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田舎暮らしに憧れているあなたへ:リアルな田舎ライフの話
「自然豊かな場所でスローライフを送りたい」「子どもを自然の中で育てたい」なんて夢、素敵ですよね。でも、ちょっと待ってください。そのイメージだけで田舎に飛び込むのは危険です!
私の住む田舎のリアルを知ったら、「え、そんなに大変なの?」と思うかもしれません。でも、それが現実。田舎暮らしは甘いものじゃありません。それでも、ちゃんと準備しておけば楽しくなる可能性もありますよ。
田舎暮らしのリアルな現実
1. 人がいない!若い世代がいない!
田舎では、若い世代、特に20~30代の女性が減り続けています。私の地域も「消滅可能性自治体」に指定されていて、人口の減少と高齢化が止まりません。買い物に行っても同世代を全然見かけないどころか、そもそも人そのものが少ないです。「人混みが嫌い」という方にはいいかもしれませんが、寂しさを感じることもあります。
2. 町内会(自治会)が曲者
田舎はコミュニティが密接ですが、その分、町内会の負担が意外と重いんです。私の地域では、会費が月4,000円、さらに神社費が1,500円。最低でも月5,500円が固定費としてかかります。これに加えて行事への参加や行事によっては追加の集金が求められます。これを「温かい地域のつながり」と感じるか、「余計な負担」と思うかで暮らしやすさが大きく変わります。また、世代間でのギャップを感じることも多く、「自由に生きたい!」と思って田舎に来ると、この辺でつまずく人も多いです。なんせずっと田舎暮らしの私がつまずいているのですから!
3. 便利さを求めると挫折する
田舎はコンビニもスーパーも遠いですし、公共交通機関も頼りになりません。車がないと生きていけない地域がほとんどです。ちょっとした買い物にも車で数十分かかることはザラ。気軽に外食や娯楽を楽しみたい方には、かなりストレスかもしれません。
4. 若い世代の負担が重い
人口が減り、高齢化が進むと、地域を支える負担が若い世代にどんどんのしかかります。時間もお金も余裕がなくなり、正直、のんびりスローライフとは程遠い生活になりがちです。
それでも田舎暮らしにはこんな良さがある!
1. 自然と静けさは本物
朝、窓を開けたら小鳥のさえずり。空気が美味しいし、水も美味しい。そして、夜は星空がびっくりするほど綺麗。都会では味わえない贅沢な環境です。
2. 広々とした住環境
都会では手が届かないような広い家や庭が、田舎なら手に入ります。家庭菜園を始めたり、ペットをのびのび飼ったり、広い空間を楽しむことができます。
3. 人とのつながりが深い
慣れるまで時間はかかりますが、地域の人たちと信頼関係が築ければ、困ったときに助けてもらえる温かさがあります。この「人のつながり」を大事にしたい人には魅力的です。
田舎暮らしを楽しむためのポイント
1. 憧れだけで決めない
田舎暮らしには現実的な課題がたくさんあります。まずは移住希望地の人口や地域のルール、町内会の仕組みなどをきちんと調べましょう。「楽しそうだから行く!」は絶対にNG。
2. 地域に馴染む努力をする
最初は地域のルールや行事参加が面倒に感じるかもしれませんが、まずは顔を出して挨拶することが大切です。少しずつ関係を築けば、自分の意見も受け入れられるようになります。
3. いきなり永住を決めない
いきなり移住ではなく、まずは数週間や数ヶ月、期間限定で滞在してみるのがおすすめ。現地での生活をリアルに体験して、合うかどうか確かめましょう。
4. 自分の働き方を見直す
田舎暮らしではリモートワークやフリーランスが向いています。通勤が必須の場合、距離や時間がネックになるので事前にしっかり計画を立てましょう。
最後に
田舎暮らしは、理想と現実が大きく違うことが多いです。それでも、自分に合った暮らし方を見つけられれば、素晴らしい体験になるかもしれません。ただし、準備と覚悟は必須!たまに遊びに来るくらいがちょうどいい、という意見もわかりますが、住むからこそ見える魅力もあるんです。
田舎暮らしを検討しているなら、焦らずゆっくりと進めてくださいね!