『Mirror To The Sky / Yes』 リスニング・パーティ・レポート的レビュー
「Cut From The Stars」
今回もベースに関する違和感は全くナシ(本人比)。ビリー・シャーウッド、1曲目からイイ仕事してる!
正に「今のYes」サウンドと感じるけど、好印象。ライヴでは「…」と感じることしかない鍵盤系も素晴らしい!
オフィシャルのMV、貼っておきましょうか。
「All Connected」
イントロからスライド(ペダル・スティール)、来た!往年の曲調とは違うかも?やけど、アレンジの構成は正にYesでテンション上がる!歌が入ってテンポが上がる所とか、ちょっとWorld Tradeを思い出したり。
その後の展開、エンディングのペダル・スティールのソロも素晴らしい!
「Luminosity」
ギターの音が特徴的に感じるけど、これ、ライン録りなのか?ライン録りやとしても、いわゆるアンプ・シミュレータ等は使ってないわけないはずで、それでもラインっぽいニュアンスを感じる。アコギ・ストロークも綺麗な音ではあるけど、ラインも混ざってるんかな?
イントロのコード進行、再び。良いです。結構歪んでるけど、これは普通のエレキでスライドしてるのか?
「Living Out Their Dream」
いきなりのブルース・ロック調?!てか、最初、歌ってるの誰よ?!<クレジット確認したらハウ師匠とジョン・デヴィソンのデュエット、でした。キー低いとだいぶ印象変わる、てことか。ジョン・デヴィソン。
そんな曲でもバックで延々、ハウ師匠のスライドが聴こえるからか、Yesっぽくなくはない不思議。ギター・ソロもスライド。スライド率、高いな、今回。
「Mirror To The Sky」
タイトル曲。イントロのギターの音、素晴らしいな。ソリッドではなさそうやけど、セミアコかな?フルアコではなさそうな気が。
これも「ガチ初期勢」の方からは「違う!」て言われそうやけど、『90125』『Fly From Here』も経た上での今のYesに感じる。
んー…アコギの音、微妙かも。もっと普通の音で良くない?
と思ってたら、その後のメロディからインストの流れが物凄く良い!ポップス等でいう、いわゆる「イイ曲」とはだいぶニュアンス違うし、メロディを全部覚えてるんか?と言われると全然そんなことないけど(<失礼…)それでも「イイ曲」には違いない。全体のムードを楽しむ音楽、というのか。
おおっ!途中のギター・ソロの音、メチャ良い!ハウ師匠、こういう印象あんまりなかったけど、素晴らしいクランチで弾いておられる!その後のエコー掛かったヴォリューム奏法も良いなー。
14分の長尺を感じることなく、駆け抜けてしまった。名曲!
「Circles Of Time」
ジョン・デヴィソン・ソロって感じの弾き語り系。悪くないです。
(だから、アコギ…)
何でこんな音で録ったし?
「Unknown Place」
ここから2枚目。
イントロのアコギは普通の音。こういう音で録って欲しい。からの、ユニゾン・フレーズ、良い!
ハウ師匠の歌は…何とも言えへんけど、結構、歌いたがるよね。
意外にも、オルガン・ソロがカッコ良い。
「One Second Is Enough」
ポップなプログレ、って感じ。これも誰が歌ってるん?ハウ師匠?<クレジット確認したら、ハウ師匠で正解でした
「Magic Potion」
これまたポップ。ジョン・デヴィソンとハウ師匠のデュエット。ソロ・アルバムでやってったパターン、か。
色んなギターの音が飛び出して来るけど、そのどれもが素晴らしい!これはテレキャスターかな?クリーン〜クランチ系の音で、空間系処理も面白い。
最後はスライドでハモるとか、ギター大活躍過ぎ!
…と、一瞬で聴き終わってしまった。
聴き終わってからクレジット確認したら、使用ギターが詳細に載ってて、こういうの嬉しい。てか、ビリー・シャーウッド、ジャズベやんけ。。。
プロデュースも手掛けておられるハウ師匠が大活躍されてるアルバム、という印象やけど、過度にギター・オリエンテッドというわけでもなく、全ての楽器がバランス良く配置された音像で、今のYesをとても良い形で表現した1枚に仕上がってると感じました。
ここまで入り組んだアレンジで曲を完成させる労力を思うと、マジでひれ伏すしかないレベル。古希を超えたギタリストが未だに進化してるのは、凄いことだと思うし、ある意味、勇気をもらえます。