言いますが、これは「中国」に限った話ちゃうと思いますので。
令和時代、更に国境意識がなくなるこの新時代を迎えるにあたって抑えておきたいポイントやと思ってます。

「中国=中国」

これはホンマに多い失敗事例ですよね。
弊社では中国向けプロモーションのお手伝いをさせてもらってます。また私自身も以前中国に住んでいたこともあってようこう聞かれます。

「中国って何が売れてんの?」「若い女性に人気のコスメってなんなん?」「みんな何のアプリ使ってんの?」「どういうコンテンツがウケんの?」

また上海の日本式居酒屋とかで隣から聞こえてきたりしません?
おそらく出張者の方を現地駐在員の方がアテンドしてる様子やと思います。

「中国では◯◯が流行ってんで」「このコスメ絶対中国人には売れへん」「中国人はInstagramとかYoutube見ぃひんで」

違和感を感じた中国インバウンドセミナー

2016年、私が上海から東京に拠点を移した当時はインバウンドがちょうど盛り上がってきた時で、勉強がてら色んなセミナー行ってみましたが違和感しかなかったですね。

中国ビジネスのコンサルタントと名乗る方々が「中国=中国」でモノ言うてるケースは多かったですね。程度もなかなかもんでして、「日本で偏った報道しとるメディアと変わらんで」と思ったことも何度か。

そん中には現地でビジネス経験ある人もおったし、インバウンド業界では名の知れた方もいて勉強なることもあったんですが、でもなんか「中国=中国」で語るのは違うんちゃうかなぁと思って聞いてました。

「俺の知ってる中国となんか違うぞ」(これしょっちゅう)「あーそれある!あーそれもある。。。ある?」(言い切れる根拠って何や?)「そのデータに大陸と台湾ごっちゃになってない?」(と思ったらなってる)

私が知ってる「中国」は極々一部

私の上海生活は少し特殊でディープな世界でした。
ある時は、地方からの出稼ぎ女性60名に中国語で日本語教えたり、四川省とか安徽省の田舎から出てきた料理人たちと賄い料理勝負したり。
ある時は、上海の富豪たちに連れられて夜遊びに行ったりと。(これまた書かれへん。。。)
その分すごく刺激的で、他の駐在員の方々が知り得ない、結構リアルな中国も見させてもらえたんちゃうかなぁと思います。

私の知ってる中国ってのは生活経験のある「上海市」「北京市」「浙江省(一部)」とかで、「四川省」「広東省」「山東省」「黒龍江省」とかようわかりません。(旅行で訪れて、現地の人らと数回会話を交わす程度)

周囲の友人(中国人)も「20代〜30代」「*富二代」「日本企業で働くホワイトカラー」が多く、「10代」「30代〜40代」「工場勤務出稼ぎブルーカラー」の友達とかは少なかったです。
*富二代=1980年代生まれで、1億元にのぼる財産を相続した民営企業経営者の子女。

進化と変化のスピードが早い中国都市部

中国インバウンドデータとかってなかなか地域別には分かれてなかったりするので、それを参考にせざるを得ない現状もありますが。
(地域別や年代別に出ているデータ探します。。。)

中国言うても国土も広いし、人口も多いからビジネスチャンスは多いんやけど、そん代わり、そこで勝負するためには、やっぱリソースも結構割かんといあかんわけです。

なんで、中国については私も絶賛勉強中です!

毎月くらい上海とか浙江省に出張行くんやけど、その都度変化感じるし、その発展スピードになかなか追いつけへん。

この note も上海にあるスタバで書いてるんですけど、昨日もちょうど浙江省義烏市を訪問してきました。

前回(2ヶ月前くらい)訪れた際になかったんですが、知人の会社でも、町外れの工場でも、出退勤管理が顔認証や指紋認証システムで行われてたり、雑貨小物市場にAI搭載の最新製品がずらりと並んでたり、ある区画には「ライブコマースブース」が設けられてたり。

こういう変化が各省各都市で起きていて、中国のトレンドを追うことは容易ちゃうなと実感しています。

今すぐできる!中国トレンドプチ調査

最後に、私が中国若者トレンド(基礎)を追いかけるために実践していることを紹介しとこかなと思います。これは日本にいててもできることなんで是非やってみて欲しいです。

中国で起業とか考えてはる人
これから中国市場に販路を広げたいと思ってはる人
中国プロモーションどっから始めたらええかようわからん人
中国トレンドについて少しでも理解したいな思てる人
現在進行形で中国ビジネスにチャレンジしてはる人

※中国語人材のスタッフ(日本人でもOK)もしくは知人友人が中国おったらできます。ってことは誰でもできるってことレベルですね!

じゃん!「スマホアプリ使用調査」から始めましょ。方法はめっちゃ簡単。

1、アップルストアの中国アプリランキング
2、商材のターゲットやペルソナ設定にハマる中国人のスマホ

1、アップルストアの中国アプリランキング
これは日本のスマホ(iphone)の「設定」からできます。

「設定」

「iTunes StoreとApp Store」

「Apple ID」

「Apple IDを表示」

「国または地域名」

「中国本土」に変更

「同意する」

お支払い方法「无(無し)」
請求先氏名入力
請求先住所(必填項目を記入選択する)
※郵便番号は適当に6桁でOK

設定完成

「付费App排行(有料アプリランキング)」
「免费App排行(無料アプリランキング)」

これで現在の中国人気アプリ(アップル内)がチェックできますね。
(画像は2019年7月19日現在)

2、商材のターゲットやペルソナ設定にハマる中国人のスマホ
中国進出や中国観光客を狙ってる事業者さんはターゲット設定されてると思います。
※ペルソナ設定するときは「中国出身」ではなく「例:上海市」がええですね。

これも同じく使ってるアプリを調査するんですが、公式アップルストアのランキングじゃなくて、現地中国人の実際のスマホ画面を見せてもらいます。

例:もし出張行く機会あるんやったら日本料理屋で飯食べながらスタッフ捕まえて「自分どっから来たん?ちょ、スマホ見せてんか?」と一言。
ちょっと勇気ないなぁって方は中国住んでる知人友人に「ちょっとキャプチャ送ってんか〜」と一言。

1回の出張で異なる属性10人くらいに聞けたらええですね。

この先はちょっと難易度上がるんですが、そのスマホアプリ一つ一つについて教えてくれる人がいたら最高です!

ってな具合に。これ、私個人的にはめっちゃおもろいです。

「中国=中国」やっぱこの落とし穴に落ちがちな人多いと思います。ほんでこれは中国って国に限ったことちゃうっていうことですね。

当たり前のようなことを言うてまうんですが、やっぱ中国ビジネスする際には日本人でその分野の専門家(時間と金と労力を使っている)に聞く
もしくは中国人のリアルな生活を覗き見し、その声に耳を傾ける必要があると思って挑戦していきたいですね!

おおきに!!




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