8/29 オレのお気に入りの本(DIVE!!編)
8月に入り、オレは高校の頃に読んでいた小説をもう一度読み直している。主にスポーツ小説を好んで読んでいた。
そんなスポーツ小説の中からDIVE!!と武士道シックスティーンを今読んでいる。
年齢と時代を超えた新たな発見
今この年齢で読んでみると、当時よくわからなかった箇所がわかったりなど、新しい発見もある。今日は主にスポーツ小説の内容と、どのような発見があったかについて書いていこう。
少し長くなりそうなので前半後半と2日に渡って書いていく。
まずはDIVE!!について。【ここからネタバレ注意⚠️】
DIVE!!(著者 : 森 絵都)
水泳競技の一種である、飛び込み競技のオリンピック内定を目指す中学生、高校生ダイバーを描いた作品である。
夢にまで見たオリンピックの現実...。
シドニーオリンピック行きが決まった高校生ダイバーの富士谷要一だが、いざ蓋を開けてみるとスポーツドリンクのタイアップCMなど、自分の関係ないところで大人たちが勝手に話を進め、自分は置いてけぼりと言う感覚。
しかし、坂井知季など他のダイバー仲間と話して、自分自身の枠を作ればいいと言われた。
すなわち、オリンピックは日水連や上層部など、周りの大人たちが作った枠であって、自分は自分の枠を作ればいい。
具体的には自分のできない技をうまく披露できるか?っていうジャッジを自分でつける。
それが知季の前宙返り4回半抱え込み型であり、要一の前逆宙返り二回半蝦型(SSスペシャル99)であり。
後に要一のオリンピック内定は撤回され選考会という形になったが、知季自身このマインドで試合に臨んだ。
自分の意思と周りの意思
今のオレがこの作品を読んである事に気づいた。これって、オーディションや楽曲の賞レースに似てなくないか?
例えばオレの知っている賞レースの中に、グランプリに輝けば、主催するミュージシャンのレーベルからデビューするというものがある。
確かに一見輝かしいように思えるが、見方を変えるとその主催者の趣味に合わせざるを得ない事例も起きてしまう。
それはMIXやMV作りなど、それこそ主催者と自分自身の理想像が噛み合わない事もあるはず。自分の曲が自分のモノでなくなるような。
周りの人たちで話が進んでいくところが、どこかDIVE!!で言うオリンピック内定事情と似ている気がする。
賞レースを自分でチャレンジする舞台に。
じゃあその中でどうするかと言うと、坂井知季が言ったように自分自身の枠を作ればいい。
賞レースに話を戻すと、別にグランプリにこだわらずとも今回のレースでやりたい事や、今までやった事ないチャレンジを明確にしておく。そしてそのジャッジを自分自身でやればいい。
そうすれば、賞レースを通じて自分自身も成長できるわけだ。ネガティヴに見える賞レースも見方を変えれば成長の機会と捉えられるわけだ。
まとめ
このような考えも、高校の頃の自分ではまず出なかったな。やはり何年経っても読書は楽しいモノである。
ではまた!
ヒビロック