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運指練習でギターは上手くなるのか?! - フレーズ紹介編 -

最近、こんな練習をしている。

『Guitar Magazine Vol.8』に掲載されてる、渡辺香津美氏が紹介されてた運指練習

1:人差し指
2:中指
3:薬指
4:小指

と、全ての運指の組み合わせで24通りのパターンが出来るので、6弦1フレットから始めて、1弦まで上がると1フレット上がって次のパターンで…を繰り返し、12フレットまで上がると下がって来る、を繰り返す。

ダウン→アップのオルタネイト・ピッキングで24パターン全部弾いて、次にアップ→ダウンで全部弾くと、最初のポジション:6弦1フレットまで戻って来るという美しいパターン。

♩=60だと約8分掛かるので、↑の動画は最初の部分だけを撮ってみた。

(動画撮るの、難しい。。。)

新規レッスン始める時に「今まで、どんな基礎練してた?」と聞くと、大抵「半音階の運指練習」(<正確には半音階じゃないけど)という答えが返って来るけど、あれを複雑化した感じのパターン。

僕の主観では、運指練習やっても曲が弾けることには直結しないことが殆どなので、「運指練習、やった方がイイですか?」という質問への答え方は難しい。その練習の目的とやり方によるので、特に初心者への対応には配慮が必要だと思っている。

大抵の場合、生徒の皆さんは6弦1フレットから始まるパターンで弾き始めるけど、初心者にはフレットの間隔が広いそのポジションで弾くのはかなり難易度が高い。単純に「ギターに慣れる」「指を動かす」という目的であれば、5フレット辺りから弾き始めた方が左手への負担が軽くなるので、そう伝えるようにしている。

なので、上記のパターンの運指練習の難易度はかなり高いし、上級者向けと言える。

で、曲が弾けることには直結しない運指練習をやって、果たしてギターが上手くなるのか?

現段階での僕の見解は

目的とやり方を徹底すれば、かなり効果はある


昔、よく聞いたような記憶があるけど、こういうパターンを「テレビでも見ながら…」というのは全く効果がないので、やらない方が良いと思う。

その理由は


恐らくは生音で弾いているので、右手と左手のタイミングが合っているかが判断付かない

自分の音が聞こえにくいので、必要以上に力が入ってしまう

そもそも集中して弾いてないので、適当な弾き方になる

細かいことを言い出すとキリがないけど、大きな理由としてはこんなところかな。なので、長時間やるのがしんどければ、5分でも10分でも良いので、誰にも邪魔されない状況で集中してやった方が良い。エレキ・ギターであれば、アンプに通した状態で弾くべし。僕も昔はテレビ見ながら生音でやってたこともあるので、余計にそう思う。

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