アマ無線のアンテナ問題
我が家は様々な事情から大きなアンテナを屋根に設置することはできません(とにかく目立ってはいけない)。現在はTVアンテナのわきに短縮の小さなアンテナを受信用に設置してありまして、7MHzで東北から九州の強い局が聞こえます。そろそろ再開局し電波を出すことも視野に入れて、一度きちんとしたアンテナで、再生した520の音を聞きたいものです。
中学生のころは50MHzの「ヘンテナ」を製作したりしていましたが、それ以来です。まずは勉強のし直しです。https://shop.cqpub.co.jp/hanbai/books/16/16471/16471.pdf
しかし、1/2波長で7MHzでは20m近いスペースが必要です。長さ計算できる M.Kikuchi 氏のHP によると片側10.3925mです。設置出るとしたら逆Vダイポールか、ツエップ式くらいが選択肢かな。
また給電部にバランを設置する必要があります。作り方はいろいろネットで紹介されていますが、わかりやすいのはJF3LCH 永井博雄氏の記事でしょうか。
フェライトトロイダルコア FT-50-43を使用し作成するようです。エレメントのコードもいろいろですが、IV-1.25SQなどでしょうか。太い方がいいのか、どれくらい違うんでしょうか。スピーカーコードという方もいますね。
外にちょうど良い立ち木があり、それに添わせてポールを立てるのがよいかと思っています。立ち木の高さに添わせるポールの高さが問題です。水平1/2波長ダイポールの高さは、1/4以上、できれば1波長確保することが望ましいとされています。これからすると高さは1/4波長で10m程度となります。地面から立てる私としてはちょっときつい高さです。
中央のポールの高さや天頂角度によって共振周波数や抵抗値,打ち上げ角が変わるということです。この打ち上げ角は低い方がDXには有利なようですが、私の想定している高さが6mだと打ち上げ角は80°くらいのようです。10mにすれば60°くらいになりますが。
ダイポールでは天頂角×2の角度が90°までは折り曲げ可能です。片側10.4mの斜辺では高さ6mで底辺が約8.5m、その時の逆Vの天頂角度は約55°くらいでしょうか。玄関前の立ち木に添えてカモフラする予定ですが、さすがに6mだと目立ちすぎか?
両端には碍子をつけて余ったエレメントをたらし、そこで目的周波数に合わせて長さを調節するわけですが、この高さは1.5mは必要なようです。
逆Vの角度を工夫すればテレビの受信アンテナのステーに偽装する方法、屋根裏などにコードを這わせる「屋内ダイポール」という方法もあるようです。「屋内」は昔からあった方法で、戦前のスパイ「リヒャルト・ゾルゲ」も行っていたようですが、こうなるとますます怪しいですな。