『The Other SIde of Mars / Mick Mars』 リスニング・パーティ・レポート的レビュー
1.Loyal to the Lie
いつやったか、改めて昔のモトリー・クルーのアルバム聴いた時も思ったけど、ギター音がカッコいい。白玉ジャーンて鳴らすだけでもイイ感じに鳴らすのが上手いなと感じる。こういうロー・チューニングな音楽って全然聴かんくなったけど、そんなにしんどく感じないのは、曲というか歌メロがポップだからか?
2.Broken on the Inside
さっきの曲もやけど、モトリー・クルーっぽさは全くない。少なくとも、僕が知ってる『Dr. Feelgood』までのモトリー・クルーっぽさはないけど、これはこれでカッコいい…と思ってるとCD読み込みミス…じゃないのか?!あとで確認しないと。
※サブスクで確認したら同じような音飛び。これで正解みたいです。
3.Alone
この流れで、まさかのバラード。可もなく不可もない感じ。Dメロのコード、微妙じゃない?こういう音像でも、うるさ過ぎず、それなりの主張はちゃんと出来るギターってイイなと思う。エンディングのピアノはどういう意図なんやろ?
4.Killing Breed
これまた、のっけからヘヴィな。一昔前のインダストリアル系みたいな感じやけど、今っぽくアップデート出来てると思う。変に打ち込みとか入れへんのが良かったのか?こういうオケの音像にこういう声質の歌やと、どれくらいメロディアスにするのかは難しそう。いきなりメッチャちゃんとメロディ歌われても…って感じそうやし。とはいえ、エエ曲にはしたいし、ってせめぎ合い?ていうか、ピアノの存在感、強いな。さっきの曲に続いて。
5.Memories
またもピアノ・バラード?思わずクレジット確認したら、ほぼ全曲でポール・テイラーが作曲に関わってるのか、元ウィンガーやん!てか、調べたら元、違う!失敬!
6.Right Side of Wrong
こういう曲が聴きたいと思ってたので、バラード多めなのは意外というか何というか。これもサビで抜けきらんというか、これくらいのテンションが正解なんかな?アメリカのバンドっぽくはあるよね。
7.Ready to Roll
んー、こういう音像バランスは良いな。こんな風にしたいと思っても、中々こんな風に出来ひん。ギターの音だけじゃなく、ベース、ドラムの音、ミックス・バランスが良いからこうなるんやろな。ギターはかなりデカいと思うけど、変なバランスではないし、ホント、こんな風に出来たら良いなと思うバランス。曲がどうのこうの以前に音がカッコいいから聴きたくなる。
8.Undone
基本的にはメロディアスは方向な歌にしたい、てことか。歌メロが誰が考えてるんかな?
9.Ain't Going Back
こっち系の曲多めが良かったな、やっぱり。サビで転調、初めてちゃうかな?何か変化欲しいな、と思う曲ばっかりやった印象で。や、転調はしてない?
※サビでも転調してるけど、Bメロで1音下がってた。技あり!
10.LA Noir
まさかのギター・インストですよ、ミック・マーズが。当然、凄いソロとか期待してないし、そんなモノが出て来るはずもないんやけど、「ギターを鳴らす」のが上手いので、意外と聴ける。言うまでもなく、バッキングも含めての曲作りで、イイ感じに収まってると感じる。
通して聴くと40分以上の長さを感じた。退屈、というわけではないし、情報量が多いわけでもないと思うので、ちょっと不思議な感覚。アルバム通して物凄くヘヴィな音像なので、もっとチューニング下がってるのかと思ってたけど、聴き終わってから確認したらせいぜい6弦を1音下げたローCくらいか。モトリー・クルーは昔から全弦1音下げやったし、今もそういうチューニングやったら、という前提で。
リリース前に2曲くらい聴いてたんかな?その時から「音がカッコいい」と思ってたので、そこに関しては大いに満足。こういう音像に満たされたい時にはバッチリなアルバムと感じるだけに、曲の方向性をもうちょっと整理出来れば、もっと名盤になったのに、という気はする。バラード系が多いのはちょっと中途半端やったかな、僕としては。
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