ヨーロッパ旅行記21〜ミラノとの別れ〜
逃げるようにドゥオーモを離れ、僕はミラノのサッカーショップに向かっていた。ミラノにはACミランとインテルミラノという世界的にも有名なサッカークラブが2つある。その両クラブのオフィシャルショップが近くにあるということで訪れてみることにした。
なんといっても僕は本田圭佑選手が昔から好きだった。小学校の卒業文集も彼を題材に書いたほどだ。できれば彼のプレーをヨーロッパで生で見たかったがそれは叶わなかった。だが、彼が10番を背負っていたクラブの施設に行ってみようと思った。
ショップに向かっていたが、マップの中継地にショップを設定してしまっていたようで別のところに行ってしまい無駄足を踏んでしまった。クタクタになりながらようやく着いた。
カッコいい佇まいだった。隣にはインテルのショップもあった。
赤と青でハッキリと分かれている。ダービーの盛り上がりはものすごいんだろうなと思った。
ミランショップでHONDAグッズを探してみる。僕が訪れたのは2018年の9月だったので彼はもうチームを去っていた。
さすがにないかなと思ったら1つだけ見つけた。
スマホケースだ。記念に買おうかとも思ったが、スマホケースだし、自分のiPhoneには取り付けられないものだったのでやめた。結局、これ以外には見つけられなかったので店内をぐるっと回ってインテルショップに移った。
インテルショップも一通り見たので、ミラノ中央駅に向かって歩き始めた。するとその道中、ユヴェントスのショップを見つけた。ミラノの人からしたらユヴェントスは宿敵なはずだが、さすがこちらも人気クラブなのでミラノにもショップを出しているのだ。この時はちょうどクリロナがユヴェントスに来るということで、店内はクリロナ一色だった。
オシャレの街ミラノの中で、サッカー熱を強烈に感じることができて嬉しかった。現地で観戦できなかったことだけが残念である。
ミラノ中央駅に着き、階段に座って休憩していた。おじさんに撮ってもらった写真を眺めたりして次の電車の出発時刻を待つ。ミラノには長時間いることはできなかったが、濃ゆい思い出ができた。
ここからトリノ、フォッサーノへと向かう。
22へ続く。