『Generation Mind / Black Swan』リスニング・パーティ・レポート的レビュー
1.Before The Light
ピアノをバックにレブ・ビーチのソロ。個人的にはこういうイントロ、なくて良いです。
2.She Hides Behind
もうちょっと疾走感出そうな気がするけど、スネアが重め?
ギターのフレーズがオクターブ・ハモ多め。ダビングだったり、イントロはハーモナイザーっぽい。
ロビン・マッコーリー、のっけからバリバリやん!サビのシャウトだけで既に御満悦!
ギター・ソロ、もうちょっと長尺で展開付けさせてあげたい。さり気ないタッピングはイイです。
3.Generation Mind
イントロ、サビの VIm-IV-I-V という黄金進行が That's '80s!なムードで良い。Aメロは1音転調してるのか否か。単にIImをトニック的に解釈して進行してるような気もする。あとで確認。
※ 全曲チューニングは半音下げなので、実音は表記よりも半音低いです。
Key=Bm
[A]
| Bm | Bm | Bm | Bm |
| Aadd9 | A | G | Em ||
[B]
Key=G
| C | G・D/F# | C | G・D |
| C | G・D/F# | C | D ||
なので、Aメロの最後のEmで元のキーに戻ってる感じか。
元のKey=Emからすると、Aメロ、IImではなくVmですね。音感、まだまだ正確ちゃうな(>_<)
ギター・ソロ、カッコイイ!こういうレブ・ビーチを待ってた!
落としサビ、ピアノか。今回、ピアノの率高めなのかな。
アウトロでちょっとコード進行が変わるのも ◎ です。
4.Eagles Fly
シャッフル来た。2段階構成のイントロ、良いです!♭5使用のリフも取って付けた感じがなくて良い。
これもAメロで若干の転調感。
Key=Bm
[A]
| Bsus4 | Bsus4 | Badd9 | Badd9 |
| A | G | Bm | Bm ||
イントロ、Bメロ〜サビはKey=F#mなので、転調してないようにも解釈出来そうやけど、7~8小節目はトニック・マイナーに落ち着いてるように聴こえるので、こんな感じなのかな?
サビの高揚感!ロビンの歌が素晴らしい!スネアの下世話なユニゾンも格好良い。
メジャーとマイナーを無節操に行き来するソロ(<褒めてます)が弾けるのは、パワー・コード主体のリフだからこそ出来るアイデア。今回のレブ・ビーチは初期Wingerとはちょっと違うけど、イイ感じにアレンジされたフレーズを弾いてて良い。
この曲でいきなりジェフ・ピルソンが主張して来た印象。フレーズがよく聴こえて来た。
5.See You Cry
イントロのクリーンは微妙ちゃうか?と思ったら、サビでも同じ音で目立ったフレーズが…サビじゃなくてBメロか。
この曲で気付いたけど、ドラムのフィルの時の奥行き感、好きです。この音作りのせいで、速い8ビートの疾走感が今イチなのかも。
コンパクトにまとまったギター・ソロ、格好良いです。
アウトロでベースが残るの、好きです。格好良い音してる!
6.Killer On The Loose
イントロのギターのみの部分が割れ気味な音に感じるのはマスタリングの問題なのかな?ちょっと「Round And Round / RATT」みたいで格好良いのに、音が気になってしまう。
これもAメロで転調してるのか。「♭5使用のリフがDokkenを思わせる」とか雑誌のレビューで書かれそう。
イントロはKey=Em、A〜BメロはKey=Bmで展開してる感じ。
転調せずに(Emに対する)V-IVで進行してると解釈するのもアリ?
サビで一気に広がる感じ、良い!凄いキャッチー。
おおっ!ギター・ソロ、テンション上がる!ヽ(゚∀゚)ノ
やはりレブ・ビーチはアレンジされたソロ弾くのが良いよ!
7.Miracle
ミドル・テンポで一瞬入るズクズクが格好良いリフ。今回、曲作りに気合い入ってる感が、アルバム中盤でもキープされてる。
サビの転調も良いです。2サビ後の大サビも地味に泣ける。
イントロ〜BメロはKey=Em、サビはKey=Gmなので、同主調に対する平行調への転調、ということか。
ギター・ソロ、ペンタトニックで始まると「適当にまとめられたら嫌やな」と思うけど、ちゃんとタッピングのフレーズを入れてくれるレブ・ビーチ、好きです!最後サビのオブリでアーミングかますのも ◎
8.How Do You Feel
クリーンはこういう感じのセッティングなのか。クランチというより、ちょっと割れてるように感じるんよね。EMG故に、こんな感じなの?ボリューム絞ったクリーンには聴こえへんのが残念。
おおっ!サビの不思議ちゃんコード進行、良い!
イントロ〜BメロはKey=C#m、サビはKey=C#mとKey=C#mを行き来してる、基本Key=C#mで、トニックに解決する時に同主調のC#に行ってる感じ。適当といえば適当な転調であるけど、格好良いです。
ギター・ソロ、最後のアーミングはハーモニクスか実音か。何れにしても格好良い!アウトロもサビのコード進行上で格好良いフレーズ弾いてる。
9.Long Way Down
このイントロのオクターブ・ハモはダビングなのか?
Bメロ、上手いこと一瞬転調したな!
[B]
Key=Am
| Am | Am | F/A | F/A |
| Am | Am | F/A | B |
| C#m | C#m | C | C||
イントロ〜Aメロ、サビはKey=Emなので、Bメロ11~12小節目のCで元のキーに戻ってる感じ?Bメロ9~10小節目は一瞬C#mに転調してる感じではある。そこから半音下がって元のキーに戻るのがイレギュラー感満開で不思議ちゃん。
ギター・ソロ、♭5強調なスケールなのかな?ちょっと不思議ちゃん。
最後サビで気付いたけど、リフにさり気なく馴染むようにダビングされたアルペジオが効果的で素晴らしいです。
10.Crown
ローD使用なリフ。こういうのは、もっと初期Wingerみたいなディレイ掛かった綺麗な音で弾いて欲しい。何か、割れ気味に感じてしまう。フレーズ自体はちょっと「Seventeen」みたいで凄く格好良いのに。
ギター・ソロでのアーミングが格好良いです。自分でもヴィブラート掛ける時にアーミング多用したくなって来るくらい格好良い。
11.Wicked The Day
ダッダカダッダカなパターンのリフが聴けるとは思ってなかった!より下世話に、ここはバスドラもリフに合わせて欲しかった。
サビでシンセが?他の曲では気付かんかったけど、秘かに入ってたんか?
駆け上がりタッピングからのド派手なアーミングのギター・ソロ!アウトロも思いっ切りやりまくりやん!フェイド・アウト直前の「Madalaine」的なアーミング・フレーズとか、超燃える!
12.I Will Follow
イントロで「よーやくバラード来たか」と思ったけど、バンド・インするとそうでもない。
ギター・ソロ、ピッキング直後にクリケット気味になるのが格好良い。かなりテンション弱いセッティングになってるのかと想像される。
ダレる時間帯が全くなく最後まで聴けた、素晴らしいアルバム!
ロビンの熱唱は今回も言うことなし!前作ではわりと不完全燃焼なイメージだったレブ・ビーチが「待ってました!」なフレーズ満開で嬉しい!何曲かギター・サウンドに「?」と感じる部分があったけど、アルバム全体のプロダクション・バランスを考えると、あまりに'80sなギター・サウンドにするのは避けたかったのかも?と想像出来るし、落ち着く所に落ち着いてるのかな、これはこれで。
単に懐古趣味に終わらない、現代版 '80s な曲作り、サウンド・プロダクションでまとめられてるジェフ・ピルソンのプロデュース感覚が素晴らしい。
まさか2ndが出ると思ってなかったBlack Swan、中々の名盤誕生!ヽ(゚∀゚)ノ
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?