【無料お試し版】NGOが潰れそう。だけどやるべき事の「選択と集中」がクリアになってきた
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大口寄付が打ち切られることになって、
正直お先真っ暗だ。
それでも、この1週間弱、
長い長い24時間を過ごしながら、ちょっとずつ光が挿したり、影に覆われたり、色んな感情が渦巻いた。
昨日は支援地の村へ行った。
ぼくたちはこの地域で「1つの地域で小学生〜大学生まで支援する」という、網羅的な教育支援を掲げていた。
(学校は既にある地域なので小学校建設とか特に関係ない)
小学生向けの中学進学のための「自転車支援」から始まり、
フリースクールで将来の選択肢を広げるための「語学支援」をし、
中退組を住み込みとしてトレーニングし、
プノンペンの大学へ「奨学金支援」をし、
生活費がない学生のために「雇用創出」をした。
その全てのプロジェクトの拠点となるのが「フリースクール」なのだ。
スクールが無ければ、
地域との繋がりや行政との継続的な関わりも生まれない。大学奨学金も、地域の高校生を知ればこそ。その高校生の卵が、スクールに毎日「語学」の勉強に来る子どもたちなのだ。
そんな「繋がりの生まれる場所、CBBスクール」。
ただ正直、うちのNGOの最大拠点であるカンボジア農村のスクールは維持費も一番かかる。
大口寄付が途絶えた打撃を1番受ける場所なのだ。
けどそこに毎日来る子どもがいるし、地域の親は奨学金の相談に来る。
ここまでくるのに8年かかった。
最初は、5人の小学生にチャリンコ支援をしたことから全てが始まっている。
そう思うと、人は未来を予測できないものだと思うし、日々の積み重ねこそが価値なのだと感じる。
いま、初心に戻り、一つ一つの事業を丁寧に行っている。
インターン受入しかり、発信しかり、
スタディツアー実施しかり、事務局メンバーとのやり取りしかり。
正直、資金繰りが悪化するまではだいぶ惰性があった。
少なくとも僕の仕事ぶりは丁寧と形容できるものではなかった。
丁寧に行うことで、一人一人と向き合い、1つ1つの事柄に目を向けるようになった。
(本来はもっと早くそうすべきだった)
そうすることで、価値を再検証している
ぼくは国際協力というのは「ニーズ」が全てだと思っていた。「現場」が全てなのだと。
でも違うのかもしれない。
色んな人がいて、色んな価値観があって、それが融合して、
はじめて「国際協力」が成立するのかもしれないと。
そんなことを考えながら
理想と現実の狭間で、一つ一つの仕事を丁寧にこなしていきたい。
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