見出し画像

打ち方と実例の紹介

まさちきです。
前回までは勉強した本とそこから得た技術についてお話しました。

今回は需要があるかはともかく、そんな勉強をした僕の打ち方について書こうと思います。まずはじめにデータから見える打ち筋の特徴についてお話しし、実際どのように打っているかを序盤、中盤、終盤と分けて書きます。最後におまけとして実例集を載せて置きますので気になった方は見てみてください。


今回で一旦書きたいことは書けたのでnoteの更新は終了します!
何かネタがあればまた気まぐれに更新するかもしれません。


データから見る打ち筋

下の2枚の画像を見比べると分かるように、魂天のなかでは和了率、放銃率ともに高い部類です。その他の特徴としては、参加率(副露率+リーチ率)が高く、その結果ダマ率は低い、副露率の割には平均和了点数が高め、といったところでしょうか。多少放銃率が高くてもある程度ラス回避はできる、と言いたいですね。実際押し引きの面で他の魂天の人達と比べると押し気味だとは思いますが、南3局以降はそこそこ堅めに打ってるつもりではあります。

玉の間の成績
玉の間の段位データ

また、自分の和了役が玉の間の平均と比較して突出した部分があるかも簡単に調べてみました。(下図)まずとにかくツモが少ないですね。これは副露率の高さ、ダマ率の低さゆえでしょう。そして役牌(特に自風)、チャンタ、ホンイツが多いことも分かります。これだけ見ると打点が高くなる要素はホンイツ以外になさそうですが、ここにはないドラの数が関与していると思われます。(ドラについては雀魂アプリと牌譜屋で集計方法が異なるようだったので比較できませんでした。)

和了役の比率


打ち方の流れ

僕がどんな感じで打っているかをなんとなく書いてみます。
あくまで僕の打ち方なので、こういう打ち方もあるんだな、くらいに思っていただければ幸いです。

・序盤(捨て牌1段目)

満貫以上が和了れるルートを探ります。メンタンピン、混一色、ドラ使い(ドラ単騎等)等で満貫を目指す場合が多いです。点数状況的に親を流すことが有利な場合や、牌効率にかなり背く場合は2翻以下でも妥協し、速度重視で打つことを意識します。(ドラを切る、ホンイツを見切る、等)和了りを見ないことはほとんどなく、バラバラのときは七対子、端っこに寄っているときはチャンタ系で和了りに向かいます。安牌を意識することはほぼありません。

<リーチ判断>
・両面は役あり跳満以上でなければリーチ
・愚形も大体リーチ(打点上昇+良形変化が相当見込めればとりダマかテンパイ外し。単騎は字牌やドラ、その他場況がかなり良い牌以外はせず良形変化を待つ)

<副露判断>
・役牌は打点に依らず基本1鳴き(かなりバラバラでも仕掛けることが多い。1シャンテンで良形確定ならスルーしてリーチ手順にすることもある)
・副露満貫手は全部鳴き
・タンヤオで両面が少ない場合は愚形から鳴く
・チャンタ系は基本全部鳴き
・トイトイは端っこ多めで5200以上なら鳴き

・中盤(9順目あたり)

相手からいつ立直がかかってもおかしくない順目です。(牌譜屋を見ると立直順目の平均は9.5順目くらい)自分の手がイーシャンテンでない場合は安牌を持ちながら引き気味に、イーシャンテンで高打点or良形の場合はブクブク、それ以外では安牌1枚持ちながら、といった感じで進行します。

<リーチ判断>
・リーチのみ愚形以外は基本リーチ
・役ありで跳満以上か満貫愚形はダマ
・役あり満貫両面は微妙(点数状況、出和了りし易さによる)

<副露判断>
・10~12順目ではタンピン系の高打点手のイーシャンテンでも面前テンパイは見切り、鳴いてテンパイを取る
・序盤と同じ基準のものは基本全部鳴き(他家の攻め具合による)
・リーチが入っていてもチーテン、ポンテンは基本取る(良形待ちなら全部、愚形待ちも2翻以上は取る)

・終盤(14順目あたり)

立直がかかっている場合や2副露以上の人がいる場合等は基本的にベタ降りしますが、危険牌を切らずに1シャンテンが維持できる場合は形式テンパイが狙えるように打ちます。最後の1牌はよく形テンプッシュします。

<リーチ判断>
・2翻以下は基本リーチ
・役ありで5200以上はダマ

<副露判断>
・形テンは捨て牌3段目からは積極的に取る
・リーチ者の海底ずらしは安牌が足りてれば積極的に行う

以上、簡単ですが打ち方の流れでした。押し引きは書ききれないので割愛します。気になる方は新 科学する麻雀を読んでいただければと思います。


実例集

ここからは最近の牌譜で僕らしいかなと思ったものを取り上げて紹介します。本当は結構やるドラ単騎とかもあれば良かったんですが見つからず。

実例① リーチへのイーシャンテンプッシュ

下家から立直が入っている状態で7mを切れば36m3467p受けのイーシャンテン。6種受け入れはあるが7pから入らないと良形にはならない。

メンピン3色ドラドラまで見える上に安牌がないため、ここはワンチャンスの7mをプッシュ。(安牌がある場合でも若干押し有利なはず。片方が愚形で打点が確定しないので難しい。)

絶好の7pが入りリーチ。(3pがリーチ者の現物だが3p出和了りの3900は渋い。)
この局は流局した。


実例② オーラスの手組み

オーラス2着目。1着とはかなり点差が開いているため、親の連荘を防ぎ2着を確定させたい。手は微妙だが、5sが入ったことで一通が見える。全部鳴くつもりで役牌重なりに期待しながら進行する。

親も上家も仕掛けてきた。上家に任せるのもいいが、僕はギリギリまで踏み込んで和了りを狙うスタイル。この4sはチーして一通に向かう。

めちゃくちゃ前のめりに仕掛けテンパイしたが、この後対面の親に南のみをあがられてしまった。


実例③ イーシャンテン時のドラポンへの対応

南1親番、対面にドラの役牌を鳴かれてしまった。愚形含みのタンヤオドラ1イーシャンテンで、下家から2pが出た。普通なら打点のため2段目に入るまでスルーするが、ここは対面の和了りを阻止するためにポンテンを取る。

運良く出和了り。対面が2鳴きするまでは全部プッシュするつもりだった。


実例④ 南3局トップ目での役なしテンパイ

嬉しくないテンパイ。
ここはライバルの親を流したいが待ちが良くないためトリダマ。

親しか使えない東を持ってきた。これでリーチ!
南3局トップ目でも役なし先制は基本的にリーチする。
このあと運良くツモった。


実例⑤ 安手副露テンパイ時のリーチへのプッシュ

中のみテンパイで上家からリーチが来た。
1pで降りれそうだが1pはめちゃくちゃいい待ち。スジも対して通ってないし両面テンパイは基本的にプッシュ。

刺さった。こんな放銃はしょっちゅうあるがかわせることも多い。気にしない。(実際はぶつくさ文句を言っている


実例⑥ 早いリーチへのイーシャンテンプッシュ

東3局ラス目からのリーチ。
親番で愚形含みだが満貫まで見えるイーシャンテン、安牌は3pのみ。ここは9pプッシュ。(ドラなしでもこんな早いリーチにはプッシュします)

6sが入って3面張含みの完全イーシャンテンに。8sプッシュ。

6mを持ってきて、順目的にここでギブアップ。平場ならば6mもプッシュするが、一応2着目なのでラスに打ちたくない。(新 科学する麻雀だと微妙に押し有利。)6mくっつき復活でタンピン変化も見て、単騎にしか当たらない9sを選択した。

その後1s,5mと入り、追っかけリーチ。

運良く和了れた!


実例⑦ チャンタ仕掛け

こういう手をもらったら端に寄せて全部鳴いていく。チャンタは先制リーチを食らっても守備力が高めで手を短くできるので意外と好き。

9pはもちろんポン。

その後9mを引いて1シャンテンになったが4pで振り込んで終了。打点が分からない下家の1鳴きは無視してます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?