よく眠れるのも考えもの?|2024,Week52.
自慢ではないけれど、僕はわりにすぐに眠れるほうだ。会社でもどこでも、寝ようと思ったらすぐに眠りに落ちることができる。それこそ、5分もあればぐっすりと気持ち良く眠れる。なので、僕はわりとよく会社のお昼休みに自席でグウグウと眠っています。やはり仕事をしていると、頭が次第にぼんやりしてきてどうにも眠気が襲ってくる瞬間ってありますよね。そんなとき、僕は無理に眠気に争わずに、さっさと5分か10分、寝てしまいます。仮眠をすると頭はスッキリするし気持ちも前向きになるので。もし、僕が規律の厳しい、仮眠をすることさえ許されない環境だったとしたら。まったく成果が上がらないポンコツ社員になっていたかもしれない。その意味で、今の環境にひどく感謝をしています。
仮眠をとるときは、決まっていつもポッドキャストをかけている。人間が話す言葉のほうが、あくまで仮眠であると脳が認識してくれるような気がするので。特にここ数年は「終わりかけのradio」というポッドキャストにハマっていて、WATAさんTAZAWAさんの話を聴きながら眠りに落ちています。別に睡眠用として聴いているわけじゃないんだけれど、なんとなく話のテンポとか内容がちょうど良くて…。この場を借りてお礼を言わせてください。
こういう話ってあまりよく眠れない人からすれば気持ちの良いものではないかもしれない。布団に入っても寝付けず、いろんな方法を試してみるも全然ダメで、気付けば夜明け前…という。以前、仲良くしていた知り合いにもそういう人がいて常に目の下にクマをつくっていた。それこそ、野球選手が日光避けで目の下につけるシールのように。それはちょっと言い過ぎかもしれないけども。
ただ、弁明というわけじゃないけれど、こうしてすぐ眠れるというのも実は僕にとっての悩みでもある。22時を回ったらもう眠くなるからあまり深く物事を考えられないし、明日になるのが怖いと思っても布団に入ってしまったらすぐに翌朝を迎えてしまうので(さすがにそういうことはもう減ってきたけど)。以前、明日の朝までにやらなくちゃいけないという緊急の仕事を夕方に振られ、取り組もうとしたのだが、遅い時間だったこともあり5分の仮眠が10分になり、10分が30分になり、結果として朝までグッスリ、眠れてしまった。結局その仕事は朝起きて急いで取り組んだけど、眠れすぎてしまうというのもそれはそれでキツイものがあります。
要は、人それぞれ「無いものねだり」しているということだと思う。眠れる人は眠れない人に、眠れない人は眠れる人に。一見すると持たざる者のほうが不幸そうに見えるけれど、実はその裏側を見れていないだけで、お互いに辛さを抱え持っている。なかなかそういうのって、見えないですからね。特に、自分が苦しんでいるときは人のことを考える余裕がなく、ときにつらく当たってしまうこともある。自分を振り返ってみても、まあまあ、ある。恥ずかしい話。
2024年は、自分でも思うほどに「達成感」のある年でした。公私ともどもに。でも、その一方で自分のことばかりに目が向いてしまったかもしれないとも思います。その意味で来年は、自分だけでなく、自分が引き起こす状況、周りの環境なんかにも、気を配れるようになりたいと思います。今年もありがとうございました。