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『UNIVERSAL / Michael Schenker Group』リスニング・パーティ・レポート的レビュー

1.Emergency
ドコドコなパターンからの変拍子。これが、ここ数年のシェンカー・スタイルか。ギター・ソロ、フレーズはカッコイイ気もするけど、音がなー。何か、キレがないというか、もっちゃりしてるというか。

2.Under Attack
曲自体はパッとせーへんけど、ギター・ソロは良いです!ムードとしてはマッコーリー・シェンカー以前な感じ。エンディングのソロも悪くない。

3.Calling Baal
シンセのインスト。そんなに『Rising』か?

4.A King Has Gone
前評判ではロニー・トリビュートな1曲とのことやったけど、何故に今?マイケル・キスクの歌も悪くないんやけど、誰のアルバムかよー分からんくなって来る…って、それを言うたら前作もそうなんやけど。

ギター・ソロの音、歪んでんのか歪んでへんのかよー分からん感じ、どっかで聴いたことあるような気が…と思ってたけど、最近の“巨匠”ジョージ・リンチもこんな感じ。もうちょっと何とかならへんかったんかな。

5.The Universe
イントロのフレーズ、良い!(もっと音が良ければ…)
これ、ゲイリー・バーデン?良いな!やっぱりFestの誰かに歌って欲しかったな。

6.Long Long Road
アメリカン、っていうのか?こういうノリ。ロビンが歌ったら全然印象違ったと思われ。

7.Wrecking Ball
誰が歌ってるん?いや、全く良いとは思わへんけど。曲自体は興味そそられず。ソロは悪くなかったかな。

8.Yesterday Is Dead
7拍子好きよね、シェンカーって。

9.London Calling
んー、悪くない曲やと思うんやけど、やっぱり歌がなー。今イチ盛り上がりに欠ける。ソロもイイ感じやのにな。

10.Sad Is The Song
何ていうか、聴いてる方が悲しくなって来る。

11.Au Revoir
今度は9拍子?歌始まったら7拍子に。リフもソロも良いだけに、ギター・サウンドが惜し過ぎる。歌はそろそろスルー気味。

12.Turn Off The World
のっけから良いソロ!が、歌が始まるとトーン・ダウン。

13.Fighter
特に何ということもなく終了。ボーナス・トラックなん?

14.Help
同じく、特になんということもなく終了…かと思ったら、久々のスライド?!ソロ、それなりに熱演なんやけどな。

15.London Calling (Alternative Vocal Mix)
マイケル・フォス?!押し弱いけど、彼の方が良いね。


ロニー・ロメロに何の恨みもないけど、終始「歌が…」と思わせられる1枚。そりゃ「上手いのか?上手くないのか?」って言うたら上手いに決まってるけど、特別な「何か」が感じられない。先のイギリス公演では全曲ロビン・マッコーリーが歌ってて、物凄く素晴らしかったので「アルバムもロビンが歌ったら良いのに」と思ってたけど、実際に聴いても同じ印象。いや、ロビンじゃなくてもFestっぽい感じで初期ヴォーカリストが交代で歌うのでも良いけど、とにかく「何か違う」という印象しかなかった。近年の作風だけじゃなく『限りなき戦い』までっぽい曲もあるのに、歌が始まると「何か違う」と感じてしまう。

スタジオ・アルバムは全部聴いてるし、ガチ初期推しというわけでもないので、僕の好みにロニー・ロメロが合わなかった、ということかな。ヴァンデンバーグのアルバムも、録り直し「Burnig Heart」聴いて「アルバムはエエか」と思ったしなー。

来日公演、このメンツやと同じ印象になりそうやな。どうしようか。

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