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久しぶりに「書く」と「書けない」

とある同人誌へ掲載する作品の期限が迫ってきている。
最近は小説などの文学をほとんど書いていなかったから、全然「書けない」。

外は雨。レインウエアを持ってくればよかったと後悔しながら、車のヘッドライトと照らされる道路を眺めている
耳からはヨルシカが流れ込んでくる。くちびるに歌を持て。

最近引っ越しをした。以前の家とかなり環境が変わり、2倍くらい広くなってしまったので、逆に家具の配置に苦労している。
ニトリでソファを買った。新しくカーテンも買ったし、リビングに敷くラグも手に入れた。家で仕事が一切できないので、家を完全なるくつろぎの空間にしようと企む
アロマディフューザーが欲しいし、間接照明にも憧れる。しかし転勤族は荷物を増やしてはならない。異動のたびに自分の首を絞めることになるからだ

転勤族というもの、永遠にカーテンだけが増え続ける。住む家々によって窓の大きさが異なるからである。
いま寝室にかけてあるカーテンは以前の家でも使用していたが、この窓には5cmだけ足りない。その窓は東っぽい方向を向いているため、朝日で強制的に起床させられる
かといって標準的なカーテンをかけると、30cmくらい長くなってしまうのである

家が狭いと物の置き場に苦労し、家が広いと余した空間を殺してしまう。
人間というものは我儘なもので、「ちょうどよい」を欲しがる

理想と現実の狭間の中で、それを埋めてくれる存在を最近手に入れた。ディック・ブルーナの「うさぎのティッシュカバー」である。
ミッフィーではない。ミッフィーは厳密には「うさぎのうさこちゃん」であるのに対し、この「うさぎ」はディック・ブルーナが「うさぎ」をブルーナ風にデフォルメしたもの、らしい。

ミッフィーは人間のような立ち姿であるのに対し、「うさぎ」は野を駆けているような、野生の兎に近いようなポーズを取っている。

個人的には「ミッフィー」よりも「うさぎ」のほうが、つぶらな瞳で好きだ。
「うさぎ」のぬいぐるみが欲しいなぁと思いつつ、「転勤族は荷物を増やしてはならない」という家訓が自分を縛り付けてしまう。

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結局エッセイというかブログというか、身の回りのことしか「書けない」、ということに気づく。

身の回りのことから着想を得て、それについて書くということから離れられない。いや、それに依存するしかないのだろうと、思う。

そんなアウトプットの機会も減少してしまい、仕事も常に忙しいというなか、自分が自分らしくアウトプットし続けることについて、考え続けなければならない。
そういうの、あんまり得意じゃないんだけど。

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