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【無料お試し版】NGOが潰れそう。なので家を引き払うことにした。

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NGOが潰れそうだ。

大口のドナーから毎月の寄付を切られることになった。

企業に例えると、売上の大半を占める大口顧客に「来月で終わりね」と言われるようなもの。

とりあえず家を引き払うことにした。

明らかにぼくのリスクヘッジ不足だ。

売上(寄付金)が偏っているのは明白だった。

その危機感から小口寄付も増やそうと決済を整えたり、広報も路線を切り替えていった。

けど遅かった。

何となくドナーとのやり取りの中で嫌な予感はしていた。

なんかいつもと違うと。

ただお涙頂戴の悲劇のヒロインをしてる暇はない。

ただ対策と行動あるのみだ。

ぼくは1回会社を潰したことがある。その時はもう右も左も分からず潰すしかなかった。

今回は違う。

2度目の起業ということもあるが、今回は組織にまだ人がいる。

前回は組織の中でさえもう敵だったから。

とりあえず全ての固定費を削れる限りカットする。コストカッターの日産ゴーンさんが欲しい。

NGOの現地スタッフの解雇は諸刃の剣なので、というか一人一人の人間と向き合う作業なので、慎重にいきたい。

そして各事業の売上を1円でもあげる。寄付金頼りだったので貧弱な売上だけど、それでもどうにか増やしていく。

アラサーが本気で国際協力NGOやってこの有り様。

正直「NGO起業」はハードルが高い。作ることは簡単だけど、継続は鬼だ。

それでも世界から貧困を無くすっていう、人類の誰もが解決できなかった問題を解くのは面白い。

だから辞められない。

これから数ヶ月、泥の中を這いずり回ることになる。

けどまぁそれさえも楽しみだったりする。

NGO起業は面白い。

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