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コンサート・レビュー『Judas Priest @ あましんアルカイックホール』
まだツアー中なので、ネタバレしない内容でレビューを。
セット・リストを調べる等の予習を一切せずに観に行って正解だと感じる瞬間がたくさんあった。選曲に関しては、これだけ歴史があるバンドだと「あれがない!」「それ演るくらいならこっちを!」という声は絶対にあると思うけど、僕はわりと満足。願わくば、充実しまくった内容の新譜からもっと多く演って欲しかったとは思うけど、あれくらいが限界かと、納得していた。
古希を越えたロブは絶好調!復帰直後に感じた声の細さも全く感じられなかったけど、音響のせいで歌がクリアに聴こえないのは非常に残念だった。
歌だけじゃなく、ギター・ソロも抜けて来なかった。オケ中でもバッキングは「ズクズク」と抜けて聴こえてたから、不満を感じつつ、不思議ではあった。
ドラムがあれだけクリアに聴こえてるので、全体の音作りの方向性が「そういうもん」ってことなのかな。とはいえ、
低域出しといたら迫力あるやろ?
はもういい加減止めて欲しい。ジャンル的にはHM/HRであるのは間違いないけど、Judas Priestの音楽性からして、もっとロブの歌を中心にした音作りにした方が、その魅力がより伝わるのに、と思わずにはいられなかったのは残念。
あと、最早「文化」なので、あーだ、こーだ言っても仕方ないとは思うけど、「お前の歌を聴きに来たんちゃうねん!」という曲が数曲…全曲じゃなかっただけマシなのか?!あれはカラオケ気分なのか何なのか、僕は全く理解出来ないし「お願いだからロブの歌を聴かせてくれ!」と言いたかった。歌だけじゃなく、代表曲のギター・リフ、ギター・ソロまで合唱する文化、観客としては正直、いただけない。
と、幾つか不満要素ありつつも、全体的には満足だったのは、「曲が良いから」ということだと思う。お子様みたいだけど「本物に会えた!」というのも大きい。っていうか、最近になって、その「会える」にコンサートの価値を見出してる気がする。こういう感覚、昔はなかった。