保険営業よもやま話「損害保険代理店研修生制度」
損害保険の代理店には色々な形態がある話を、以前お話したと思います。
どのタイプの損害保険代理店も、新しい人材は常に探している状況です。保険の制度も周辺の知識も、さらには法律もどんどん変わってきていて、数年前の知識だけじゃ通用しない難しい仕事です。
常に人材の入れ替わりが激しいのも保険業の特徴です。
なのでプロ代理店にしろ、法人の副業代理店にしろ、保険募集が出来る優秀な若い人を常に求めています!
損害保険販売の始め方
保険を扱うには、保険業法という法律があるので、誰でもすぐに(明日から保険やります!とかのノリで)は始められません。
扱う保険会社の登録をして、販売できる種目の資格試験に合格して、はじめて保険の仕事が出来るようになります!
先に代理店(の会社)に所属して、資格に受かって、それから保険の販売を始める、というのが一般的です。
または、
「腹をくくって、保険のプロになって専業で頑張りたい!!」
という志の高い人向けには、【代理店研修生制度】というもの存在します。
代理店研修生制度とは
損害保険会社によって雇用形態に違いはありますが、ほとんどすべての保険会社にある研修制度です。
これは実は昔からある制度で、代理店の後継者育成という名目で始まった、保険募集人の研修制度です。
これ、ただ単に研修施設に送られて、みっちり勉強して帰ってくる、レベルの話ではありません。
研修もそこそこに、
「1年以内に○○万円(某社の場合300万円)以上の営業成績を出さないとクビです。」
っていう、超サディスティック契約社員制度です。
例え1年後にノルマをクリアしても、
「次は半年後までに+○○万ね~(某社は半年後までに700万)」
という、超絶サディスティック研修です。。
しかもしかも、座学の研修は約3か月で終わりで、あとはOJT(オンジョブトレーニング)、つまり「現場で経験を積みながら自力で頑張って!」というモノです。
なぜそんなに詳しいかというと(笑)、
そうです!私もその制度を経験しているからで^^
4月入社で翌1月末までに損害保険の成績300万、生命保険の成績200万。
未達成ならサヨウナラ。という過酷な条件でした。なかかな大変でした。。
ちなみに18か月間所属して、2回ノルマをクリアして時点で、今の会社に引っこ抜いてもらいました。まぁまぁ優秀だったと思いますが、二度とやるもんか!っていう制度でした。
研修生中は代理店ではなく保険会社所属
将来代理店での勤務することを目的に作られている制度ですが、研修期間中の所属先は「各損害保険会社」です。契約社員とはいえ、大手の保険会社所属の社員になります。その間だけ収入が安定しますが、期間が終われば代理店に戻り、給与は代理店から払われます。その場合は通常完全歩合。
だから、研修期間(最長5年)をできる限り頑張りたい!その間に顧客を増やして、代理店に戻っても安定した収入を得られるようにしておきたい!
そんな制度です。
まとめ
もしも、ご自身の所属している会社が損害保険代理店業もされている場合、保険の業務につきたいと考えた場合には、そのまま募集人試験を受けて始めるか、取り扱っている保険会社の代理店研修生制度にチャレンジしてみるという選択肢があると思います。
超絶、オススメしません!!!!!!
研修生制度の裏側はこちらの記事にて