岩沢マサフミ

18年間バスケを続けている一般人。富山ブースター。自身のプレー経験を活かし、バスケ初心…

岩沢マサフミ

18年間バスケを続けている一般人。富山ブースター。自身のプレー経験を活かし、バスケ初心者のグラブー様も試合を楽しめるように解説記事を書いています。またtwitterでも試合中に解説を呟いてます。しかし東京の人間。

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  • 富山グラウジーズの解説記事

    B1西地区、富山グラウジーズの試合解説記事、考察記事です。

  • 僕達がバスケットボールから学ぶこと

    「バスケは人生を豊かにするもの。」 そう思いながら日々バスケに打ち込む岩沢の人生に役立つ “学び” と “気付き” を書いていきます。

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富山が考えているチーム作りを起用法から考察する

ベテランと若手が多く、中堅層が薄い今シーズンの富山。 「あと2~3年後に引退する可能性のあるベテラン選手より、先々を考えて伸びしろのある若手にプレータイムを与えたほうがいい。」 そういう意見も多いだろうが、実際のところはそうなっていない。 今の富山は2年前のように若手を多用することはしておらず、ベテランを多く出場させている。 今回の記事では、 1、若手を出し惜しむ理由 2、富山が考えているチーム作り 3、ミスをしたときの若手とベテランの処遇 この3点について岩沢の考

    • "頑張る"の再定義。ジョシュア・スミスはなぜダラダラとDFに戻るのか?

      例えばラインクロスになりそうなルーズボールがある。 そのボールのラストタッチは相手のプレイヤーだとしよう。 放っておけばマイボールになるボールだ。 そのボールへ体を張ってルーズボールダイブをし、相手ボールにしてしまうことを "頑張った" と言えるだろうか? それは "考える" という点においてはサボっている。 誠意を見せたという見方もあるのかもしれないが、 結果はマイボールになるはずだったボールを相手ボールにしただけである。 さらにその選手自身もダイブした分スタミナを

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      • ハイブリッドファイブ。富山の目指すポジションレスバスケについて

        プレシーズンマッチin船橋の2試合。 富山グラウジーズは千葉戦57-82、西宮戦72-77で終えた。 しかし、結果とは裏腹に内容は非常に面白いものだった。 らしくないことをしている。 この2試合にはこれまでの富山にあまりなかったプレーが多かった。 スミスとBJは外にいることが多く、ファイブアウト気味。 そこから綺麗なボールムーブメントで得点をするシーンが散見された。 ペイントタッチ→インサイドアウトのクリエイトはスミスとBJのポストアップよりも日本人選手のバックカッ

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        • コーディデンプスについて追記&そこから考える富山のチームカラー

          先日の記事で触れたコーディ・デンプスについて追記したいことがある。 前回の記事ではスタッツの内容、数字がマブンガと似通っていることから大味な選手なのではないかと思っていた。 しかし、フォロワー様に紹介頂いたフルゲームの映像を見てみた結果、色々と印象が変わったのでここに追記する。 また、そこから見える今シーズンの富山のチームカラーを考えていきたい。 デンプスについて①アシストは多くないが、TOをそこそこやってる理由 まずはアシストが多くないのにターンオーバーをそこそこや

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          コーディ・デンプス選手まとめ

          8月3日。富山グラウジーズ公式から待望のリリースがあった。 外国籍選手の加入である。 名前はcody demps。(以下デンプス) 富山グラウジーズ公式HPではPGと記載があるが、proballers.comによれば過去のシーズンではSG登録となっている。 (とはいえこのサイトではブライス・ジョンソンもSF登録になっていたのであまり気にする必要はないのかもしれない。) 今日はこの選手について考えていきたい。 1、コーディ・デンプスはどんな選手? 知らない方のためにま

          コーディ・デンプス選手まとめ

          通算1000。マブンガが人知れず達成したBリーグ史上初の記録。

          富山グラウジーズは破天荒なチームだ。 予想のつかない山あり谷ありの試合を繰り広げ、そして良くも悪くも様々な記録を叩き出す。 他にも1Q25点ビハインドから追いついたり、20点リードを一瞬で溶かしたりとこのチームの試合はことごとく大人しく終わらない。 さらに過去5シーズンでは残留プレーオフかCSのどちらかに必ず進出しており、シーズンが60試合で終ったこともないのである。 (コロナで中断した19-20シーズンを除く) ディフェンス、安定感はそっちのけ。 そして常に何かが起

          通算1000。マブンガが人知れず達成したBリーグ史上初の記録。

          【渋谷戦】ステップアップする富山と一つの懸念 -第22節-

          第22節。富山vs渋谷の対戦。 GAME1は78-91で渋谷が勝利したが、GAME2は89-76で富山が取り返した。 今節は渋谷はライアン・ケリーがDNP、富山はジュリアン・マブンガがDNPとなり、お互いに外国籍インサイド2枚で戦うこととなった。 2枚のインサイドの起用法は両チームともほぼフル出場させるというものであり、故にこの2日間はどれだけ日本人選手が攻守で貢献し、インサイドの負担を補えるかが重要になった。 今回の記事では2試合の各クォーターの流れについて解説し、最

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          【渋谷戦】ステップアップする富山と一つの懸念 -第22節-

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          【茨城戦】充実した2日間。敗因は1Qではなく4Qにある。-第21節-

          第21節。富山vs茨城の対戦。 GAME1は96-88で富山の勝利し、GAME2は79-85で茨城の勝利となった。 この2日間で最もインパクトがあったのがGAME2の1Q、10-35といきなり大量ビハインドを背負わされた10分間だろう。 そして富山はこのGAME2を落とすことになるわけだが、この1Qを敗因とするのは少し違う。 なぜならば、富山は2Qからのわずか16分31秒で44-19のランを返し、試合を振り出しに戻している。 ボックススコアからもわかるように10-35

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          【茨城戦】充実した2日間。敗因は1Qではなく4Qにある。-第21節-

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          [千葉戦]大敗にあった希望の種と前半戦を振り返って-第14節-

          第14節。 富山vs千葉の水曜ゲームは64-105で千葉の快勝となった。 100点ゲームという中々に辛い大敗となったが、こういう試合ほど気になって分析してしまうのが私、岩沢の性分である。 結果、やはり現地の印象と変わらず富山のディフェンスは決して悪くなかった。 また、オフェンス面では新たなヒントも得ている。 絶望一辺倒なようで、過程にフォーカスすれば希望の種もあった今節の千葉戦について解説していきたい。 また、今回は記事の後半でここまでの前半戦を振り返り、正直な感想を

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          [千葉戦]大敗にあった希望の種と前半戦を振り返って-第14節-

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          [群馬戦]なぜスタメンが上手く行かないのか? -第13節-

          第13節。富山vs群馬。 クリスマスゲームのGAME1は富山が89-77で勝利。 しかし翌日のGAMEは90-95で群馬が勝利し、ホーム2連勝とはならなかった。 勝ち切るチャンスのあったGAME2では "目の前の群馬戦を取ること" を考えた場合においては最適解と言い難い采配があった。 それがスターティングラインナップの多用である。 ■GAME2の各選手の+/- 指標 ・スタート スミス +6 マブンガ -33 ラモス -22 松井 -22 宇都 -16 ・リザーブ

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          [群馬戦]なぜスタメンが上手く行かないのか? -第13節-

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          [名古屋戦]ジュリアンマブンガの賢い抑え方 -第12節-

          第10節。富山vs名古屋D。 両者とも3連勝で迎えた対戦。 結果は85-90、75-101で名古屋Dの2連勝となり、富山にとって悔しい結果となった。 今節を端的に言うなら、 「富山の内容は決して悪くない。ただ、名古屋がさすがだったと言わざるを得ない。」 というのが正直な感想だ。 今節は実況解説を担当した松藤貴秋さんが試合の大枠の内容を解説してくれていたため、皆様にも試合の全体像が伝わっているかと思う。 (岩沢の思ったことは大体説明してくれていた) なので今回の記事は全

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          [名古屋戦]ジュリアンマブンガの賢い抑え方 -第12節-

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          [滋賀戦]記録を打ち立て続ける破天荒富山 -第10節-

          第10節。富山vs滋賀。 結果は107-102、95-90と両日のハイスコアゲームを富山が制し、今季初のアウェイ2連勝をした。 GAME1の3Qでは両チームともにFG70%を越え、スリー6本、ダンク5本、バスケットカウント2本を含む30点越えの打ち合いに。 この試合は両者ともにオフェンスの精度が素晴らしく、非常に白熱した試合になった。 今回の記事でははポジティブな要素が非常に多かったため、試合と各選手の総評について語っていく。 また、最後に記録を打ち立て続ける破天荒富山に

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          [滋賀戦]記録を打ち立て続ける破天荒富山 -第10節-

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          [琉球戦]富山のオフェンスに何が起こっているのか? -第9節-

          第9節。富山vs琉球。 結果は66-91、69-80と悔しい連敗となった。 富山は今シーズン、クリエイトの部分で苦労している。 キャッチ&シュート型の選手を多く擁しているからだ。 クリエイトの部分が上手くいき、彼らの得点が伸びれば琉球や川崎からでも90点近く取る力がある。 しかし、その一方で不発に終わることも珍しくない。 故に富山のオフェンスにとってズレを作るきっかけである"クリエイト"の部分は重要である。 11月ではスミスが本来の姿を取り戻してこのクリエイト問題を解

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          [琉球戦]富山のオフェンスに何が起こっているのか? -第9節-

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          [三遠戦_後編]繋がり始める富山の個性 -第8節-

          ※こちらの記事は [三遠戦_前編] +/-指標はチームトップ。宇都が果たした正PGの仕事 -第8節- の後編です。 まだ読まれていない方は前編もどうぞ。 また、こちらの後編は無料で読めます。 今シーズンの富山は各自の役割が繊細に絡み合っている。 誰かの不調が予期せぬ不都合を生む玉突き事故が起こったりするが、 逆に1人のステップアップがチームに様々な相乗効果をもたらす。 そして富山は毎試合、着実に一つ一つの個性が繋がり進歩している。 前編では宇都選手の貢献について解説

          [三遠戦_後編]繋がり始める富山の個性 -第8節-

          [三遠戦_前編] +/-指標はチームトップ。宇都が果たした正PGの仕事 -第8節-

          第8節。富山vs三遠。 富山はGAME1では92-77と快勝し、続くGAME2でも90-89と辛くも逃げ切り今季初のホーム2連勝を飾った。 今節の試合には課題が残る部分はあったものの、それらを上回る好材料があった。 体調不良から戻ってきた宇都直輝である。 少ない出場時間ながら彼はチームに大きな効果をもたらした。 GAME1 PT 18:42 11得点(FG3/5)4アシスト、4FD、0TO GAME2 PT 19:35  6得点(FG2/3)7アシスト、5FD、2

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          [三遠戦_前編] +/-指標はチームトップ。宇都が果たした正PGの仕事 -第8節-

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          [川崎戦] 乗り越えなければならないもの -第6節-

          第6節。富山vs川崎。 GAME1、84-87。GAME2、74-87。 天皇杯を含めて4連勝中の富山だったが今節は川崎の2連勝となり、シーズン成績は1勝10敗となった。 GAME2の配信映像ではものの見事に絵面の悪い敗戦となったが、この試合はどちらかというと川崎が流石だった内容であり、現地の富山は最善を尽くしていた。 とどろきアリーナでの富山はコミュニケーションの声がよく出ており、自分達の精度を上げることに前向きに取り組む様子が見られた。 今回の記事では川崎の対応と富

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          [川崎戦] 乗り越えなければならないもの -第6節-

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