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171 vol2

2月15日 本日私は東京 新代田feverで行われた171のワンマンライブに行ってきた。

ライブの感想は後に書くが、まず私は新代田というところに行ったのは初めてだった。
若干の不安を抱きながら私は新潟から新幹線で東京まで行き、山手線で渋谷駅まで辿り着いた。

そこからがなかなか大変だった。
新代田までは京王井の頭線で行くらしいのだが、渋谷駅が工事中のためか、もともとそういう導線なのか私はJRの改札を出た後、京王井の頭線の渋谷駅に辿り着く事ができず、けいたいを持ってウロウロ歩き回った。

工事中の壁には井の頭線→的な表示があるのだが、その通り歩くと途中どっちへ行ったら良いかわからなくなり、また元の場所に戻ってウロウロするを繰り返した。
生来の方向音痴もあり、わたしは土曜日の渋谷の真ん中で泣きそうになった。50超えたおっさんが迷子になってオロオロしているのは側から見て間抜けな感じだったろうと思う。

誰かに聞いてみようとも思ったのだが、誰に聞いて良いのかも分からず、わたしは何度目かの徘徊でなんとなくこっちかなという勘で高架に登る階段を登り、やっと京王井の頭線の駅に辿り着いた。

その間約20分くらいだったろうか?
永遠に感じた時間が終わり、わたしはほっとすると同時に、こういう事は事前に下調べしておけば良かったと後悔した。

京王井の頭線に乗り、4〜5駅で新代田に到着し、駅の目の前にfeverの文字が見えた時は、本当にほっとした。

私がバンドのライブに行く時はほぼ一人なのだが、こんなふうに全く知らない土地で知らないライブハウスに行く時は本当に緊張してしまう。

やっと辿り着いた時は18時10分くらいであり、もうすでにエントランスには大勢の人が詰めかけており、エントランスへ降りる階段までも人でぎっしりだった。
わたしは、久しぶりにここまでぎっしり入ったお客さんを見たので、『すげーなー‼️』と感動してしまった。

私が大好きな171が人気だとは思っていたが、いざワンマンライブに集まった満員の観客を目の当たりにして、これはいよいよ本当に世の中にこのバンドが知れ渡ってきたんだなと思った。

例えが違うかも知れないが、私が15年前から好きなokamoto'sの初期の頃みたいに、これからこのバンドはどんどんメジャーになっていくんだろうなという予感がヒシヒシと感じられた。

パンパンの観客たちをみていると、大半は20代前半と思われる若い男女だったが、時々私と同世代?と思われる男性客がいたのが意外だった。
もしかしたら音楽業界関係者だったかもしれないが、171のファン層が意外と広い事に私は驚いた。

私は初めての新代田feverにまごつきながら、ロッカーに荷物を入れ、ドリンクチケットでジンジャーエールを頼んで飲んだ。

去年の新宿ロフトのyowllフェスでの痛い失敗(2024 vol2という作品で詳しく書いてます)( ^ω^ )があって以来、私はライブハウスではもう2度とアルコールは飲まないと誓ったのだ。

そして満員の観客がぎっしり入り、比較的後ろの方にいたわたしは、ほとんどステージが見えない状態だったが、不思議と音が聞こえれば3人がどんな動きをしているか、大体想像ができるという!変な自信もあり、全く不安はなかった。

そしていよいよライブが始まった。
以前yowllフェスで聴いた時とは比べ物にならないくらいの濃密な音が鳴り響き、私は出鼻から感動していた。

何曲か、聴いたことのある曲(曲名を覚えるほど聴いてなくてすみません)を連続でやり、田村君とカナさんのボーカルは乗りに乗っていた。

改めてこの2人が楽器を演奏しながら感情を乗せたボーカルを歌えることに、感心した。
しかも2人はなかなかの複雑なブレーズを弾きながら、早口で言葉を並べたラップのような歌を披露するのだ。

何曲か演奏した後、田村君がMCを行い、軽妙なトークでグイグイオーディエンスを惹きつけていた。私はこの田村君のトーキングスキルは相当高いと見ており、その多岐にわたる物事(インターネットであったり、ロック史だったり)に対する知見は非常に深かった。

その言葉から推察される田村君の性格は非常に優しく、かつ捻くれ者で繊細なものではないかなと私は思った。

また、カナさんのMCは、思っている事を全く包み隠さずストレートに誠実に伝えようとしている姿にとても好感が持てた。

そしてわたしが今回最も驚いたのは、ドラムのモリモリさん(リーダー)が予想以上にMC上手であり、そんなに饒舌ではないのだが、彼の実直な性格が滲み出ているような話をきけた。
詳細はネタバレになるので内容までは書かないが、3人が三様の魅力を持ったバンドなのだと知り、ますます私は171が好きになった。

もちろん、新曲も素晴らしく、音源と全く同じレベルの演奏技術にプロを感じた。

そしてラスト30分となり、立て続けにアップテンポなロックが演奏された時、盛り上がった私の前の観客がどんどん前に出ていき、私もそれを追いかけるようにステージに近づき、結局最終的にはステージから5mくらいの所まで近づいた。

熱演する田村君とカナさん、モリモリさんの姿が目に見えて、私は神様の粋な計らいにかんしゃした。

ライブは大盛況のうちに終わった。
観客は一様に凄いものを見た喜びの表情をしていて、『これは大成功でしょ』と私は確信した。

言い過ぎではなく、私は目の前で見たライブに大満足していた。
ギター、ベース、ドラム全てが完璧なバランスで鳴っており、ロックってこういうものだよねと再認識させられた。

ただ正確なえんそうをするだけのバンドではなく、確かなスキルの上に感情の爆発を乗せた、極上の握り寿司?のようなバンドだ。

書いていておれなに言ってるんだろ?と自問自答した。

とにかく私は日本のロックが大きく変化する瞬間を観たのだ。

心地よい疲れの中、私はまた電車に乗り、下北沢経由で新宿に行き、夜行バスで新潟に帰った。

ちなみに今までバス嫌いで夜行バスに乗った事ないのだが、最近の東京のホテルの高さに驚き、泣く泣くバスで帰ったのだが、帰りの道中、私の隣に座ったアルビレックス新潟のユニホームを着たおっさんのいびきやうめき声?やゲップに悩まされながらあまり熟睡できなかった事だけは残念な事だった。

私の感想

171最高‼️

こんなアホみたいな文章もし読んでくれたら本当に嬉しいです。



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