3,4月くらいの成績が奮わない会計士受験生に向けて

この記事では、成績に伸び悩んでいる人向けに主にメンタル面の話をさせてもらいたいと思います。私の話すことが全部正しいというわけではありませんが、そういった受験生の応援に少しでもなればいいなと思い、この記事を書かせていただきます。一応短答生と論文生両方に向けての記事ではありますが、論文色強めの内容となっております。

勉強の目的は合格

見出しのとおり、勉強の目的は合格です。答練で良い成績を取ることではありません。答練で良い成績が取れないからといって諦める必要もないし、答練で良い成績が取れているからといって安心していいわけでもありません。
最終的に合格さえすれば答練の成績なんてどうでもよくなります。

ピークを本試験に


合格するために一番必要なのは学力のピークを本試験に持ってくることです。この本試験にピークを持っていくというのが、短答も論文も上手くいったのが筆者の良かったなと思う点です。そのためにはどうすればいいのか。この点について話していきます。試験勉強というのは、大体"どの教材を完璧に仕上げていけば合格できる”という一定のラインが決まっているというのが個人的な意見です。なので、その一定のライン(もちろん自分にあったもの)を合格者の話や答練を通じて見定めます。あとは、本試験に向けてその一定のラインを突破するために教材を何回転もするという勉強に入っていくわけです。

答練の意義は?

では答練の意義はなんなのか?こう問われたら私はこう答えます。
"本試験の予行演習"
答練での点数が関係ないなら受けなくてもいいのでは?と思った方もいるかもしれませんが、答練は日程通りに漏らさず受けてほしいです!
なぜか。

①答練は本試験での立ち回りを考えるよい練習になる
答練を解いていると時間が足りなかったり、修正テープを引くのに手こずったり、修正テープが途中で切れたり、ボールペンのインクがなくなったり…
答練での経験は本試験でのミスを予防するために大いに役立ちます。
ちなみに私は答練を解いていく過程で、財務を第5問⇒第4問⇒第3問の順番で解く方法が自分には合っていることを見つけたり、租税は第1問の後半⇒第2問の法人⇒所得⇒第1問の前半⇒第2問の消費という順番の解き方を身に付けたりと、色々試せたので良かったです(解く順番は本当に人によって異なります)。

②答練の正式名称は「答案練習」
どんな内容の答案だと点数が来るのか、字を書く大きさや答案の書き方なども学べます。答練は本試験で実力を発揮するために必要なリハーサルです。

③答練の対策は全力で
答練で点数が取れなくても諦める必要はありませんが、最初から答練を諦めるのはよくありません。答練に向けて、その範囲の対策をしっかりと行い、答練で答案用紙を全力で埋める。そう、これは小さな本試験なんです。わからない問題でも、結論だけ書いて少しでも部分点をもぎ取る。その全力で答練に挑んだ経験が本試験に生きること間違いなしです。

答練の範囲指定がなくなってからが勝負

そう、私の意見では答練の範囲指定がなくなって(論文なら4~5月)からが勝負だと思います。それは全範囲を回転させていくという本試験に向けた本格的な勉強の始まりだからです。逆にいえば、答練の範囲を意識した勉強をしなくていい時期であり、直前期であるということを意味しています。
私個人の意見としては、この回転期(直前期)が最も成績の伸びる期間と考えています。回すほど記憶が定着し、点数が伸びていく最高の期間です。
しかし、この回転期で成績が低いまま全然伸びないという人は勉強法を見直した方がよいかもしれません。そのために、回転方法は直前期に入る前にはしっかりと考えて決めておくべきと私は思います。
全科目、合格までに必要な教材(なるべく少なく絞る)を洗い出し、あとは直前期にひたすら回転させます。それで成績は右肩上がりになり、ピークを本試験に持っていくことができます。結構普通だとは思いますが、私はこんな感じでやっていました。

メンタル勝負

答練で辛くなって心が折れそうになること、あると思います。そして、それは多分他の人の成績と比較して自分はダメだなーと感じているからではないでしょうか。私も一回目の論文模試の成績が出た時は、同じ校舎の友達と比較してもダメダメで、悔しくて悔しくて…TAC校舎での自習中に思わず涙が溢れてしまいました。教室では他の人も普通に自習していたので、気づかれないように隠すのに必死でした()
それでも、やっぱり前を向いて勉強し続けなければなりません。勉強での悔しさは勉強でしか晴らせないんです。そういう心が折れそうなときは、いつも励まされるような曲を聴いて散歩したり、好きなゲームを少し遊んだりしてリフレッシュしていました。
"他人と比較するな、過去の自分と比較しろ”という言葉があると思います。確かにこの言葉はその通りで、そうした方がメンタルも保てて良いと思います。でも、実際そんなことできませんよね?私はできませんでした。だから、落ち込むときはちゃんと落ち込みます。でも…

"自分は合格できる”

この気持ちだけは常に持っておくべきです。自分の芯にこの気持ちがないと落ち込んでから立ち直ることはできません。でも、この気持ちさえあれば、落ち込んでもまた合格を目指して勉強を始めることができます。
あなたは合格できる。ひたすらに自分を信じ抜きましょう。

最後に

"成績が良くなくて”
"Twitterや周りの人たちと比べて”
"心が折れてしまいそうになる”
それでも、勉強法が合っていて勉強量が足りていれば合格できます。本試験をピークにして結果を出せばいいんです。直前期の詰め込みで巻き返してやりましょう。そう直前期…マジで頑張ってください( ;∀;)

あ、でも今はまだ2月に入ったばかりなのでまずは答練ラッシュに全力を注いでください!!!!!!!
今頑張らなくていいわけでは全くないので!!!!!!!




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