クリーン・トーンでのカッティング時のみ発生する「ジリジリ・ノイズ」の解消法
フェンダー・ジャパンのストラト、チューニングが安定しないのが一番の悩みごとだったのですが、それ以外にも時々聞こえるジリジリ・ノイズが気になっていました。リペアや調整をお願いするにも「時々聞こえる」では説明にならないので、どういう状況で発生するのか?をチェックしてみたところ、クリーン・トーンでカッティングをした時のみに発生することが判明。同じポジションで同じ音を弾いても、カッティングではなくHR/HM系のリフ弾いたりすると出でないし、低音弦だけだと幾ら強く弾いても出ない。高音弦でソロ(単音)を弾いても出ない。
発生する状況は断定出来たものの、原因が分からない。しかも、僕が弾く場合はアンプを通して鳴らしてもラインでプラグイン使用で鳴らしても、ハッキリ「ジリジリ」と聞こえるのに、他の人が弾くとジリジリ・ノイズは一切発生しないのです!
更に!僕が全く同じセッティングで他のギターを弾いてもジリジリ・ノイズは発生しません。
何が原因か分からないので、出来ることを片っ端からやって行くしかない!ということで、例によってバナナムーンさんにご指示頂きつつ、色んなことを試してみました。
・トーン・コンデンサ切断 ← 僕の他のギターがトーンを結線していない為
・トーン・ポットの配線取り外し
・ジャック交換
・P.U.からヴォリューム・ポットに直結 ← P.U.セレクタをキャンセル
・P.U. からダイレクト・アウト
100万年振りにハンダゴテを握りました。上記のことを試す過程の何処かでノイズが消えれば、不良のあるパーツが断定出来るはずですが、P.U.とジャックを直結してもジリジリ・ノイズは消えず。リアは出にくい気がするけど、フロントでもセンターでもジリジリ…って、少なくとも2つのP.U.が不良?!そんなわけないやろ!とは思いつつ、状況からはそう判断せざるを得ない。でも、僕以外の人が弾いてもノイズは出ない。僕の弾き方とギターの相性が悪いのか…と釈然としない状況だったのですが、「同じ症状の方がおられました!」とバナナムーンさんから連絡が!
まさかの静電気?!
確かに、車に乗ってた時は乾燥する冬場はバチッ!ってよくなったし、静電気除去グッズを常備してたけど、まさかまさかギター弾く時にも影響が出るとは。。。
ピックガードを外すのが些か面倒だったので、そこにあったアーニーボールのパッケージをはさみで切って、両面テープで貼り付ける作戦を試してみたところ、何をしても消えなかったジリジリ・ノイズが消えた!
上記ブログにあるようにピックガード内に加工する方がスマートですが、何かしらステッカーをピックガードに貼るのも面白いかも?とか。とか。
クリーン・トーンでのカッティング時に何が起こっているのか?ですが、自分でも意外な程、ピックがピックガードに当たっているようです。ピックガードにも傷が付いてましたが、貼り付けたばかりのアーニーボールのパッケージに結構、擦り傷が付いてました。振りが大きくなるカッティング時に、それなりの衝撃で右手がピックガードに当たっていることが原因なのか、そのことによる摩擦が原因なのか、詳しいことは分からないですが、低音弦を弾いている時にはピックガードに手が当たることはなく、リフとか単音のソロを弾く時も同様で、カッティング時のみにノイズが出てた、ということでしょう。歪ませると出ないのではなく、歪んだ音で弾く時にはノイズが出るような(ピックガードに手が当たるような)カッティングをしていなかった、ということでしょうね。
全く同じセッティングで他のギターを弾いてもノイズが出ないことから、ピックガードやら他のパーツの仕様(<成分やら何やかんや)が変更になって、たまたま静電気体質の僕が弾くとジリジリ・ノイズが出るギターに当たってしまった、ということなんでしょうが、現状では詳細不明です。
何はともあれ、解決策に辿り着けて良かった!
検索すると、結構同じ症状に見舞われている方がおられるようなので「参考になるかも?」と思って記録しておきます。